むかしむかしあるところに

おじいさんとおばあさんと桃太郎がいました。 おじいさんは山へしばきに、おばあさんは川へ洗濯に、桃太郎は家で寝ていました。 おばあさんが川で洗濯していると、向こうの方から大きな桃が「どんぶらこ！ どんぶらこ！」と流れてきました。 おばあさんはそれを見るなり川に入り、桃を見事に受け止めました。 おばあさんは大きな桃を持って家に帰り、おじいさんが帰ってくるのを待ちました。 桃太郎は寝ていました。 しばき終わったおじいさんが山から帰ってくるとおばあさんは言いました。 「じいさんや」 「なんじゃばあさんや」 「大きな桃を拾いましたぞい」 「なんじゃばあさんや」 「おいしそうな桃じゃありませんか」 「なんじゃばあさんや」 おばあさんは台所に行って包丁を手に取りました。 その時です。 寝ていたはずの桃太郎がおばあさんの手を握って首を振っています。 「それはいけない」 桃太郎は毅然と言いました。 「タイム

[kash06]

想像以上に気合の入った怪作だった

[kidspong]

桃太郎「ぼく、桃太郎のなんなのさ」

[c_shiika]

桃太郎とは仮の名で、真名は三年寝太郎だったのでは。

[cider_kondo]

よく分からないけど読み終わったらいとうかなこの曲に乗ってエンドクレジットが流れてきたんでこの増田は名作。間違いない（なお、いとうかなこの歌ってるSTEINS;GATEのEDって、実はAnother Heavenだけである

[sabacurry]

小技が多い

[dalmacija]

大塚 芳忠、新井里美、中村悠一で読んだ

[KariumNitrate]

この桃太郎は始まりも終わりも存在しない不老不死の存在で、おじいさんおばあさんが生まれる前から眠っていたのだろう。

[kvx]

めでたしめでたし

[hungchang]

じいさん今でも生きてるのかよ、こわい。

[lli]

おじいさんへの優しいまなざしが逆にチクチクする

[gnt]

わりとよろしい

[peperon_brain]

怪文ではあるが、正気で書いていることが漏れ伝わってくる。次回作に期待。

[yota3000]

このおじいさんはしばくことがお仕事なので、芝刈りを生業にしている桃太郎のおじいさんとは別人だし、ここは別の世界線だし、これは桃太郎ではないってことやな

[kirakking]

この正常な精神状態の登場人物がだれもいない感じ、なんかに似ていると思ったらドグラ・マグラだ。

[yakouhai]

名文

[honebone]

今日１の文章

[scorelessdraw]

むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんと、桃から生まれて犬と猿と雉をお供に鬼ヶ島に鬼退治に行った桃太郎がいました。

[ornith]

咄嗟に「しばき屋おじいさん」というタイトルが思い浮かんだけど、やっぱりメインは「桃」なのよね……。

[guru_guru]

このやりっぱなし感、すき。

[Sediment]

七億plz感

[Bosssuke]

「しばく」の意味がオレの知っているのと違う

[Rag-Rush]

戦いたくない桃太郎を彷彿とさせる。http://7oku.hatenablog.com/entry/2014/11/16/214128

[pribetch]

司馬晞(316-381）

[yk4192]

怖い桃太郎

[heartbook]

おじいさん暴れん坊だな～

[xsinon]

芝刈りという言葉の死語感を感じずにいられない

[touhu1018]

シュタゲで感じた、「この先どうなんの！？」感をこの短い文で味わえるとは

[ebo-c]

「しばかれ」に行くのでなく「しばき」に行くところでおじいさんのキャラクタが定まってしまった

[alice-and-telos]

三本の脚を持つヤタガラスになって飛び立つのかと思ったら

[n_pikarin7]

子どもが生まれると良いことがあるというだけの話なので、じじばばが桃食って不老不死になって鬼退治に行けばいいと思う。

[SndOp]

ひとつ、人の生き血を啜り

[tackyv0o0v]

なんだこれ

[mugi-yama]

明快なオチのない文章ってやっぱなんか怖いなあ