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大谷翔平
artdiver.moo.jp
『20世紀末・日本の美術―それぞれの作家の視点から』の著者のお一人である永瀬恭一さんの個展が、3月22日(日)からはじまったということで、展覧会に行ってきました。 会場は、東京スカイツリーから歩いて15分ほどにある《6号線》というスペース。『めぞん一刻』を連想させるようなアパートの一室を改装した味のあるオルタナティヴ・スペースです。個展の内容は、昨年から今年1月にかけて那須・殻々工房で行われた同名個展の出品作から一部を展示した”抜粋巡回展”ということで、一辺37.6cmのスクエア作品が、計7点展示(うち1点は今回のための新作)されています。 押し入れの下段には、ボナールやマネの画集がたくさん並んでいます。これは、今回の作品群が、そうした画集を見ながら、画集から受けた感覚を絵画化するというコンセプトで制作されているためであり、いわば作品の元になったもの。そもそも印象派は、風景から受けた”印象
― 『現代美術史日本篇』は、2008年の出版時には予定出版部数が瞬く間に売り切れ、まだ多くのニーズがあったと聞きますが、増刷をせず今に至ったのはどういう理由があったのでしょうか。 中ザワ 初版の前書きにも書きましたが、この本は日本語と英語のバイリンガルであることが重要でした。そのことで、「日本の現代美術史は、世界の現代美術史に相対的なものとし存在している」ことを示そうとしたわけです。しかし、英語のクオリティに少し問題があり、そこを改善してから再度出版したいという思いを持っていました。ですから、出版した時からもう「第二版」を出したいといっていたんですね。 さらに日本語でも気になることがありました。言語の統一や註の補足といった編集レベルでの修正から、本文に関しても書ききれていない部分などを補足したいと。本文の執筆に関しては、美学校での講座と絡めたりしながら、少しずつ進めてきました。ただその間に
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