サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
blog.cycleroad.com
国による差はあるものの、感染拡大の勢いが衰え、新規感染者の数が減るなど、ピークを過ぎたと判断する国が増えています。少しずつロックダウンの解除に向け、規制を緩め始めるところが出てきました。長期に規制を続ければ、経済に大きな影響が出るのは必至であり、ジレンマを抱えながらの判断ということでしょう。 コロナ後を見据えた動きも出ていますが、このコロナが収束したとしても、生活や社会活動などの広い分野で、完全に元に戻ることはないと見られています。少なくともワクチンが行き渡るまでは感染を警戒しての行動は続くでしょうし、パンデミックが変えたものの中で、不可逆的なものも出てくるに違いありません。 それはテレワークや消費行動の変容など多岐にわたると思いますが、自転車の活用もその一つになるかも知れません。このパンデミック中に、通勤や移動の手段や、運動不足を解消する手段として、自転車に乗る人が急増したことが、世界中
周りは全てEU加盟国ですが、スイスはEUに属していない永世中立国です。国土は九州ほどの大きさで、人口は780万人ほどの小さな国です。連邦議会もありますが、国民投票によって、国民が直接政治に参加する直接民主制の国としても知られています。 日本では安倍首相が憲法改正に意欲を見せていますが、出来てから70年以上、一度も改正されたことのない日本国憲法とは違い、スイス連邦憲法は、国民投票で頻繁に改正されています。つい先日、2018年の9月23日にも憲法改正の国民投票が行われました。 今回の憲法改正案で問われたのは、なんと自転車の利用の促進です。スイス連邦憲法第88条の「歩行者専用道および遊歩道に関する条項」に自転車専用道の整備を追加するよう求める内容です。連邦政府は国内の自転車インフラ構築を促進し、また各自治体の取り組みを支援するというものになっています。 同時に投票にかけられた、「動物や地球環境に
これまで、多くの国でモータリゼーションの進展に伴い、渋滞や大気汚染、交通事故死者の増加など、社会的な問題が起きました。中国やインドばかりではでなく、ヨーロッパの都市でも排気ガスによる大気汚染は市民の健康の面で大きな問題となっています。その反省や対策として、自転車の効用が見直される傾向にあります。 当然ながら、自転車は化石燃料を使わないのでエコです。排気ガスによる大気汚染もひきおこしませんし、温暖化ガスも出さず、環境負荷の低減にも貢献します。省エネルギーにもなりますし、渋滞対策にも有効です。渋滞が慢性化している都市部では、かえってクルマより速かったりするでしょう。 小回りが効いて便利ですし、運動不足を解消し、乗る人の健康増進にも貢献します。都市全体で見ると、市民の健康状態を改善させ、医療費など社会福祉予算を低減する効果も期待出来ます。また、近年は欧米でも、若者のクルマ離れが指摘されていますが
ただ、日本では長年にわたって自転車を歩道走行させようという道路行政が続いてきたため、歩行者がほとんど通らないのに、無駄に広い歩道があったりする一方で、車道はクルマ優先、クルマ用に設計されているために、自転車が通行しにくくなっている場所があるのも確かでしょう。 まだ自転車レーンが整備されているような道路は僅かですし、そもそも、東京の道路には余地が無いから、自転車レーンの整備など無理だと主張する人もいます。しかし、国土交通省の調査によれば、すぐにでも車道に自転車レーンを整備できる幹線道路、主要道は8割に上ることが明らかになっています。 必ずしも歩道を削ったり、クルマの車線を減らさなくても、1車線の幅を多少狭めたり、中央分離帯のゼブラゾーンを削るなどして、車線のラインを引き直せば、すぐに自転車レーンを設置できるということです。さらに言えば、必ずしも自転車の通行空間は、車道だけとは限りません。 場
オランダの首都アムステルダムの南、30キロほどのところにあるユトレヒト州の州都で、オランダ第4の都市です。同国最大のユトレヒト大学があり、古くから宗教の中心都市でもありました。オランダのほぼ中央に位置するため、道路や鉄道など、交通の要衝ともなっている都市です。 もちろん、自転車王国オランダ有数の自転車先進都市でもあります。隣接自治体とを結んでいるトラムはありますが、市内には地下鉄がないこともあって、多くの市民が当然のように自転車に乗っています。街の中心となるのがユトレヒト中央駅ですが、ここに新しい駐輪場が出来ました。 ただの駐輪場ではありません。世界最大の駐輪場です。当初は6千台、さらに来年末までに6千5百台、あわせて1万2千5百台もの自転車を収容する予定です。しかも、この駐輪場はユトレヒト中央駅の地下という、この上なく理想的な場所に設置されているのです。 スロープで、地上の道路から地下の
ママチャリが圧倒的多数を占める日本では、それ以外の種類の自転車が占める割合は少なく、一部のスポーツバイクを除けば、あまり走っていません。本来、自転車は多種多様で、さまざまなタイプがあるのですが、日本では、そのうち限られたタイプしか見ることがないと言っても過言ではありません。 カーゴバイクもその一つでしょう。実はカーゴバイクを使えば、自転車でもかなりの重量物、大量の荷物、大きな荷物も運べるのですが、日本ではほとんど走っているのを見ることはありません。自転車と言えばママチャリと思っている人も多く、そもそも知られていません。 たしかに、日本の道路事情や住宅事情を考えれば、カーゴバイクは使いにくい面があるでしょう。当然、歩道は走行出来ませんし、大きくて取り回しづらいということもあります。常に荷物を運ぶならともかく、荷物を載せない場合は荷台が邪魔です。駐輪や保管がしにくいのもあります。 でも、こんな
この連休で、久しぶりに自転車に乗った方もあったのではないでしょうか。何十年ぶりに乗っても、身体が覚えていますので、すぐに乗れます。ただ、久しぶりに乗ったので筋肉痛という人もあるかも知れません。どうしても特定の場所が痛くなることがあります。 私は、ママチャリは持っていないので、ふだん乗ることはほとんどありません。乗っても短い距離です。でも、どこかへ出かけた際に、レンタサイクルで乗ることがあります。以前、出かけた先の貸し自転車のママチャリで、長時間のサイクリングをしたことがありました。 その時は、わずか1〜2時間乗っただけで、お尻に耐えがたいほどの痛みを感じました。ママチャリですから、どうしても腰かけるように乗ります。その時は手元に工具もなく、サドルやハンドルなとの高さ調整も出来なかったため、お尻だけに体重が集中し、痛くなってしまったわけです。 私が、ふだんママチャリに乗り慣れていなかったため
クルマに限らず自転車もそうですが、道路交通法第七十条には、『車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。』と書かれています。 前回、自転車の横をクルマで追い抜く際に安全な間隔(1・5メートル)を取るようドライバーに呼びかける「思いやり1.5m運動」を愛媛県が展開していることを取り上げました。それ以前にも何度か取り上げましたが、これが伊豆半島でも採用されるなど、広がりを見せつつあるという話でした。 その中で、「あまりに近くを通って、万一事故になれば、ドライバーは責任を免れないわけですから、安全に配慮するのは当たり前の行動です。少なくとも交通先進国ではそう考えます。」と書きました。安全に側方を通過することも法律上の義務なのですから、欧米だけでなく日本でも当
改革開放政策以降、工業化が進み、中国は急激な経済成長を遂げました。近年は減速してきているとは言え、それでもまだ6%以上を保っています。工業化に伴い都市部の人口は増加し、ビルやインフラなども急激に整備が進み、特に沿海部の都市は大きな変貌を遂げました。 すでにGDPは日本を超え、今や世界第2位の経済大国です。生活や交通などのインフラ整備も進み、特に沿海部には、もはや欧米に遜色ないような近代都市が出現しています。急速なモータリゼーションによって、今や世界一のクルマ市場でもあります。 しかし、都市が近代化した一方で世界の工場となった中国では、経済発展と共に公害が深刻化し、北京などの空は太陽の光も遮るほどのスモッグで覆われています。PM2.5の数値は、日本では危険レベルとされるような高い値となっており、市民の健康に深刻な懸念が及んでいます。 爆発的に増えたクルマによって、都市部はひどい渋滞が慢性化し
海外では見るのに日本では見ないもの、たくさんあると思いますが、“pool noodle”などもその一つかも知れません。どういうものかと言うと、下の写真のような棒状、あるいは筒状のものです。発泡ポリエチレンなどの素材で出来ており、軽くて浮力があり、主にプールなどで使われるものです。 日本で似た用途のものとしては、ビート板やスイミングボードと呼ばれるものがあります。水泳の練習で使った覚えがあるかも知れません。ただ、ビート板よりも柔らかく、ゆるやかに曲がります。泳ぎの練習の補助具というより、浮き輪の代わりに脇にはさんで、ぷかぷか浮いたままでいるのに向いています。 私も海外では何度か手にしたことがあります。海外のリゾートホテルのプールサイドには、たくさん立てかけてあったりしますが、日本では、あまり見たことがない気がします。日本語で何と言うのかも知りません。あまり普及していないから日本名がないのでし
交通事故に対する、転ばぬ先の杖と言われれば、例えば保険に加入しておくことが考えられます。事故を起こせば怪我や物損だけでなく、相手を死傷させ、莫大な賠償責任を負うこともあります。事故が起きた時の治療費や損害賠償などの保障があれば、事故を起こした際の金銭的な負担の備えになります。 気をつけていても、事故を起こしてしまうことはあります。もし保険に加入しておらず、支払うことが出来なければ、自己破産を余儀なくされたり、勤め先を解雇されたり、離婚、一家離散、路頭に迷うなんてことにもなりかねません。そんな悲惨な状況を招かないための、転ばぬ先の杖の必要性は誰も否定できないでしょう。 ただ、事故を起こせば、金銭的な負担以外の面にも影響が及びます。相手を死亡させてしまったことの心理的ダメージ、遺族への対応、周囲の目、社会的な地位や信用を失ったりするかも知れません。万一、事故を起こした場合の備えも大切ですが、出
最寄駅まで自転車を使うのではなく、職場まで直接自転車で行く通勤です。もちろん、日本の場合は鉄道が発達していますから、全体から見れば、ごく一部です。しかし、少し前までは、わざわざ職場まで自転車で通う人なんて、よっぽどの自転車オタクか、真面目に仕事をする気がない人くらいに思われていました。 それが今では、いろいろなメディアでも取り上げられるようになり、一般的にもよく知られるようになって、必ずしも珍しいことではなくなってきました。都心で自転車を預かって、シャワーや着替えの場所を提供するような施設も作られるようになり、自転車通勤を好意的に見る企業も出てきました。 ママチャリで混雑する歩道を通ったりすると、時間がかかってしまうというのはありますが、少しスピードが出る自転車で、車道走行できるルートをとれば、かなりの距離まで自転車通勤は可能です。今まで考えたこともなかった人が、そのことに気づいて始めるケ
小さなバッグとか、ちょっとした買物の荷物くらいなら運べますが、大きな荷物や重い荷物、たくさんの荷物となると、普通の自転車で運ぶのは困難です。ふだんは困らないとしても、何かの時に、自転車で運べなくて困った経験のある人も少なくないでしょう。 荷物を運ぶのに重宝するのが、カーゴバイクです。日本で見ることは、ほとんどありませんが、欧米では普通に使われている都市も少なくありません。カーゴバイクにもいろいろなタイプがありますが、いずれも普通の自転車と比べると格段に荷物の輸送能力が高いのが特徴です。 普通の自転車と比べてかなり大きな荷物、重い荷物も運べるため、自転車の使い道が広がります。クルマやトラック、バンを使わなくて済む範囲が広がり、クルマと比べて小回りが効くのも利点です。街の商店が配達に使ったり、宅配便の都市部のデリバリーに使われるなど、商業的にも使われています。 子供を乗せて送迎などに使う場合、
もちろん、工業製品ですから、部品が組み合わさって出来ているのが当たり前です。例えばテレビを分解してみれば、たくさんの部品から出来ており、いろいろな部品メーカーのパーツが使われていることがわかるでしょう。ただ、テレビの場合は、テレビメーカーの製品として完成品を買って来るだけです。 自転車は、有名ブランドの自転車であっても、そのメーカー製となっているのは、ほとんどフレームだけです。それすら委託生産の場合もありますが、そのフレームに、コンポはコンポのメーカー、タイヤはタイヤメーカー、ホイールはまた別のメーカーと、たくさんのメーカーのパーツを組み上げる形で出来ています。 スポーツバイクの場合は、フレーム単体で販売されていることも多く、それに自分で選んだメーカーのパーツを組むことが出来ます。完成品で売られている場合でも、自由に好きなパーツと交換が可能です。テレビでも無理をすれば出来ないことはないでし
渋滞する都市部やその周辺では、クルマより速い場合も多いですし、クルマと違って環境に負荷をかけません。運動不足を解消し、健康増進にも寄与します。朝から満員電車に揺られてストレスをためたり、消耗することがないなど、いろいろなメリットがあります。 通勤する本人だけではなく、会社にとってもメリットがあります。朝、自転車通勤したほうが、脳が目覚めてモチベーションや仕事の効率が上がるなどの調査結果もあります。生活習慣病などを減らすだけでなく、社員のメンタル面での健康を維持し、長期病欠などによる戦力低下を防ぐ効果も期待されます。 アメリカでも若い世代にクルマ離れが見られ、郊外に住むより、都市部や近郊に住んで自転車で通うことを望む人が増えています。クルマにお金を使うより、モバイル機器やコンピュータ、SNSなどに関心が高く、自転車に乗ることがクールだと考える若い世代が増えていると言います。 そのため、優秀な
誕生して以来、試行錯誤や変遷を重ねてきましたが、成熟するに従い、だんだん収束して今のような形になりました。車種による多少の違いはありますし、中には独特な形のものもありますが、市販される自転車には、オーソドックスな形というのがあります。 つまり、各社の各モデルごとのデザインや細かい差異は別として、オーソドックスな自転車は、いわゆるダイヤモンドフレームになっています。ママチャリなど、またぎやすいように、トップチューブのないものもありますが、それもダイヤモンドフレームの派生系と見ることができるでしょう。 このフレームが一般的なのは、国際自転車競技連合(UCI)の規則で、レースに使用できるのはダイヤモンドフレームのみと決まっていることも影響していると思います。ただ、構造的に自転車のリーズナブルな形として、ダイヤモンドフレームに収斂してきた背景があって、規定になっているのも確かだと思います。 乗る人
クルマのドライバーや歩行者、自転車に乗らない人など、多くの人から指摘、批難されるところですが、自転車に乗っている人にとっても、ルールを守らない人は危険で迷惑です。そして、事故の多くはルールを守らないことが原因で起きています。 もちろん、クルマでもルール違反をする人はいます。しかし、警察官が見ていなくても、ほとんどの人は赤信号で止まりますし、一定の秩序が保たれています。違反で捕まりたくないだけでなく、違反行為が即、事故につながりかねないことがわかっているからでしょう。 一部に無謀で危険きわまりないドライバーはいるとしても、クルマの通行には一定の秩序が出来ています。歩行者にしたって、駅などの公共の場所などでは、電車に整列乗車したり、降りる人が先だったり、良し悪しは別として、エスカレーターの片側を空けたり、という秩序が出来ています。 自然と秩序が出来るのも、危険や混乱を避けるためであり、そのほう
日常的に自転車に乗っている人なら誰でも経験すると思いますが、ペダルが重くて、泣きたくなる時もあるのではないでしょうか。そんな時は乗らない、という人も多いかも知れません。例え強い風が吹いていなくても、自転車に乗る上での最大の物理的な障害と言えば空気抵抗です。 その面で、寝そべった姿勢で乗るリカンベントの優位性は昨日も書きました。実際リカンベントに乗るとそのことに思いが至る人が多いようです。昨日も触れたように、海外のサイトなどを見ていると、さらに空気抵抗を減らすため、冒頭の写真のような車体を覆うフェアリングを取り付ける人をよく見かけます。 フェアリング(fairing)と言うのは、空気や水の抵抗を減らすために航空機や船、クルマなどの表面を流線形にすること、またはその流線形の覆いのことを言います。風防に近いかも知れませんが、単なる風除けではなく、乗り物として風の抵抗を少なくするように工夫されたも
自転車で出かける時、なるべくなら出先でのトラブルは避けたいところですが、よりによって..という場所でトラブルになったりします。ある程度トラブルは想定して対処できるように、リペアのためのグッズや道具を携行したりするわけですが、必ずしもトラブルが想定内とは限りません。 パンクなどのタイヤまわりのトラブルに次いで多いのはチェーンまわりでしょうか。チェーンが外れたくらいならともかく、チェーン関係のトラブルまで想定して準備している人は多くないかも知れません。そう頻繁には起きませんが、起きると厄介だったりします。 チェーンをいじると手が汚れるのも難点です。ウェアなどにつくと汚れは簡単には落ちません。昔と比べれば、チェーン周りのパーツの精度も上がり、トラブルは少なくなっていますが、ふだんから注油などのメンテナンスは欠かせず、何かと面倒なパーツだと感じている人も多いに違いありません。 これは昔からの命題の
ドローンというのは、無人航空機のことです。UAVとも言います。一番に思い浮かぶのは、アメリカの無人偵察機や無人攻撃機でしょうか。イラク戦争などでクローズアップされました。世界各国で開発が進んでいると言われ、先日は北朝鮮のものと思われる機体が発見されて話題になりました。 軍用機ばかりではありません。飛行機型だけでなく、ヘリコプター型もあって、農薬散布などに使われてきました。ラジコンで操作するだけでなく、最近はGPSを使って、設定されたコースを自動に飛行するものもあります。日本から中国に不正に輸出され問題になったのも記憶に新しいところです。 そのほかにも、人間が入っていくのが困難な場所で高圧電線を張ったり、航空写真の撮影をしたり、災害の調査などにも使われています。橋やトンネルなどのインフラの老朽化が問題になっていますが、その検査に活用することで、大幅なコストダウンをねらう自治体も増えているそう
子供たちにとっては、待ちに待った夏休みでしょう。海や山へレジャーに出かける家族も多いと思います。テーマパークや遊園地、富士山やその周辺などの注目スポットを含め、観光施設や行楽地は、どこもたいへんな賑わいを見せているようです。 夏と言えば、涼しい高原などにキャンプへ行くという人も多いのではないでしょうか。自然に親しみ、都会では味わえない体験をする絶好の機会です。子供にゲーム機ではなく、外で思いっきり遊ばせようと、張り切って出かける親も多いかも知れません。 電気でも水でもガスでも、スイッチ一つ、蛇口一つで出てくる生活と違い、薪を集めるところ、水を汲みに行くところから始めるキャンプの経験は、それらのありがたみを感じる上でも貴重だと思います。テレビやケータイ、インターネットから離れて過ごす夜も新鮮でしょう。 大人でもアウトドア派なら、仕事のストレスや都会の喧騒から離れ、大自然の中に身をおいてリフレ
来年には、サッカーW杯・ブラジル大会が開催されます。日本も、初めてホームの試合で出場権を獲得、世界一番乗りの出場が決まり、おおいに盛り上がっています。大会は来年ですが、早くも観戦ツアーの話題が上るなど、楽しみにしている人も多いことでしょう。 ワールドカップだけでなく、ブラジルはその2年後の2016年にリオデジャネイロ五輪も控えています。南米大陸で夏季オリンピックが開催されるのは、史上初めてのことです。ビッグイベントが重なるブラジルには、その経済にも世界から注目が集まっています。 いわゆる“BRICs”の一角として、ロシア、インド、中国、南アフリカなどと共に、経済発展の著しい国であり、一人あたりではまだ低いものの、人口も多いので、そのGDPは世界第6位です。安価な労働力と豊富な天然資源などを背景に、今後も高い経済成長が見込まれています。 ビックイベントを控え、競技施設やインフラ整備も進んでい
自転車そのもの以外にもニュースやイベント、サービスからウェブサイトに道路行政など、個人的に興味のあるトピックについて、自転車好きの人と情報をシェアできればと思っています。なるべく話題になっているものも取り上げようと思っているのですが、ときどき記事にしようと思っていて忘れてしまうものもあります。 この自転車、“DREAMSLIDE”もその一つです。ウェブ上で話題になったのは2010年頃だったと思いますが、記事にしていなかったことに気づきました。なかなか面白い自転車だと思うので、今さらという感じが無きにしもあらずですが、ここで取り上げておこうと思います。 ご覧のようにサドルがなく、いわゆる立ち乗りだけしか出来ないという、ちょっと変わった自転車です。ずっと立ち漕ぎなんて疲れそうですが、そこは工夫があって、立ち漕ぎだけでも疲れないよう、クランク部分が特殊な構造になっています。 動画を見るとわかりま
アップル、グーグル、インテル、フェイスブック、イーベイ、HP、オラクル、ヤフー、アドビ、シマンテック、シスコシステムズなど、半導体やIT関連のそうそうたる企業が本拠を置いています。有名IT企業は、ここに拠点を置くのが当たり前にみられるような一大集積地となっています、 シリコンバレーが、このような集積地になった理由はいろいろあると思いますが、シリコンバレーの中心にあり、全米屈指の名門校として知られるスタンフォード大学の存在もあるのは間違いないでしょう。元々、同大出身の技術者がここにHPなどのエレクトロニクスやコンピュータの企業を設立したのが始まりと言われています。 ヤフーやグーグルの創始者も同大出身ですが、起業の精神に富む人材を多数輩出していることで知られています。同大学をはじめ、アメリカ西海岸の創造性にあふれた優秀な若者を採用しやすい場所にあることも、シリコンバレーに先端企業が集まる理由だ
東京ローカルの地味なニュースですし、巷では、ほとんど話題にもなっていません。これが直接職場までの自転車通勤をしている人にとって、大きな影響を及ぼす可能性のあるものだとは知らない人も多いのではないでしょうか。日本経済新聞から引用します。 通勤自転車に駐輪場、企業の義務に 都が条例 全国初、7月施行へ 自転車の放置対策や安全利用を促す条例が28日の東京都議会で民主、自民、公明などの賛成多数で可決、成立した。自転車通勤を認めている事業者に、従業員が駐輪場を確保しているかの確認を義務付けることが柱で、全国初。7月1日から施行する。 条例は都や自転車の利用者、販売店などの責務を明記。罰則は設けていない。就業規則で自転車利用を禁じていない事業者には、通勤で利用する従業員用の駐輪スペースの確保も義務付けた。 販売業者に対しては、ブレーキがないなど道交法に違反する競技用自転車(ピストバイク)の販売を禁止。
近年の自転車ブームという背景に加え、震災後の帰宅困難などがきっかけで、自転車で職場まで行く自転車通勤というスタイルへの関心が高まったようです。最初は臨時的な措置だった人も、やってみると意外に遠くても通えるとか、おもったより快適、楽しいということで、そのまま続ける人もあるようです。 自転車は有害な物質を含む排気ガスを出さず、化石燃料を消費することもありません。環境への負荷が小さく、渋滞の軽減にも役立ちます。移動のコストが低いので経済的なメリットもありますし、人々の健康増進にも貢献するなど利点がたくさんあります。 テレビや新聞、その他のメディアに取り上げられる中で、こうした基本的な認識はあると思います。ただ一方で、自転車通勤者の増加に伴い、そのマナーの悪さや交通ルールの無視、事故の増加、迷惑駐輪の問題など、悪い面にスポットが当たることが増えているのも確かでしょう。 日本では自転車ブームとされて
まさか起きると思っておらず、油断している時に限って起こりがちという意味では、天災だけでなく、他の災難も同じと言えるかも知れません。自転車の盗難という災難もそうです。まさか自分の自転車が盗まれるとは思っていなかった私の知り合いが昨年、自転車を盗まれました。 先日、この知人の話を聞く機会があったのですが、私も油断を戒めたり、盗難防止について改めて考える機会になりました。自転車の盗難については、これまでに何度も取り上げましたが、話を聞いた中から、注意すべきと思われる点について整理してみたいと思います。 日本での自転車盗の発生は、かなりの件数に上ります。警視庁のサイトによれば、東京都内だけでも年間6万件程度の自転車盗が発生しています。1日に換算すると160件余りです。ただし、このうちの6割は無施錠であり、大多数はママチャリの盗難だと思われます。 しかし、換金することを狙った高額のスポーツバイクの盗
まとまった休みがとれれば、自転車で遠くへ出かけてみたいと考える人はあるでしょうが、一般的には旅行の交通手段として、自転車は不向きと言わざるを得ません。なんと言っても、衣類や洗面道具、身の回りのものなどの旅行に必要な荷物を、あまりたくさん運べないという弱点があります。 旅館やホテルなどに泊まる旅行でもたいへんですが、テント泊で自炊をしながらとなれば、さらに荷物は多くなります。もちろん、荷物を圧縮して自転車に積み、日本国内どころか世界一周を目指すような冒険サイクリストもいますが、普通の人にはなかなか真似はできないと思います。 やって出来ないことはないにしても、テントに寝袋で寝たり、シャワーも浴びられないような不便な生活を長く続けるのは敬遠する人も多いに違いありません。でも、もし快適な居住スペースを確保した上での自転車旅行だったらどうでしょう。 そんなことを想像させるのが、こちらのトライシクル、
自転車店の店頭や展示会などのイベントでも増えた気がしますし、一般紙やテレビなどでも女性と自転車が取り上げられたりもしていますので、スポーツバイクに乗る女性は実際に増えているのでしょう。週末のサイクリングロードで見かける、ジャージにレーパンでロードバイクに乗る女性もそうですが、そればかりではありません。 近頃都心で、自転車用のジャージやパンツ姿ではなく、カジュアルな格好で個性的な自転車に乗る女性たちを見ることがあります。スポーツとして乗っている風ではなく、ふだんの街中での移動に自転車を使い、自転車を含めたトータルでファッション性が際立つ女性サイクリストと言えばいいでしょうか。 街中ですれ違うのは一瞬ですし、同じ方向だったとしても、そうジロジロ見るわけにもいかないので、詳しくはわかりませんが、少なくともサイクルジャージのような、いかにも自転車用の服は着ていません。普通のパンツ姿やスカートにレギ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『サイクルロード 〜自転車への道』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く