動学マクロ経済学入門の入門 - 池田信夫 blog

世の中には、まだ「どマクロ経済学」の信者がいるようで、いまだに同じようなコメントやTBが来る。IS-LMで考えているかぎり、何を説明しても無駄なので、ここでまとめて新しいマクロ経済学の教科書的な説明をしておく。長文でテクニカルなので、ほとんどの人には読む価値がないと思う。 DSGEは動学モデルなので、最初から変分法とかオイラー方程式が出てきて、ほとんどの人はそこで挫折するだろう。しかしそれは本質的ではなく、ほとんどの結論は簡単な2期モデルで導ける。その点で、Goodfriendの解説論文は便利だ。くわしくは原論文を読んでもらうとして、ここでは彼の簡単なモデルを超簡単にして、結論だけ書く。まずcを消費、nを雇用、aを労働生産性とすると、 c＝an・・・(1) したがってn＝c/aだが、ここでμ＝a/wを企業のマークアップ率とすると、 n＝1/(1＋μ)・・・(2) と書ける。μが利

[okemos]

以前はその仮定が実証的に否定されているとか批判していたのに。それにこの文章で、なぜDSGE(確率的動学一般均衡）を持ち出すのか？普通に学部のマクロ教科書で十分な内容だと思うが。

[BUNTEN]

ネタ「通貨供給はまったくモデルに入っていない」通貨供給を扱えないモデルである、と。φ(..)

[lameduck]

念のため注意を喚起しておくと、経済の理論と、それを実際に現実に適用することの間には、大きな隔たりがある。それを念頭に置いた上で、この記事を読むことをお勧めします。

[T-norf]

イノベーションを起こし成長率を上げることを考えるのもマクロ経済学で、私の作った構図はオカシイと言われればその通りか。精神論はChikirin氏に向けた言葉だったんだけど／明日の深夜、もう1回読む。

[daruyanagi]

賃金で調整するか、（賃金の下方硬直性を前提として）総需要で調整するか/政治的には後者が常に選択されやすい→そのときの負担は後の世代に先送り、と。