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大谷翔平
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スマホ不正の報道で、渡辺明竜王が「疑念がある棋士と指すつもりはない。タイトルを剥奪されても構わない」と述べ、調査を強く求めた事が明らかになった。 渡辺明のこの発言は極めて重く、驚いた。 スマホ不正疑義で出場停止処分や竜王戦挑戦者交代が報道された時、率直にいって、年末までの出場停止は重く、グレーで処分するのは黒っぽい印象を受けた。グレーで処分するのは実質的に黒扱いしたとも言えるから、何か確実な証拠を掴んだのかもしれないとも思った。 しかし、現在まで物証が出ないのに、渡辺明の上の発言が大きな要因となって出場停止や挑戦者交代が実施された事がわかって驚いた。 渡辺明や羽生善治の発言はただの一棋士の発言とは全く重さが違う。極端にいえば首相の発言のようなものだ。今回のスマホ不正で羽生善治のツイートが報じられたり、名人戦主催者変更事件の時に羽生や渡辺の発言が報じられたのは、彼らの意見が将棋界で非常に大き
信州大学が子宮頸がんワクチン研究について不正がないという調査結果を公表した。正直いって、私はこの問題が告発された当初は告発側の主張事実が正しいなら不正があると思うものの、最後までどうなるかわかないと思っていた。 なぜなら、今まで研究機関がでたらめに調査した例をいくつも見てきたからだ。特に事件が大事だったり、被告発者が高位者の場合にその傾向が顕著だ。この問題は不正であれば社会的影響が非常に大きいし、主要な被告発者が当時医学部長、副学長だったから、不公正な調査を疑っていた。 調査結果によると、報告した成果の根拠がたった一つしかない事例だった事が確認され、再現性がなく科学的に支持できない結果が断定的に報告されたが予備的な結果で必ずしも科学的に証明されている事を要しない事を主な理由に研究不正が否定された。 池田班の研究成果は厚労省のHPに公式資料として公開され、テレビ報道もされた。そのような不特定
東大医学部の研究者の研究不正を告発する文章が出回っているという。 東大医学部の研究不正告発、上、下、告発文1(写し),2(写し),3(写し)、告発文第二段(写し) allegation documents 1(copy1), 2(copy2), 3(copy3)、second allegation document (Japanese)、上昌広氏のツイッターより 上昌広氏のツイートをみると、やばそうな感じがする。東大医学部というと植木浩二郎の捏造、改ざんもある。 今回出回っている告発は匿名A氏がやったものかな?顕名か匿名か不明。マスコミなどに売り込んでいるらしい。日経が既に報道した。 -- (2016.9.1以降追記) 毎日新聞、TBS、産経新聞、時事通信、朝日新聞、m3.com、上昌広氏の意見、 小室一成 東大循環器内科教授と東大分生研の論文に研究不正の告発があり、予備調査が開始されたと
小松優香(Yuka Komatsu、こまつ ゆか、牧子 優香、Yuka Makiko、まきこ ゆか、経歴1(写し)、経歴2、37歳、その1、その2、その3)元筑波大人文社会系准教授が論文2報を盗用した事がわかった。専門は政治学、国際関係、小国思想。小松優香ソフィア塾を運営(関連)。小松優香は任期付き准教授で3月31日付で筑波大を任期満了退職したが、今後2ヶ月程度を目途に懲戒処分相当か審査する。 調査結果によると匿名と顕名の両方で告発があった。参考資料1、参考資料2によるとかなり大量に文章を写したので盗用は明らか。小松優香は「盗用の意図を否認するものの、客観的に盗用の事実は明らか」と認定された。 この程度の盗用でどれくらいの懲戒処分になるか不明だが、筑波大では捏造、改ざんを実行した村山明子(現、柳澤明子 柳沢ファミリークリニック医院長)が諭旨解雇相当、夫の柳澤純は監督責任で停職6月相当だった
昨年12月28日付で岡山大学は研究不正を告発した教授2名を解雇したという(別資料)。近いうちに報道されるだろう。これはただじゃすまないぞ! 告発された研究不正は一部で黒を白にするような調査だったと一部で指摘され、不適切さや文科省ガイドラインの改定の必要性を毎日新聞が報道した。それだけでなく9か月の停職、その後の自宅待機命令、挙句の果てに解雇。岡山大学だけでなく元学長、某国立研究所、某国立大学の未解決研究不正事件など研究機関の不当な行為は止められないのか。 こんな暴挙がまかり通るのが日本の研究機関では珍しくないのが現状。無法地帯じゃないですか! 私にできるのはネットで改善を促す記事を公表したり、文科省等に意見書を送るくらいだ。何年も前からずっとやっているが効果がない。 これ以上どうすればいいんだ!みなさんこんな環境で研究できますか? このままだと日本の研究機関に未来はない!!
将棋を知らない人と女流棋士の話をすると、「普通の六段と女流六段って同じ実力なんでしょ?」「将棋って知能勝負なのに男女別に戦ってるのはおかしくない?知能には体力みたいに男女差はないでしょ。どうして女流棋士制度があるの?」といったことを述べる人がいる。 女流棋士と一般プロ棋士(以下、一般棋士と略す)の実力差についてこのような誤解ないし疑問を持つ人のほとんどは将棋界についてほとんど知らない人だろう。 以下に述べることは男女平等思想が広まっている現代においては否定的にうつり批判を招くかもしれないが現実であるため端的に述べる。 はっきりいって女流棋士は一般棋士より圧倒的に実力が劣っているのが現実で、「女流棋士は一般棋士より弱い。」というのは将棋を知る人には常識である。 女流棋士の一般棋士との対戦勝率は女流のトップですら3割にとどかないのが現実で、他の女流棋士にいたっては2割にとどくかどうかだ。最強の
2014年12月29日から2015年の正月頃にかけて多数の研究機関の論文の不適切さが大量に指摘された。大阪大学医学系の論文の不適切さの指摘が多いようだ。東大医学系や国立感染症研究所など他の研究機関の論文への指摘も多数ある[1]。大阪大学医学系は今年大変ではないか。指摘したのは匿名A氏。2013年にバルサルタン臨床研究の不正が騒がれた頃に2chで小室一成氏、光山勝慶氏、堀内正嗣氏、森下竜一氏らの疑義を指摘した人物。確認できるだけで84編の論文の不適切さを指摘、過去に小室、光山、堀内、森下の疑義を20編指摘したので合計104編の指摘を行った。 正月早々にこんな指摘が出るとは。2015年も研究不正の分野は大変そうだ。 分量が多すぎるので一部だけ紹介し残りは作成中だったが、誰かがまとめを作ったので、後半や下で紹介していないものはまとめ(写し)を見てください。オリジナルの指摘者は匿名A氏、まとめの作
前回の続き。誰かがまとめを作ったので、前半や下で紹介していないものはまとめ(写し)を見てください。オリジナルの指摘者は匿名A氏、まとめの作成者は不明。 ☆6 Toshimori Inaba, Matsuda M, Shimamura M, Takei N, Terasaka N, Ando Y, Yasumo H, Koishi R, Makishima M(責任著者), Shimomura I(責任著者) J Biol Chem. 2003 Jun 13;278(24):21344-51. 発表時の著者の所属、阪大生命機能研究科、医学系 解説図作成者 不明 ☆7 TOSHIMASA YAMAUCHI(筆頭著者)、TAKASHI KADOWAKI(最終、責任著者) et al. Mol Cell Biol. 1996 Jun;16(6):3074-84. 発表時の著者の所属、東大医学系 ☆
26日の理研調査委員会の会見でSTAP細胞等の正体がES細胞と断定され、論文の主要な結論が否定された。調査委はES細胞の混入と断定したが、混入者の特定ができず故意か過失か不明とした。弁護士委員によると、混入者を特定してから故意性を判断するのが常識で、混入者の特定ができないと故意性の判断ができなかったと報告された。また、誰が混入したのかという点も若山研に多くの人が夜間に出入りする事ができたため、特定できないと報告された。 しかし、私はこれには異論がある。 (1)故意性について 調査委員会の報告ではES細胞の混入は2011年11月頃から若山照彦が理研から山梨大に移る直前まで何度も行われた。ピペットの誤操作等で偶然何回も混入されたと考えるのは不合理だから、故意と断定できる。法律の見解はよくわからないが、なぜ混入者を特定しないと故意性を断定できないのかよくわからない。実行者不明でも故意かどうかわか
ネット上などで1582年10月のカレンダーをみると1582年10月5日~1582年10月14日だけ存在しません。なぜでしょうか?これはユリウス暦を使っていたために生じたずれを修正するためです。 1582年10月4日(木)以前はユリウス暦、翌日である1582年10月15日(金)からグレゴリオ暦が実施されています。ユリウス暦は1年を365.25日とし、4年に一度閏年を置く暦です。しかし、実際の地球の公転周期は365.2422日(平均太陽年)で、365.25 - 365.2422 = 0.0078日だけユリウス暦の方が長いです。 325年のニカイア公会議でユリウス暦の毎年3月21日を春分日とすることが決められました。しかし、実際の春分日は毎年0.0078日だけずれ続け、325年から1582年までの1257年間に生じたずれは、 0.0078 × 1257 = 9.8046 ≒ 10 より、約10日
小保方晴子問題に関する報道や議論の内容や方法は皆様の自由です。だから以下の提案に賛同して頂けるかは皆様の任意です。私はどんな報道や議論も公正さや改善など究極的には社会の利益や発展に繋がらないと意義はないと思うので以下の提案をさせていただきます。 小保方晴子の現在・過去のプライベートを報道や議論の対象としない これまで週刊誌やネット記事をいくつか読みました。例えば3月19日発売の週刊文春は小保方が上司に女性としての側面を売り込みうまく渡り歩いていた様をいやらしい感じの文で表現し、現在の上司でSTAP細胞論文の共著者と情実があったのでたいした業績もないのに29歳の若さで理研ユニットリーダに就任したのではないかという同僚の証言を紹介していました。 週刊誌もきちんと取材した上で執筆したでしょうから、このようなことを書くのは間違っているかもしれませんが、私が読んだ限り上のことは証言をした人の主観に基
岡川梓と立石幸代の件についての公表。 岡川梓(Azusa Okagawa)国立環境研究所研究員らの研究発表に捏造、改ざん、業績水増し、その隠蔽などの疑義が指摘されています。PDF、写し。 岡川梓らは疑義の質問に対しReraction Watch上での反論を放棄。質問への反論も放棄。(写し) 岡川梓らは学会から誤りを指摘されても論文の訂正すらせず放置。 岡川梓らの不正なメガコレクション(写し1、写し2)、研究機関の不当な扱い、メガコレクション公告、白楽ロックビル お茶の水女子大学名誉教授の公式サイトに掲載された文献1、2、不正行為者リスト(写し、リンク先表の上の検索で「岡川梓」と入力すると表示) 訂正公告でさえ定性的結論が破綻。岡川梓が「約5年間に発表したほぼ全ての研究発表である博士論文・論文等10報以上に結論・主旨・大部分の分析結果の破綻が生じ、撤回相当」(リンク先より、写し1、写し2)ト
STAP細胞で有名になった理化学研究所の小保方晴子(写し1、写し2、その他1 - 写し1、写し2、その他2-写し1、写し2)の研究疑義を紹介。 New!(2014.6.12) ☆0 STAP細胞は捏造が濃厚。遺伝子解析でFgf4を添加しSTAP細胞を培養するとできるFI幹細胞はES/TS細胞の混合だと強く示唆する結果に(関連)。さらにSTAP細胞は8番染色体トリソミーが見られ、生きたマウスから作られたのでないことが濃厚となりました。8番染色体トリソミーはES細胞を培養すると生じることが知られています。これらの結果はSTAP細胞、STAP幹細胞の正体がES細胞、FI幹細胞の正体がES/TS細胞の混合だと強く示唆するもので、故意に不正を行わないとまず起きないことから捏造が強く疑われます。 日本史上最大の世界的研究不正事件へ。 →2014年12月18日に小保方晴子がSTAP細胞の再現に失敗した事
現在の研究不正調査制度には様々な問題点があり、公正な調査ができないことが珍しくない。どのような問題があるか論じる。 (1)規定を守らない、規定の実効性がない 研究不正の調査や告発の受付については各研究機関の内部規定や文科省のガイドラインが存在する。論文の投稿にも投稿規定が存在する。守るのは当然だが、都合が悪ければ規定を無視することが珍しくない。研究機関にとって内部規定や文科省のガイドラインは紙切れに過ぎず、実効性がないことが明らかとなっている。 具体例 東北大I前総長の事件は内部規定上告発を受け付けて調査委員会を作る義務があったが、無視して不公正な取り扱いをした。 他、「被告発者が生データや実験・観察ノート、実験試料・試薬の不存在など、本来存在するべき基本的な要素の不足により、不正行為であるとの疑いを覆すに足る証拠を示せないとき(上記(2))も同様とする。=(不正行為とみなされる。)」(写
一部男女間に数学能力の差はないとする調査結果はあるものの、多くの調査や統計は男性は女性よりも数学的能力において優れていると述べている[1][2][3][4][5][6]。2006年のOECD生徒の学習到達度調査では「男子の方が女子より高いのは35か国で、女子の方が男子より高いのはカタールの1か国である。日本は男子が女子より20点高く、統計的な有意差がある。[1]」と述べている。 また東亜日報の記事では「女子生徒は、男子生徒より数学が弱いというのが常識だ。05~09学年度の大学修学能力試験(修能)で、数理領域で1等級がつけられた生徒を分析したところ、男子生徒=62%、女子生徒=38%と差が大きい。少なくとも、修能では男子生徒が女子生徒より点数が高かったのは事実。[2]」と述べている。 では、このような差はなぜ生じるのか。東亜日報の同記事によると『かつてはこのような差は、生物学的原因から始まっ
あだち充の人気漫画「H2」のラストは多義的であるため、様々な解釈がなされている。本記事では私なりの解釈を述べたいと思う。 ①前提-主要4人の関係、特に比呂-ひかりの関係 この4人は四角関係にある。作中、比呂-春華、英雄-ひかりが恋人関係にあると読み取れる。では比呂-ひかりの関係はどうか。比呂はひかりに対して強い好意を抱いていることが作中で判明するが、ひかりは比呂をどう思っているのか明確に描かれていない。 この点、最終的にひかりは比呂を「単なる幼馴染」「家族」のように思っていたとする見解がある。しかし、作中のひかりの比呂に対する感情は「単なる幼馴染」「家族」のような感情だけでは不自然である。 思うに、ひかりは比呂に好意を抱いていると考えるのが自然である。彼女が比呂に対して好意を抱いていると推知できる出来事は作中にたくさんあるからだ。例えば甲子園初出場を決めた夜にひかりの部屋で寝ている比呂をひ
京都府立医大や東京慈恵医大のバルサルタン論文不正疑惑ではノバルティスファーマ社の社員が大阪市立大学の所属だけを表示して統計解析に加わっていたことが毎日新聞の報道でわかっている[1][2]。まずはじめにこのノ社の社員は端的にいって白橋伸雄(Nobuo Shirahashi)。あるサイトによればノ社の部長という表記がある。現在は定年を迎えて契約社員になっており、大阪市立大学には所属していない(日刊薬業 2013年4月25日より。写し)。 断っておくが、この記事では論文等で不特定多数に対して白橋の実名が公になっているので、プライバシーとして保護する必要はないと考え実名を扱うことにした[9]。また実名の方が読者にはっきりとわかるし信用性の点で、実名の方がいいという理由もある。匿名の一般ブログなので新聞等に比べて信用性が低く証拠を出さないと信用性が十分でない。特に後に執筆するNagoya Heart
ある美術専門雑誌 「画家佐倉十朗氏の個展を見た。あいも変わらず古めかしい絵が並んでいた。描写は上滑りで鋭く訴えかけるものは何もない。特に連作少女の文字通り少女趣味でセンチメンタルな甘さには抵抗させられてしまう。」 これを見て怒る十朗とその娘魔美。その後、魔美はその批評を書いた評論家剣鋭介に抗議しに行く。 魔美「私は父がどんなにあの絵に情熱をそそいだかよく知ってるんです。学校に勤める傍ら、寝る間も惜しんで。それをあなたは情け容赦もなく!」 剣鋭介「私は信じたとおりをいう。その一、情けとか容赦とか、そんなものは批評とは関係ないことです。その二、芸術は結果だけが問題なのだ。たとえ飲んだくれて鼻歌まじりに描いた絵でも傑作は傑作。一方、どんなに心血を注いで必死に描いても駄作は駄作。」 魔美「父の絵が駄作ですって!」 怒って剣鋭介に超能力で暴行を加える魔美。その後家に帰って、十朗と話す。 魔美「悪い人
規定によると将棋棋士の順位は次の基準で決まり、原則上位の者が上座につき、王将を使う。 (現役棋士は上から順に) (1)名人、竜王 名人、竜王のタイトル保持者が異なる場合は、タイトル保持数(※)が多い棋士が上位。同じ保持数の場合は棋士番号が小さい棋士(先輩棋士)が上位。 ※ タイトル保持数とは現に保持しているタイトル数のこと。タイトル獲得期数ではない。以下同じ。 (2)その他のタイトル保持者 タイトル保持数が多い棋士が上位。同じ保持数の場合は上の順位のタイトル保持者が上位。タイトルの順位は棋戦の契約金額で高額なものが上位。つまり、参考[1]の棋戦一覧で上のタイトルほど上位。現在は上から王位→王座→棋王→王将→棋聖の順。 (3)永世名人 - 現役襲位の場合 現役で永世名人を襲位した棋士が複数いる場合は先に襲位した方が上位。 (4)その他の永世称号襲位者 - 現役襲位の場合 永世称号の襲位数が多
正直こういう話は人気はあるがネガティブなので執筆したくないが、将棋連盟とLPSAにはうまくいってほしいと思うので執筆する。 連盟とLPSAは仲良くやっていくことで合意している。しかし、これまでの対応をみると仲良くやってく気があるのか疑問だし、様々なトラブルでどんどん関係が悪化していったと思う。 LPSA発足時 ある報道によれば、もともと女流棋士の独立について賛同している女流が大部分だった。もともと慢性的な赤字を抱えていた連盟は女流棋士を独立させることで経費削減を狙っていた。しかし、準備委員会が総額1億円の寄付金募集を連盟理事会に報告してから態度が急変。最終的にLPSAが発足した時には連盟に39名が残留、LPSAは17名で発足した。特に清水、里見、矢内、鈴木(環)といった実力やルックスで稼ぎ頭になる女流が連盟に残留したことはLPSAにとって大きな痛手だったろう。 なぜ残留した女流が過半数を超
日本女子プロ将棋協会(LPSA)に関するニュースをしばらく全く見ないので存在を忘れていた。そういえばこの団体はどうなっているのだろうか。LPSAは2007年に将棋連盟に所属していた一部の女流棋士が独立し、設立した団体。当初は「女流棋士は独立する」という趣旨の記者会見が女流棋士によって行われたので、てっきり女流棋士全部が独立するのかと思ったが、過半数は連盟への残留を希望し、少数による独立となった。特に清水市代や里見香奈といった看板強豪女流棋士が連盟への残留を表明したことはLPSAにとって痛かっただろう。 おそらく経済的な面でうまくやっていけないと思った女流棋士が多かったので連盟に残留したのだろう。確か独立に際して連盟が主催する棋戦に参加できなくする案がLPSAの執行部に通知されたらしい。先立つものやスポンサーがなく理想だけ掲げて独立してもうまくいかないのは誰でもわかるので、そう考えた女流棋士
2000年に藤井善隆の不正に対して米国の専門誌が指摘していたのに藤井の当時の所属機関であった筑波大学が調査をしていなかったことがわかった[1]。 『麻酔学に関する論文193本に不正が疑われている元東邦大准教授の藤井善隆医師(52)に対し、米国の専門誌が00年にも不正の疑いを指摘していたのに、藤井医師が97~05年に講師で在籍した筑波大は疑惑について調査していなかったことが分かった。不正の有無について当時適切な調査がなされていれば、これほど大規模な疑惑に発展しなかった可能性がある。【久野華代】 海外の専門家が、不正を疑う文章を00年4月発行の米専門誌「アネステジア&アナルジジア(麻酔学と無痛学)」に投稿した。 藤井医師が94~99年に複数の専門誌に発表した麻酔薬の効果に関する論文47本を分析し「副作用のデータが極めて均一で不自然」と指摘、不正を示唆した。 藤井医師は、同誌に「データは真実だ」
最近加藤茂明元東大分生研教授の捏造等のニュースで生物系の研究者を中心に多くの関心を集めている。加藤が彼の専門分野で第一人者だったこと、加藤のグループが大規模なプロジェクトに参加する等重要な役割を担っていたこと、巨額の研究費が不正行為に使われたこと、加藤だけでなく筑波大学や群馬大学など他にも共同研究者に被疑者がいること、つまり組織ぐるみの不正の疑いがあることなどが大きな注目を集める原因だろう。 ネットでの様子を見ていると、加藤茂明という第一人者の不正にばかり注目が集まっていて、この問題が発生した根本問題についてはあまり議論されていないように思う。いつも思うが、不正事件が起きると不正行為の認定や被疑者の処分にばかり注目が集まり、研究費を返還し、被疑者をクビにしておしまいとするような対応で終わることが多い。 しかし、2006年頃から東大多比良元教授の事件、東北大学・上原亜希子の事件、大阪大学の杉
高校入試で内申点の取り扱いについて明確にしている都道府県とそうでないところでは中学校での教育や生徒の態度に違いがある。 例えば秋田県は入試での内申点と学力試験の比率を明らかにしておらず、入試時の内申点の総点も秘匿している。秋田県の中学生は受験時にあまり内申点を気にせず、もっぱら模擬試験の成績のみで志望校選択している。実際の試験は内申点と学力試験の両方の観点から合否選抜しているのに、秋田県の中学生は内申点には目隠しされた状態で高校選択せざるを得ない。その結果、試験の成績では合格ラインだが内申点をあわせて総合的に考えれば合格する見込みのない高校を合格見込みありと思って受験し、不幸にも不合格になってしまう生徒が少なくない。 秋田県の場合は進路選択の確かな基礎資料が模擬試験結果くらいしかないし、その模擬試験も内申点を考慮しない原理的に不十分な合否分析しかしていないため、合格見込みを誤って受験する生
『tan1°は有理数か.』 (2006年度、京都大学入試問題理系後期の数学第6問) 極めてシンプルな問題文で、気になったので解いてみた。著者が作成した解答は次のものである。独自の解答だが、正解と思われる。 もっとシンプルで効率のよい解き方が他のウェブ上にあったので、参照されたい[1]。「大学への数学」シリーズでも、参考[1]と同じ解法を紹介していた。本問はWikipediaの京大入試の解説で出ていた問題で、Wikipediaによるとこのレベルの問題が京大数学の標準レベルだという。「大学への数学」シリーズの出版本でも解説があり、それによると本問は標準問題で解答時間20分が目安だという。河合塾の分析によれば本問の難易度は「やや難」である[2]。 正直なところ、私は本問をかなり試行錯誤しながら解いたので、解答を得るのに1時間程度かかった。京大入試の数学は1問あたり25分程度が標準解答時間だろうか
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