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食文化・食育のお役立ちの話題、トンデモ食育、都市伝説、フードファディズムなどを分析して解説します!(^.^) 9月3日および5日の2回に分けたWEDGE Infinity 掲載記事、東大の佐々木敏教授と科学ジャーナリスト松永和紀先生の対談は、とてもスリリングでためになる記事でした。最近の「食べる点滴・完全食品・白米は食べるな」等の非常に大げさな食情報が蔓延している風潮に流されないように気をつけるべき点を紹介していただき、読み応えがありとても面白くておすすめです。 まあ、甘酒によくつけられる「食べる点滴」というキャッチフレーズは多少医療の知識がある人から見ればお笑いだとも聞きます。なにしろ、医療現場で使われる点滴の多くは、生理食塩水や、生理食塩水にブドウ糖を混ぜた物だからです。点滴を使用する意義は「口から水分や糖分を補給できない場合」や、極度の下痢や熱中症などの理由で「口で飲んだのでは水分補
食文化・食育のお役立ちの話題、トンデモ食育、都市伝説、フードファディズムなどを分析して解説します!(^.^) 一部の食育本で有名な説に「明治時代のベルツ氏の人力車実験から、肉を食べなくてお米ばかり大量に食べる方が身体に良いことが証明された。」というものがあります。この伝説はTOSSなど一部教育関係者の間で事実と信じられていますが、実は実験結果の考察ミスであり、現代の生理学や栄養学の観点からはとっくに否定されている説なのです。 未だに多くの人々がこの明治時代の誤った説を信じてネットなどで広めています。食育を通じて子ども達に広まってしまえば、むしろ育ち盛りに身体を壊してしまうだろうと心を痛めているこの頃なので、今日はこの話を取り上げたいと思います。 まず、ベルツさんの実験とは何だったのか、簡単に説明します。 明治時代に日本に来たドイツ人医師のベルツ博士は、人力車夫(人力車を引っ張る人のことです
食文化・食育のお役立ちの話題、トンデモ食育、都市伝説、フードファディズムなどを分析して解説します!(^.^) 関東のA県南部に住む知人から、地元の小学生とその家族に配布される「小学生新聞」の食育欄に時々奇妙な説が載っている、という話を伺いました。A県南部の民間情報会社が作成し、公立小学校という公的機関を経由して配布される新聞です。1例を見せてもらうと、「6つのこしょくは食生活の赤信号」、と紹介する内容でした。 「6つのこしょくって何だろう?」と思って記事を読んだところ、食育で指導されがちな疑似科学「5つのこしょく」説の延長線と分かりましたので、「5つのこしょく」説の方を先に説明します。 「5つのこしょく」とは、「孤食(家族で別々に食べること)」「個食(家族によって異なるメニュー)」「固食(偏食のこと)」「小食(食が細いこと)」「粉食(パンなどの粉製品を食べること)」のことです。食育の指導者
食文化・食育のお役立ちの話題、トンデモ食育、都市伝説、フードファディズムなどを分析して解説します!(^.^) このブログでも著書を推薦した成田さんですが、3月17日のyahoo!記事に「ヨーグルトでカゼを予防できるって本当?」というコラムを書いて評判になりました。その内容は (1)法律上、食品は効能をうたって販売できないこと。 (2)例外として特保や栄養機能食品は表示や広告が可能だが、ヨーグルトの特保はカゼ予防をうたえないこと。 (3)ヨーグルトの効能を証明したとする論文を読んだら内容が不備だったこと。 などを紹介する記事です。 ところが、このコラムに一部の方々が、話題のRという商品を知らずに書いてるコラムで知識不足だ、という趣旨のコメントを寄せられていました。 うーん、残念ながらこれらのコメントは、我が国の法律について誤解されているものと思われます。(1)と(2)からも分かる通り、本当に
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