ライター仲間の山田ノジルさんが原作を手がけた「ママ友は『自然』の人」というコミックを読んだ。 単行本は一冊で話が完結しているが、すくパラ倶楽部という育児サイトで、話の途中まで読むことができる。 漫画の主人公である歩美は、義実家で孤独な子育てをしていて、とあるママサークルに参加したことをきっかけに、どんどん自然派と呼ばれる思想に染まっていく。 食品添加物は悪者だと決めつけ、市販のお菓子を子供に与えないようにしたり、子供のアトピーに医薬品を使わず、体質改善のため「国産」で「オーガニック」な食品にこだわるようになったり…。 読みながら、胸がチクチク傷んだ。私にも身に覚えがある内容だったからだ。 すでに成人しているうちの子たちがまだ幼かった頃、私は育児に懸命になるあまり、「自然派」の沼にハマっていた。 自然派は、一度傾倒すると、どんどん深みにハマってしまう。なぜなら体にも環境にも「よいこと」「正し