サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
参議院選挙2025
blog.uchidaclinic.net
睡眠専門外来を 2 つの医療機関で担当しています。そこには、様々な患者さんが来ます。日中の眠気で訪れる患者さんを睡眠障害の視点から、発達障害に発想を転換する必要があるケースに多くであいます。いくつかの症例をまとめて修飾してですが例としてあげますと 、 30 代の女性が他院の睡眠専門外来で過眠症で治療を受けていた。ベタナミン(覚醒作用のある、過眠症に用いられる薬剤)を投与されていまし。いまひとつ良くならないというので、睡眠専門外来を変えてみようということで来院されました。よくよく話を聞いてみると、仕事を順序立てるのが苦手で、休みの日などはぐったりと一日寝てしまうということでした。また、別の患者さんも、昼間の眠気で来院されました。この方の場合、遅刻が多い、日中の眠気などから、睡眠相後退症候群(生物時計の障害)と誤診されていました。その他にも、小学校高学年から中学生の患者さんで、学校で居眠りが多
注意欠如障害ADHD ADD にみられる日中の眠気 (2) ノルアドレナリンの仮説 このエントリーは前回3月に書きましたが、その後も睡眠専門外来には、日中の眠気で訪れて、注意欠如障害の症状を呈する患者さんが多く訪問しています。このようなケースに関して、推察される神経メカニズムと治療について、最近考えるところがあるのでまとめてみようと思います。 注意欠如障害は、ノルアドレナリンおよびドパミンという神経伝達物質(神経細胞同士の信号を伝達するための物質)の低下が背景に想定されます。これは、注意欠如障害治療薬の作用機序から推測されるものですが、ご存知のようにストラテラはノルアドレナリンの再取り込みを阻害し、ノルアドレナリン機能を高めます。また、メチルフェニデートは、主にはドパミンの再取り込みを阻害して、ドパミン機能を高めます。 これらの薬物が関与するノルアドレナリンやドパミンは、睡眠覚醒にも関
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『blog.uchidaclinic.net』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く