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「現代の建築家」書評 従来の建築史覆す、勇気ある論|好書好日
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「現代の建築家」書評 従来の建築史覆す、勇気ある論|好書好日
現代の建築家 [著]井上章一 「現代の建築家」が、1867年生まれの長野宇平治、伊東忠太から始まる... 現代の建築家 [著]井上章一 「現代の建築家」が、1867年生まれの長野宇平治、伊東忠太から始まるのに驚いた。現代建築家は、第2次大戦後という通常の建築史の書き方を井上はなぜ逸脱したのか。 建築デザインにおいても戦前と戦後とがつながっていることを示したかったのである。戦前を全否定して、戦後は断絶した反転、というのが現代史の大前提であった。しかし、40年体制論をはじめとする「断絶史観」を覆(くつがえ)す論が建築史にもあらわれた。 従来の建築史は、戦前の悪(あ)しき民族主義が、コンクリートに瓦屋根をのせた和風建築を生み、戦後の民主主義が、コルビュジエ派のモダニズム建築を生んだと説いた。 井上は正しいはずのモダニズムのリーダーたちの戦前を分析し、彼らこそが国粋主義によっていて、その国家総動員的発想が、戦時下におけるスピードとコストを重視したシンプルなモダニズム建築に直結したと看破する。 明治以来