日韓は感情論排した対応を (略) 日韓の首脳外交は、韓国で新しい指導者が選ばれるまで機能しない。この間は、互いの利害が一致する 政策にまで悪影響が及ばないようにする努力が最低限必要だ。 そのひとつが北朝鮮の脅威への対処だ。北朝鮮が日韓を射程に入れた核ミサイルを配備するのは時間の 問題とされる。そんなときに日韓のパイプが細り、日米韓の協力が滞れば、北東アジアの安定にも影を 落とす。日本としても慰安婦問題と切り離し、韓国との安全保障協力を深めていくべきだ。 米国ではトランプ政権が20日に発足する。選挙期間中、日韓との同盟を軽視する発言をしたトランプ氏に 同盟重視を働きかけるうえでも、日韓の結束が不可欠だ。 経済協力も同様だ。日本政府は今回、金融危機の際に外貨を融通し合う通貨交換(スワップ)協定の 再開協議の中断も決めたが、妥当な決定か、疑問は残る。 全文 日本経済新聞 http://www.n