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大谷翔平
cocolococo.jp
このご時世、高度経済成長期は終わって終身雇用制度も成り立たず、地方では仕事がないと叫ばれ、仮想通貨で大儲けするに至ってはもう一体何が仕事なのかわけがわからない。 そんな時にふと手に取って、じわじわと体に染みてくる本がある。 伊藤洋志さん作の『ナリワイをつくる』(2012年)そして『フルサトをつくる』(2014年)である。 「生業」と書いて「ナリワイ」。暮らしを成り立たせるための仕事とも言われるように、伊藤さんの「ナリワイ」は企業のビジネスを連想させるようなものではなく、「自分一人で始められて、やればやるほど頭と技が鍛えられ、さらに仲間が増える」ものを指している。 この「ナリワイ」をつくるうちに東京を拠点として、和歌山県の熊野、モンゴル、タイという3つの地域と故郷のような付き合いをするようになった伊藤さんは、多拠点居住とかマルチハビテーションとか呼ばれる新しい暮らし方の実践者でもある。 今、
(▲画像 建築設計:水上哲也建築設計事務所 写真:鈴木研一) 宮崎県日南市にある「油津商店街」。この約400mの小さな商店街に、全国のIT企業のサテライトオフィスが続々と集まってきています。自治体と企業が二人三脚で地域課題の解決に挑みながら、企業本体の価値もあげていくという、東京の補完ではない新しい地方の働き方を作り出している日南市と企業マンたち。なぜ、彼らは日南に集結するのか?その秘密を探りました。 田舎の商店街×IT企業!? 油津商店街は、寂れたシャッター商店街からたった3年で元気いっぱいに蘇ったことで、経済産業省の「はばたく商店街30選」にも選ばれ、地域活性のモデルとして全国から注目を集めている商店街です。今年4月にIT企業のサテライトオフィスが進出したのを皮切りに、わずか4ヶ月で徒歩圏内に6社の立地が決定。現在進出検討中の企業も続々と視察に訪れています。ITって何??と戸惑い気味
「風土」という言葉には、地形などの自然環境と、 文化・風習などの社会環境の両方が含まれます。 人々はその風土に根ざした生活を営み、 それぞれの地域に独自の文化や歴史を刻んでいます。 過疎が進む中で、すべての風土を守り、 残していくことは不可能であり 時とともに消えていく風土もあるでしょう。 その一方で、外から移住してその土地に根付き、 風土を受け継ぎ、新しくつくっていく動きもあります。
400年の歴史を誇る林業の町、宮崎県日南市。中でも飫肥杉(おびすぎ)は、日南市民の経済の要、生活の活力として常に人々に寄り添い、市民とともに成長してきた。 ところが、時代の変化に伴う木材需要減の受難は、この日南市にも容赦なく降りかかった。 木材はあっという間に工業製品に取って代わられ、飫肥杉も安い外国産材に押されて次第に行き場を失っていったのだ。 そんな現状を打破するべく、東奔西走している人たちがいる。 地域資源の特色を最大に活かした「obisugi-design」の誕生 飫肥杉を日南の資源として復権させるために生まれたのが、「日南市役所飫肥杉課」。飫肥杉を地域資源としてもう一度見直し、飫肥杉を核としたまちづくりを推進するため、市役所内で有志を募って結成された。 飫肥杉課のメンバーは、まずは自分たちが飫肥杉の可能性を信じることを大切にして、柔らかく素朴な性質を良い方向に利用できる手だてを考
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