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今回の東北地方を中心とした大規模な地震や津波、さらには原子力発電所の問題で多くの人々が苦難に直面しています。まだ大きな余震も起きており事態がいったん落ち着くのがいつなのか見えてきていない状況です。わたしの職場でも親類が被災した方がおられます。 避難しておられる方々が1日も早く家族揃って落ち着いた居場所を得られること、そして復興へと向かわれることを祈っております。 まだ事態が落ち着かないうちにお金の話で恐縮なのですが、破壊された都市の修復や避難している方々への住まいや物資の提供などには費用がかかります。 増税でなどという声もありますが、元々デフレと円高による不況で税収が激減している上にさらなる円高が襲い掛かり、風評被害まで予想されているところに増税というのは得策とは思えません。 そこで民間の活力を奪うことなく国が復興のために力を発揮する方策として復興国債を発行し、それを日本銀行が引き受けると
不況は人災です! みんなで元気になる経済学・入門(双書Zero)作者: 松尾匡出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/07/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 70回この商品を含むブログ (12件) を見る この本についてはTwitterで読書の実況中継しますと言いながらなかなかできなかったので、ブログのほうでまとめて書くことにします。書評とか感想すらうまいこと書けませんので本の紹介ということで。以前Twitterで完全雇用マニュアルはないのか?という話題が出ていたのですが、大勢の人にとってまさにこの本がその入門編になると思います。 実況中継のログから拾って整理しただけなので1章ごとの紹介という長々したものになります。とはいえ詳しい話は省略してありますので、本屋さんで買ったり図書館で借りたりして、読んで確認してみてください。ありがたいことにサポート用のブログも立ち上げら
最近勝間和代さんが政府にデフレを止めるようプレゼンを行ったりして、Twitterや新聞記事やラジオなどでデフレの問題が取り上げられることが増えています。また、経済学者の方や経済政策に詳しい皆様がデフレの問題に関してFAQ的な解説や、海外の解説の翻訳を行ってくださっています。ということでそうしたFAQへのリンク集を作ってみました。えーと、なんだかリンクしてないぞ、というのがあるかもしれませんが、わたしが知らないのとか、なにがなんだかよくわからないものはリンクしておりません。※どうもRBC(リアルビジネスサイクル理論)を理解するとなにがなんだかよくわからない話が出てくる背景がわかるらしいのですが、そこまではかなり遠い段階なもので申し訳ないです。RBCの指摘ってそれはそれで大事なもののようなんですよね。 ■リフレ政策ポータルWiki(arnさん)まずはここでしょう。インフレターゲット政策を行って
細切れ時間に本を読んでなおかつ読書メモが出来るようにTwitterで読書の中継、というのをやり始めましたが、短い断片が続くだけなのでブログの文章に再構成するのは困難ですね。また、2%成長しないとまずいというお話は他の方もされてるので略、というか読んでいる途中からTwitterに投稿することを思いついたので一部抜けてます。ちょっと表現を直したり再構成したりもしています。以下になります。 日本の税制が累進性が強いとか累進率上げるとやる気がなくなるという話へのまとまった反論ページ(P101)があるのはありがたいかも。大竹文雄さんの研究もグラフ付きで紹介されている。日本では貧困者へのサポートを国がすべきだという意識が先進国では非常に低い。自由な経済が人々を幸福にするという意識も非常に低い(P105)。飯田さん「自由競争はよくない。さりとて貧しい人を助けるのもよくない。これは「世間」に後ろ指をさされ
■人の災難を喜ぶいじめっ子の脳(ナショナルジオグラフィック ニュース 2008/11/7)元の論文はたぶんこれ。●Atypical empathic responses in adolescents with aggressive conduct disorder: A functional MRI investigation (Biological Psychology)この研究では、攻撃型行為障害(aggressive conduct disorder)を持っており、うそ、窃盗、公共物破損、弱い者いじめ等の経歴がある8人の少年たちと、行為障害を持たない同年代の8人のグループに対して、つま先に金づちが落ちるような不慮の事故による苦痛の状況や、演奏中のピアノ奏者に対してピアノのふたを閉めて指を挟むような意図的な苦痛の状況の映像数本を見せて、そのときの脳の状態をfMRIでスキャンしたそうです
●なぜ臓器が足りないのか? そのとき何がおこるのか?(tikani_nemuru_Mさん) 倫理学者の香川知晶さんの論文(思想 No.977 2005年9月号 P6-23)によるとそもそも脳死を人の死とするようになったのは移植に使う臓器が必要だったから(しかも戦後)、ということがアメリカのジャーナリストによって明らかにされているそうです。脳死は文化の違いとかいう話ではないと考えます。うまいことだまくらかして既成事実作って浸透させることができたかできなかったかの差ではないかと。また他の方が指摘していたことですが、移植医療が発達すればするほどドナーが不足するようになるので、アメリカの関係会議では高速道路の速度制限を緩めて事故が増えるようにしてはどうかという冗談すら語られるという不毛な状態が起こります。そしてドナー候補やその家族の人権なり想いなりは忘れ去られ踏みにじられ続けるわけでございます。例
この前のリンク集に田中秀臣さん(id:tanakahidetomiさん)からトラックバックを頂いたところかつてないブックマークがついたりアクセスがあってびっくりしました。ありがとうございます。ただあのリンク集は自分が読んで「なるほど」と思わされたエントリへのリンクでして、「それはまずいのでは?」「よくわからん」と思ったエントリへのリンクは入っておりませんのでその点ご容赦ください。 で、まだ読み始めの「経済論戦の読み方」なんですが、気になる記述がありました。近年の日本では、「二十一世紀型グローバリズムでは従来の経済学は通用しない」とか「デフレ対策をやりすぎるとハイパーインフレが起こり、市場経済は崩壊する」などという安易な説が唱えられている。そのような、どこからともなく(おそらく主張している人の直感や経験からだろうか?)湧いて出てきた新種の「理論」で、しばしば従来の経済学の遺産が完全否定されて
その前に前もってお断りいたしますが、わたくし経済学のド素人でして、何か質問されてもマジでお答えできません(w。クルーグマンの「ミクロ経済学」が積読になっていて飯田泰之さんと中里透さんの「コンパクトマクロ経済学」を暇なときに眺めようかなみたいな低レベルぶり。そしてようやく飯田泰之さんの「経済学思考の技術」を読み終えてこれから田中秀臣さんの「経済論戦の読み方」にとりかかるところです。後は経済学者さんや経済系ブロガーさんの文章を読むとか、クルーグマンやスティグリッツのコラムを翻訳して下さるありがたい方がいらっしゃるのでそうした方の翻訳を読むとかしている程度です。そういう超低レベルのド素人なりに思うところ、という大変うさんくさいものを書いておりますのでご注意ください。 飯田泰之さんのお話から思ったこと●まずは三択だって言うことに気づかねばならないすると格差と雇用の問題への対応には3つの選択肢しかな
長い題名の通りでございます。書いて下さったみなさまどうもありがとうございます。雑誌「WEDGE」での大竹文雄さんの論文に関するエントリもあります。田中秀臣さんの文章を読んだ後であの煽りというか釣りみたいな題名の特集はまるで買う気が起きなかったのですが、大竹文雄さんはなかなか興味深い提言をしておられた模様です。■経済学者の田中秀臣さんのエントリとすなふきんさんのエントリなど●雇用流動化論というまやかし(田中秀臣さん)この田中さんの文章を読んで「なるほど!」と思いました。さすがプロ!シンプルかつわかりやすいです。●パイを増やそうとしない破綻主義者たちについて(すなふきんさん)上の田中秀臣さんのエントリを受けてのものですが、「不況下の雇用流動化論というのは要するに増えない労働需要の中で人間をたらい回しにしていくだけの話で、本質的な解決になっていないのはバカでもわかることなのに、なんでそんなものに
先日TVを見ていたらこんなコメントが紹介されていました。元朝日新聞の拡張員だった神田司被告の言葉だそうです。彼らは3人で共謀し、2007年に名古屋で帰宅途中だった女性を強盗目的で拉致した上、ハンマーで頭部を何十回も殴って殺害しました。自分にとっては秋葉原事件の加藤容疑者の書き込みと同様に印象に残った言葉でした。一般的に景気が悪くなると失業者やホームレスが増え、治安も悪くなるものだと思います。しかし貧しいからといって誰もが秋葉原事件の加藤容疑者やこの神田被告らのような犯行に及ぶわけではありません。当たり前のことです。しかし、不景気や貧困・失業はこうした傾向のある人の「引き金」を引くことになりやすいのではないかと思います。無差別大量殺人や強盗殺人のような特殊な例はともかく、窃盗のようなものであれば「引き金」を引かれる人はもっと多くなるでしょう。不景気や貧困が増えることの怖さはこういうところにも
■米オークランドで黒人射殺事件の抗議が暴徒化、105人逮捕(2009年1月9日 ロイター) 米カリフォルニア州オークランドで、警官による黒人男性の射殺事件に抗議するデモが7日夜に行われ、暴徒化した抗議者ら100人以上が逮捕された。これを受け、オークランド市当局も8日、市民に平静を呼び掛けている。 事件は1日、同市内の地下鉄の駅構内で発生。けんかの通報を受けて駆け付けた警官が、現場にいたオスカー・グラントさん(22)を取り押さえて背後から発砲し、死亡させた。 通行人がビデオカメラで撮影した事件の映像がインターネットで流されたため、抗議が拡大。グラントさんを撃った警官は7日に辞職した。 暴動では商店の窓ガラスが壊されたり、車が焼かれるなどし、105人が逮捕されたが、一部除く全員が8日までに釈放。オークランドのデラムス市長は、地元の有力者とともに、市民らに平静を呼び掛けた。■警官が黒人射殺、ネッ
swan_slab バンドワゴンにのる人の空気を的確に表現しているように思えるhttp://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/demian/20081206/p1とお書きになられたのはなんなんでしょう?バンドワゴンに乗ろうとしているのはわたしでしょうか?また、乗ろうとしているのはどのバンドワゴンなんでしょうか?正確に教えて頂けますと幸いでございます。m(_ _)m ■東浩紀氏フルボッコhttp://d.hatena.ne.jp/mescalito/20081206/p1の中でswan_slabさんは一種のポリティカルコレクトネス運動なんだろうけど、なんかこう、みていて痛々しい。勿論、たたきまくっている側が。と書いておられるのですが、自分から見ると「ポリティカルコレクトネス運動」ではなくて「サイバーカスケード」現象で説明がつくと思うのです。
わたしは歴史修正主義とニセ科学に対してはだいたい同じ類のもの、そして同じような態度で臨むようにしています。どちらのビリーバーさんに対しても「悪い業者に騙されたかわいそうな人」といったような見方はしません。それこそその人の主体性を無視した大変失礼な話でしょう。その人にも色々な葛藤があるというのであればわたしも葛藤があってやっているわけです。そして95%はクズであるというなら、お互いクズ同士、それぞれのクズなところを指摘しあいながら討論していけばいいわけです。そういうお互いツッコミ合いのサイクルでなんかマシになるんならいいのではないのかな?という。と、5月にいろいろもらったトラックバックに対してのちょっとしたお返事を書きつつも、歴史修正主義者に対していくらけちょんけちょんに書いてもお叱りは受けなかったのにニセ科学ビリーバーさんに失礼な書き方をすると(主にサヨク系と思しきの方から)お叱りが飛んで
昨今TVでは子供の携帯電話利用や学校裏サイトのことがスキャンダラスに取り上げられています。こまったことに天下の公共放送、NHKもいじめやネット、携帯電話の専門家でもない人間を担ぎ出してネガティブキャンペーンを張る始末。そこで冷静に問題を分析してみよう、というスタンスのこの本が重要になってくるわけです。日本中の学校関係者に送って読んでもらいたいくらい。 本書の主張の第1のポイントは・「学校裏サイト」でのネットいじめの問題はそもそも学校におけるいじめの構造が反映されているものであり、ネットが利用されることで学校におけるいじめが可視化されるようになった。ということかと思います。それ以外では大人のネット利用で見られる荒らしや誹謗中傷書き込みの問題と同様なものが多いようです。また、著者は「学校裏サイト」ではなく「学校勝手サイト」と呼んでいるのですが、様々なアンケート調査や著者自身の聞き取り調査の結果
先日NWECで行われたワークショップ「情報発信メディアと男女共同参画の視点 ミニコミからインターネットまで 多様な取り組み事例から」に参加してきました。 ワークショップの概要やスタッフの方の紹介は・NWECでワークショップやります。(マサキチトセさん)・「NWEC夏の男女共同参画フォーラム」に参加(荻上チキさん)・イベント告知(あさってです<遅)(tummygirlさん)・忙しい8月(ミヤマアキラさん)・NWECでワークショップやります(斉藤正美さん)・NWEC夏の男女共同参画フォーラムでのワークショップ!(山口智美さん)で主催者の皆様が書いておられますのでそちらをご覧ください。それにしてもなななななんという豪華メンバー。 また前もって告知されていた内容ですがコミュニケーション空間における葛藤――発言者に対する一貫性や可視性への要請と、安定した一貫性に回収されない交流への欲望との――は、決
昨日のエントリ「陰謀論やニセ科学と市民運動について」を書いた後で思うところがあったり、いただいたブックマークコメントを読んで書いておきたいことが出てきたのでここで補足しておきますね。富山の市民運動について富山でも市民運動界隈にニューエイジやニセ科学が入り込んでいることなどについて昨日のエントリで書きましたが、ちょっと補足を。労働運動系や女性運動系ではあまりそういう感じはありません。ただいつも忙しすぎて議論している暇が無いという印象があります。それと患者団体や障害者運動のような医療関係でも自分の知る範囲ではそういう感じはないです。日々の生活やそれこそ生死の問題がかかっているということが関係しているのではないか、と思えますし、医療・福祉制度のことや医学のことをたくさん調べて考えたり議論しながら物事を進める必要があることがそういう要素を近づけにくくしているのかもしれません(それと余談ですがちょっ
これはkmiuraさんのエントリ経由で知りました。 http://www.jassweb.jp/2008/04/post_8.htmlによるとシンポジウム・「すべての女子は《腐》をめざす─BLとフィクショナリティーの現在」の司会は室井尚さん、その他壇上にいらしたのは清田友則さん(横浜国立大学)と永久保陽子さん。 で、日本記号学会第28回大会「遍在するフィクショナリティ」のfont-daさんのお話によると 真面目に書くと、セクシュアリティについて論じられている、基本的な主題についてすら、踏まえられていないトークが続いたという、あまりにもレベルの低いシンポジウムだった。クィアのクの字が登場するどころか、無頓着に「普通」という言葉が飛び交う。私から見ると、それこそ「異常」なセクシュアリティについてのシンポジウムだった。 パネリストとして参加した永久保陽子は、一方的に聞き取りされ、分析される対象に
菊池誠さんのブログ、kikulogの憲法9条と911陰謀論、または安斎先生はどう考えておられるのだろうを読んでいて市民運動界隈のことで思わされたことがあれこれ。特にコメント欄です。 亀@渋研Xさんhttp://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1209434581#CID1209765159きくちゆみという人の経歴は、受け入れている人には、こんなふうに見えているはずです。かつて、ふつうのOL(金融業界にお勤めしてたのだそうで)だったのに、アースデイで『ボーイングを探せ』に出会い、そこで「行動すること」に目覚めて、個人でも大きな影響力が行使できることを示しつつある(示した)人。おまけに(というか、アースデイに足を運ぶぐらいだから当然ですが)、反戦でエコなので、いいことづくめ。ご承知のように、環境問題や南北問題、人権問
結構前にわざわざ著者の内藤朝雄さんから送って頂いたのにご紹介がそのままになっていました。内藤さんはじめ編集・出版に携わられた皆様、本当に申し訳ございません。 この本は「いじめの社会理論」「いじめと現代社会」に続く内藤さんの3冊目の単著になります。前者2冊は論文が元になっていたり、アカデミシャンや人文系の素養のある人向けの文章を集めたものでしたが、今回は語りおろしといった感じで「口語体の内藤いじめ論」になっています。そのため以前の2冊や内藤さんのサイトに掲載された文章などにとっつきにくさを感じる人にもお薦めできます。この本の中ではいじめは「人類共通の病気」として風邪に例えられています。そして『「いじめをなくそう」という目標を立てるのは、「地球上から風邪を一掃する」と宣言するのと同じくらい無理がありますが、風邪にかかりにくい環境を作ることなら、それよりもずっと簡単にできるかもしれません。』と、
先日のエントリ2つ(http://d.hatena.ne.jp/demian/20080304/p1、http://d.hatena.ne.jp/demian/20080311/p1)に関連して、また思うところがあったので書いておきます。で、こんなまとまりのない文章でも書いているとすぐに時間がたってしまう。眠いぞ。1このへんのことになると話題がとにかく拡散してしまってとりとめもなく話が長くなってしまうので絞って書いているんですが、そうすると自分で読んでも肝心なところが抜けているように見えてしまいますね。読んでいる方には当然抜けて見えますし、さらに想像を膨らませてしまうので全然関係ない方向に話がそれていってしまうという。難しいですね。モジモジさんのエントリのほうのコメントやブックマークコメントなど読ませていただいてそう思ったのでした。わざわざ書くまでもないと思って書いていなかったのですが、年
先日病院で検査ましたところ、空腹時血糖値は下がってきました。しかしHbA1cがまだまだ。暖かくなるので運動などもしてゆかないと。そして怖いのは肝機能の数値が悪化していたことで、知り合いに医療関係者の方がいらっしゃいましたらガンマGTPが300超えてるってどんな状態?と聞いてみてくださいませ(冷汗)。200とかそういった数字が続いてきて今度は300なもので。ああ、死神の足音が聞こえる… いや全く洒落にならないので健康話はこのくらいにしておきます。 先日のエントリ『昨晩のTBSラジオ「アクセス」は児童ポルノの問題がテーマでした。』についてお知らせです。この中でリンクさせていただこうとしたkleinbottle526さんのエントリ『「犯罪的なペドフィリア」ってなんだ?』ですが、kleinbottle526さんがご好意によりhttp://matzmt.wordpress.com/2008/03/0
テーマが児童ポルノの単純所持禁止に賛成?反対?というもので、ゲストが東浩紀さん。ラカン派トーク(?)が炸裂していました。東さんの主張はシンプルで、子供に対して性的な欲望を感じることを防ごうとすべきではない(確か不可能とも)、その欲望と犯罪をどう切り離すかが大切といったもの。また、児童ポルノの定義をどうするか、ということの重要さにも触れていました。東さんが問題視しているのは、子供が性的に虐待を受けたり性的な暴行を受けているような非常に重い犯罪のケース。こういうものは犯罪集団とも結びつきがあるだろうし、子供がこうしたことの被害に遭わないようにするためにはどうするか、ということはとても大事。現状の児童ポルノをめぐるおしゃべりの水準だと、成人女性が、学校の制服っぽい服装を着て出演しているアダルトビデオを児童ポルノだと呼ぶレベルに思えます。ほんとに児童年齢の人が性行為をしているビデオがあれば、そんな
▼いじめという単語を使うとどうしても小中学校の子供のあれみたいな感じになってしまいますね。ハラスメント・リンチ、といった言葉の使い方にしておけば良かったかもしれません。ともあれ今回のことは自分としては嫌がらせ・リンチの一種として、人権問題の一つとして捉えています。実名・匿名だとか言論活動に伴う覚悟がどうのといった話ではないと考えています。そして他者がどうのとか応答可能性がどうのと言っている場合ではないと考えています。 ▼既に出ている名前ではないかということについて ―名寄せの問題―既に他で実名が出ていても、それと「chikiさん」という情報が結び付けられなければchikiさんの実名はわかりません。これはいわゆる「名寄せ」に伴うプライヴァシー侵害の問題ではないでしょうか。よく新聞・ネットで学生のスポーツ大会で良い成績を出した人の名前が出ていますが、それも名寄せされなければ、例えば目の前のAさ
■小谷野敦さんに実名を晒された件/および匿名と顕名の擁護(chikiさん)chikiさん、色々ご心労があって大変だと思います。この件については実名・匿名の議論そのものは優先的なものではなくむしろ偽の議題でしょう。表題に書いたようにこれは単にWebを介した嫌がらせ、いじめ、リンチの問題のはず。小谷野さんとgerlingさんにchikiさんに対する悪意があることはブログの記述から明白で、その悪意を原動力としつつ、実名・匿名に関する議論を用いて行為を正当化しようとしているだけの話でしょう。以前やり取りがあって気に食わなかった相手の嫌がるようなことをして打撃を与えたい、というときに相手が嫌がっている個人情報晒しを行った、と考えられます。ただ加害者の人たちのエントリを読むとわかりますが、やっている本人にとってみればまさしく正義の遂行でして、さらにはむしろ自分は被害者であるといった感情をお持ちなのでは
▼障害者自立支援法:施行後の利用料、重度ほど負担増す−−作業所調査(毎日新聞 2007年10月24日) 障害者自立支援法によるサービス利用料負担などの影響は、より重度の障害者ほど大きいことが、障害者作業所の全国連絡組織「きょうされん」の調査で分かった。昨秋、きょうされん加盟施設の利用者と家族に9660通の調査票を渡し、2410世帯が回答した。 同法施行後(06年4月)に通所・入所施設の利用料や食費など負担額が施行前(06年3月)より「増えた」との回答は51%で、金額は「1万円以上2万円未満」が最も多かった。増えたのは福祉サービスの利用料、医療費・薬代、施設での食費など。06年4月以降「切りつめた」ものでは娯楽費、光熱費、交際費などが目立った。 さらに、障害が単一の障害者と重度の障害者に分けて回答を分析すると、「増えた」は単一障害者では39%だが、重度重複障害者は59%。また介護者への質問で
先日報道されたのはいわゆる「着エロ」にあたるイメージビデオのモデルさんがどうも撮影現場の状況に問題があったのか、家庭の事情があったのかで警察にかけこんだことがきっかけだったようです。その意味では本来内容そのものの問題ではなかったようなのですが、モデルさんの年齢を考えると内容にも問題があったため、これをきっかけに内容に関する規制も進めよう、というのが当局の思惑に見えます。その前に普通「着エロ」系のビデオって2chの関連スレなどで調べてみると、モデルさんが年齢詐称しているのが普通なようで、アダルトビデオに出演しているような人(つまり成人)が17歳とか16歳とか偽っているパターンが多いようです。もちろん普通に成人としての年齢を出して出ている人もいるようです。ところが今回の件はどうやら本当に17歳のモデルさんだったようで、まずその点がいかんのではないかと。どんな内容なのかも2chの関連スレで知るこ
先日オールニートニッポンからのアクセスがあって、見てみると以前のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/demian/20070128)にリンクされていました。杉田俊介さんの文章からでした。 また、杉田俊介さんのオールニートニッポンでの記事と、先日の内藤朝雄さんのブログの閉鎖の件で、栗山光司さんが経緯がつかめない(http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20070912/p3)と書かれたり、櫻井信栄さんがこれは残念だ(http://d.hatena.ne.jp/sakura-chamisul/20070912)といったことを書いておられました。ブログの閉鎖は確かに残念でして、先日の参議院選挙でもし民主党が負けていたらこのくらい残念だった、というくらい残念ですが、問題のあった点を認めてきちんと謝罪されたことはしっかりした対応だと思いました。 その
医薬系の図書館で発見した雑誌。「中国医学雑誌 東方医学」発行は日本東方医学会。鍼灸・漢方系(+健康食品)の雑誌のようで、学会のホームページを見ると基本的には東洋医学の学会のようです。ところが掲載されている論文・記事の中に一部毛色の違う題名のものが混ざっています。 たとえばVol.22 No.2 (2006)では「ホメオパシーのレメディ Nux vomicaの全体像とその考察」というのがあります。しかしこれは序の口でVol.22 No.3 (2006)には「波動と治療体系について」というインタビュー記事が。インタビュー内容の目次は以下の通り。中をちょっと見ただけでくらくらしてくるので中身の紹介はしません。 波動ビジネスと波動医学波動的な損傷を受けやすい臓器肝臓と骨の意味エネルギーの乱れの根本を修正する感情について肉体、感情、エネルギー・ボディ深さの概念予後不良牛の90%が完治自己治癒力につい
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