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スペルマ・タイド・ライジング 「コスモナウト」『秒速5センチメートル』 - 仮文芸
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スペルマ・タイド・ライジング 「コスモナウト」『秒速5センチメートル』 - 仮文芸
あのH-IIの打ち上げ場面をイメージだと誤解する人がいるらしい*1。「コスモナウト」は宇宙開発とは関連... あのH-IIの打ち上げ場面をイメージだと誤解する人がいるらしい*1。「コスモナウト」は宇宙開発とは関連のない青春恋愛劇である。そこに、1分弱8cutを費やしてロケットの打ち上げを挟み込むのだから、場面が本筋から浮きかねず、カテゴリーエラーと採られても仕方がない。タカキ君の心象を描いているのは何となくわかるのだが、では、違和感をともなうほど粘着的な打ち上げの描画を以って、語ろうとしたタカキ君の心理とは何だったのか。 辺境の地で、タカキ君は明里を聖化してしまった。ロケットの打ち上げは、タカキ君の病的な孤独を、深宇宙を行くスペースプローブのそれに転義しようと試みている。この比喩を理解するためには、前提として、明里への過剰崇拝がタカキ君のなかで爆誕していることを、わたしたちが知っておかなければならない。ところが、作者はこの辺の説明には禁欲的だ。時折、タカキ君が明里とデートする謎空間が挿入され、タカ