⚫︎引用、メモ。桂離宮とその庭園について。エリー・デューリング「脳に反して思考する アルゴリズム空間のパフォーマンス」(『柄沢祐輔 アルゴリズムによるネットワーク型の建築をめざして』所収)。 (以前も、ほぼ同じようなところを引用したことがあるかと思うが、改めて復習として。) 《(…)知覚できる建築の範囲においては視覚的距離については分離を、また動的近接(私たちの境界のある要素が「手の届く範囲内」にあると瞬間的に感じる感覚)については接続を思考することが自然である。もちろん、遠位と近位、視覚的と動的は程度の問題として連続的な言葉と理解することができる。ゲシュタルト心理学によって掘り下げられた知覚の法則(例として、図地反転の裏に潜む知覚の法則)は概して局所的な一連の行動の原則に従う平衡化のメカニズムに究極的には依存する。そういう意味では、「遠くの行動」は存在せず、遠位とはただ異なる、または遅れ