『金色夜叉』に非モテの源流を見たよ。 - Something Orange

尾崎紅葉の『金色夜叉』を読んでいます。 金色夜叉 (新潮文庫) 作者: 尾崎紅葉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1969/11/12メディア: 文庫 クリック: 25回この商品を含むブログ (26件) を見る 尾崎さんちの紅葉さん、いまとなってはほとんど読むひとのいない作家だけれど、明治時代には最大最高のベストセラー作家でした。 その代表作が『金色夜叉』。「ダイヤモンドに目がくらみ〜」という一句を耳にしたことがあるひとも多いのではないでしょうか？ 実はぼくもその一節だけ知っていました。 ところが、この台詞、小説をもとにした歌謡曲に出てくるもので、原作には登場しないんですね。 あと、 「來年の今月今夜は、貫一は何處（どこ）で此月（このつき）を見るのだか！ 再來年（さらいねん）の今月今夜……十年後（じふねんのち）の今月今夜……一生を通（とほ）して僕は今月今夜を忘れん、忘れるものか、死んでも

[stonife]

笑の大学で「寛一とお宮」が出てきたからどんな話かと思っていたら、こんなぶっ飛んだ話だったとは。この人の考察もおもしろい

[twainy]

面白い

[TakahashiMasaki]

"自由恋愛が始まった明治の頃、紅葉はすでに、それが貫一のような敗残者を生み、悲喜劇を生み出すことを予測していたのではないか"……………………………………………

[kanimaster]

芝居や映画で流行ったらしい。／こちらのレビューとほぼ同じ内容。http://d.hatena.ne.jp/komogawa/20060425/1145959072

[crowserpent]

青空文庫で読めます：http://www.aozora.gr.jp/cards/000091/card522.html／関連：http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20070108

[hajic]

　明治の偉人たち

[baisemoi_bullet]

「金色夜叉」について（テレビや雑誌で）語られる時、貫一のダメさがあまり言及されない気もする……アレを「男の反応として当たり前」とするみたいな共通理解の空気が漂ってて。

[esbee]

ほえー。ぜひ読みたくなる素晴らしい書評

[t-kawase]

面白い考察。結局女を思い通りにできない男の嘆き（逆ギレ）は時空を越えるということか。

[walkinglint]

> これはたぶん、偶然ではない。自由恋愛が始まった明治の頃、紅葉はすでに、それが貫一のような敗残者を生み、悲喜劇を生み出すことを予測していたのではないか。

[lakehill]

kaienさんの解説を読んでみると面白そうだなあ。