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d.hatena.ne.jp/maaya331
ぼくは宇野常寛がきらいだ。16歳のころ、かれがまだ「善良な市民」だったころから文章を読んでいる。ちっとも好きになれない。悪意ある人間観察眼のまなざし。冷笑的で露悪的なレビュー。根拠にとぼしいレッテル貼り。旧惑星開発委員会の「日記」にあった、北海道の「最底辺大学」サークルめぐり、なんて話題には吐き気すらおぼえた。『ゼロ年代の想像力』は、雑誌で断片的に読んでいた。やはり違和感をいだいた。かれは、作品固有の語りから喚起される、あるいは湧きいづる感興にもとづいて批評することができない。と、いわないまでも、ほとんどできない。すでに自分のなかに厳然としてある価値観のマップをもとに作品を分類していくスタイルにちかい。そこが、信頼するにはむずかしい理由なのだと思う。そして作品にそなわった魅力を引き出し、絶賛することをいつも失敗する。もっといえば、ほめるのが下手だということだ。それでも、なんらかの意味での鋭
いつか実現させたい、コメントつきリンク集に向けての簡易メモ。自分がよく読むサイトの一部をおおざっぱにまとめてみる。 まず漫画の情報といえばいわずとしれたOHP。単行本派の人間なら、ここにあげられている月々のおすすめ作品をチェックするだけでも漫画の最前線は追うことができる。ほかに活きのいい最新刊の感想をすばやくチェックできるサイトとして、 第弐齋藤、yama-gat site、小心者の杖日記、ポトチャリポラパ、加速する思考、asahi.com:「コミック教養講座」。じっくり作品を読みこむ評論として、紙屋研究所、ふぬけ共和国blog、七里の鼻の小皺、Hang Reviewers High。 速報性が売りのオタク系ニュースサイトはいくらもあるから、ここでのべる必要はないだろう。アングラ方面の重鎮としては、屋根裏。最近は情報源としての価値はさほどないかもしれないが、屋根裏さんのキャラクターがおもし
1977年発行、別冊新評「SF―新鋭7人特集号」のスキャン。目次 グラビア 自筆年譜 ついでに、季刊幻想文学60号の93年〜00年のベスト本アンケートで山尾が挙げている本のリストを転記する。書名のみのものは作者名と出版社名をしらべておぎなった。 《書物の王国》シリーズ(国書刊行会)中野美代子「眠る石」(日本文芸社)マンディアルグ「猫のムトンさま」(ペヨトル工房)スティーヴン・ミルハウザー「三つの小さな王国」(白水uブックス) タニス・リー「ゴルゴン」(早川FT文庫) アンジェラ・カーター「シンデレラあるいは母親の霊魂 」(筑摩書房) 野溝七生子「眉輪」(展望社) 笙野頼子「太陽の巫女」(文藝春秋)佐藤亜紀「モンティニーの狼男爵」(光文社文庫)小川洋子「薬指の標本」(新潮文庫)矢川澄子「「父の娘」たち」(平凡社ライブラリー)高原英理「少女領域」(国書刊行会)西崎憲編「輝く草地」(筑摩書房
二階堂奥歯は、幻想文学愛好家/関係者の2ちゃんねらーにとって(たとえばオタクたちにとっての中川翔子のような)アイドルブロガーのような存在だったのではないか。SF・ファンタジー・ホラー板のスレッド「東殿下と幻想文学の仲間たち」一連の過去ログを見ていると、そう思えてくる。べつに下衆な野次馬根性でこんなことをのべるのではない。書籍版「八本脚の蝶」の東雅夫寄せ書きの最初の一文からして 後にみずから「二階堂奥歯」と名乗り、ネットの匿名掲示板では「姫」と通称されることになった彼女は、そのはじめ、国書刊行会の新人編集者として、私たちの前に忽然と姿を顕わした。とわざわざ2chのことが言明してあり、これらのスレッドの存在は明確に意識されている。・【奥歯たん】東雅夫と幻想文学の仲間たち【萌え】 (3) ・【奥歯姫】東殿下と幻想文学の仲間たち4【萌え】・【奥歯姫】東殿下と幻想文学の仲間たち5【幸あれ】 ・【奥歯
いまなお探しているひとへ。このブログは、繭の日々、祈りのかたちへに移転しました。 感受性の欠如した人間が何を読み、語っても無駄であることに気がつきました。誠に勝手ながら本日でこのブログは終了させていただきます。コメントの返事も省略いたします。ご愛読本当にありがとうございました。 ※数週間後にこのアドレスは削除します。 ■[Book]飯田茂実『世界は蜜でみたされる』(水声社) 深海魚に会おうとした揚羽蝶が、海面にへばりついている。 最先端をゆくそのひとは先端恐怖症なので鏡を覗くことができない。 たった1行で書かれた掌編が333個おさめられている。読了したのはすこし前なので記憶がやや遠いが、著者の本領が発揮されるのは怪奇的な作品、それも通俗的なイメージによりかかるのではなく、「なにが怖いのかわからない」ものにあるようにみえる。瞬間的にこころの襞に入りこみ、かき消えたと思いきや、いつまでも反響す
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