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『古本屋の覚え書き』

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  • 陸軍中野学校の勝利と敗北を体現した男/『たった一人の30年戦争』小野田寛郎 - 古本屋の覚え書き

    4 users

    d.hatena.ne.jp/sessendo

    陸軍中野学校の勝利と敗北を体現した男 人間が怖かった 残置諜者の任務を全うした男 小野田寛郎 『F機関 アジア解放を夢みた特務機関長の手記』藤原岩市 『洞窟オジさん』加村一馬 1972年(昭和47年)1月24日、横井庄一がグアム島で発見された(画像)。帰国した横井は「恥ずかしながら帰って参りました」と語った。 それから2年後の1974年3月10日、今度はフィリピンのルバング島で小野田寛郎がフィリピン軍に投降する。戦後29年目のことであった。 実はこの二人には大きな相違があった。横井は川でエビを採っていたところを地元の猟師に発見され、住んでいた洞窟から救出された。これに対して小野田は戦争が続いているものと確信し、所期の任務を遂行していたのだ。戦後、幾度となく捜索が行われたにもかかわらず、小野田は米軍による偽装行為であると思い込んでいた。接触に成功した鈴木青年のことも小野田は全く信用していなか

    • 暮らし
    • 2013/08/11 14:53
    • 回帰効果と回帰の誤謬/『人間この信じやすきもの 迷信・誤信はどうして生まれるか』トーマス・ギロビッチ - 古本屋の覚え書き

      3 users

      d.hatena.ne.jp/sessendo

      『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』トール・ノーレットランダーシュ 誤った信念は合理性の欠如から生まれる 迷信・誤信を許せば、“操作されやすい社会”となる 人間は偶然を物語化する 回帰効果と回帰の誤謬 視覚的錯誤は見直すことでは解消されない 物語に添った恣意的なデータ選択 『脳はいかにして〈神〉を見るか 宗教体験のブレイン・サイエンス』アンドリュー・ニューバーグ、ユージーン・ダギリ、ヴィンス・ロース 回帰効果とは、不完全な相関関係における極端な数値に対して、もう一方の数値が平均へと回帰する現象をいう。エ、わかりにくい? 確かに。 例えば、身長が195cmの父親から生まれた子供は、195cm未満である可能性が高いということ(※遺伝学者のフランシス・ゴルトンが実際に調べた)。あるいは、今月の交通事故死亡者数が極端に低下すれば、来月は上回ることが予想される。はたまた、今回の試験の平均点が9

      • 学び
      • 2012/05/12 11:14
      • 心理
      • 小野田寛郎を中傷した野坂昭如/『小野田寛郎の終わらない戦い』戸井十月 - 古本屋の覚え書き

        4 users

        d.hatena.ne.jp/sessendo

        ルバング島のジャングルで30年の長きにわたって戦い続けた小野田寛郎は、帰国後メディアから集中砲火を浴びる。小野田は格好の標的となった。物珍しければ何にでも飛びつくのがメディアの習性だ。連中は野良犬のように鼻が利き、野良犬のようにしつこい。 野坂昭如(のさか・あきゆき)が小野田寛郎を中傷した―― (野坂昭如による“談話筆記”〈『週刊ポスト』8月16日号〉) 小野田さんはいろいろ偉そうなことをいっているけど、そして偉い面もあるけど、游撃戦にしろ、残置諜報者にしろ、その本分は何も果たしていないじゃないか。 彼は自分の頭の中に艦船の出入りとか、飛行機のなんとかというものをしっかり納めていたという。それがやがて来たるべき日本の反撃に備える自分の任務だった、というが、じゃ、それを書いてみろといったら、おそらく書けないのではないか。 横井さんの場合は、「あれは逃亡兵だ、逃げ回った人間だった」という決めつ

        • 暮らし
        • 2012/02/19 15:04
        • 死の瞬間に脳は永遠を体験する/『スピリチュアリズム』苫米地英人 - 古本屋の覚え書き

          5 users

          d.hatena.ne.jp/sessendo

          「死んだ後はどうなるのか?」――古(いにしえ)より議論されている大きなテーマである。果たして死後の生命はあるのかないのか。あるとすれば形状が問われ、ないとすれば倫理が崩壊する。 ところが、だ。苫米地英人は「死ぬ瞬間」に着目する。これは斬新な視点だ―― 二つのことを事実として説明すればわかりやすいと思いますが、まずひとつはドーパミンをはじめとするありとあらゆる脳内伝達物質が、脳が壊れるときに大量に放出されます。ですからまず、気持ちが良い。脳幹の中心の中脳のところ、VTA領域からいくつかの経路が伸びていて、脳幹の中のドーパミン細胞からドーパミンが大量に出ます。要するに、臨死体験のときは超大量の脳内伝達物質が出て、凄く気持ちが良い体感をする。同時にありとあらゆる幻視・幻聴・幻覚が起こります。 もうひとつは、時間が無限に長くなっていきます。時間感覚が変わっていくわけです。たとえば走馬灯のように自分

          • 暮らし
          • 2011/07/24 18:32
          • 眼の前で起こった虐殺/『ルワンダ大虐殺 世界で一番悲しい光景を見た青年の手記』レヴェリアン・ルラングァ - 古本屋の覚え書き

            7 users

            d.hatena.ne.jp/sessendo

            『生かされて。』イマキュレー・イリバギザ、スティーヴ・アーウィン 眼の前で起こった虐殺 ジェノサイドが始まり白人聖職者は真っ先に逃げた 今日、ルワンダの悲劇から20年 『戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった』イシメール・ベア ルワンダものを読むのは初めてのこと。私の知識は『ホテル・ルワンダ』で得たものしかなかった。『ホテル・ルワンダ』は国連平和維持軍に守られているエリアからの視点であった。一方、レヴェリアン・ルラングァは塀の外の大虐殺を目の前で目撃した。だが、目撃しただけではない。体験させられたのだ。2分とかからぬ間に43人の身内を殺され、彼自身も身体をマチューテ(大鉈)で切り刻まれ、左手を切り落とされ、虐殺を目撃した左眼をえぐり取られた。これが、15歳の少年の身に振りかかった現実であった。 ジェノサイド(大量虐殺)といえば、ヒトラーによる600万人のユダヤ人殺戮が代名詞となっているが

            • 学び
            • 2011/06/01 14:36
            • 出版
            • 書評
            • 社会
            • 宗教の原型は確証バイアス/『動物感覚 アニマル・マインドを読み解く』テンプル・グランディン、キャサリン・ジョンソン - 古本屋の覚え書き

              6 users

              d.hatena.ne.jp/sessendo

              宗教の原型は確証バイアス 自閉症者の可能性 正真正銘の神本(かみぼん/神の如く悟りを得られる本)だ。著者のテンプル・グランディンは、オリヴァー・サックス著『火星の人類学者 脳神経科医と7人の奇妙な患者』(吉田利子訳、早川書房、1997年)のタイトルになっている人物。自称「火星の人類学者」は自閉症(※アスペルガー症候群と思われる)の女性動物学者であった。 これは凄い。とにかく凄い。本書とトール・ノーレットランダーシュ著『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』とレイ・カーツワイル著『ポスト・ヒューマン誕生 コンピュータが人類の知性を超えるとき』を合わせて、「科学本三種の神器」と私は名づけたい。 網羅、渉猟、越境の度合いが生半可でないのだ。本物の知性は統合に向かうことがよく理解できる。緻密さや細部で勝負する知性はカミソリみたいなもので、切れ味は鋭いものの骨肉を断ち切るところまで及ばない。それに

              • 学び
              • 2011/02/17 11:56
              • 出版
              • “思いやり”も本能である/『あなたのなかのサル 霊長類学者が明かす「人間らしさ」の起源』フランス・ドゥ・ヴァール - 古本屋の覚え書き

                5 users

                d.hatena.ne.jp/sessendo

                “思いやり”も本能である 他者の苦痛に対するラットの情動的反応 日本文化「出る杭は打たれる」 『共感の時代へ 動物行動学が教えてくれること』フランス・ドゥ・ヴァール フランス・ドゥ・ヴァール「良識ある行動をとる動物たち」 「本能」の定義が変わるかも知れない、と思わせる内容。取り上げられているのはチンパンジーとボノボ。同じ類人猿でも全く性格が異なっている。わかりやすく言えば、チンパンジーは暴力的な策略家で、ボノボはスケベな平和主義者。社会構造も違っていて、ボノボはメスが牛耳っている。 動物の世界は力の強い者が君臨している。 食べる目的以外で殺すのは人間だけ。 動物は同種同士で殺すことはない。 動物には時間の概念がない。 動物は「会話する言葉」を持たない。 快楽目的の性行為をするのは人間だけ。 これらは全て誤りだった。丸々一章を割いてボノボの大らかな性の営みについて書かれているが、まるでエロ本

                • 学び
                • 2010/12/20 21:07
                • 出版
                • 動物
                • 文化
                • 科学
                • 少年兵は流れ作業のように手足を切り落とした/『ダイヤモンドより平和がほしい 子ども兵士・ムリアの告白』後藤健二 - 古本屋の覚え書き

                  3 users

                  d.hatena.ne.jp/sessendo

                  少年兵は流れ作業のように手足を切り落とした シエラレオネ反政府軍に使われた少年兵は5000人以上 麻薬で殺人に駆り立てられる少年兵 『戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった』イシメール・ベア ユニセフは少年兵の数を25万人と想定している。では子供達が戦場でどのような攻撃をしているのか―― 子どもたちのなかには養女がいます。メムナちゃんといいます。妻エリザベスさんの姉の娘です。 3歳になるメムナちゃんですが、彼女もまた、反政府軍によって右手を切り落とされていました。 (こんなに小さな子が逆らうはずもないのに、なぜ? 兵士たちは狂っている…) わたしはこの時、自分の腕がじーんと痛くなるのを感じました。 メムナちゃんがおそわれたのは、1年前のこと。 勢いにのった反政府軍が、地方から首都フリータウンへ攻め入ってきた時のことです。 反政府軍の残酷なやり方はこれまでよりも激しくなっていました。無差別

                  • 暮らし
                  • 2010/12/17 13:00
                  • 戦争
                  • 資料
                  • 『迷惑な進化 病気の遺伝子はどこから来たのか』シャロン・モアレム、ジョナサン・プリンス - 古本屋の覚え書き

                    15 users

                    d.hatena.ne.jp/sessendo

                    祖父がアルツハイマーになった。著者が15歳の時だ。祖父が元気な頃、「体調がよくなる」と言って好んで献血をしていた。その理由を学校の先生や、かかりつけの医師に尋ねてみたがわからなかった。15歳の少年は医学図書館へ足繁く通い、遂にヘモクロマトーシスという珍しい遺伝性の病気を発見する。体内に鉄が蓄積される病気だった。少年は直感的に、ヘモクロマトーシスがアルツハイマーと関連していると推測した。だが、子供の話に耳を傾ける大人はいなかった。後年、シャロン・モアレムはこれを証明し、博士号をとった――こんな美しいエピソードからこの本は始まる。専門書にもかかわらずこれほど読みやすいのは、スピーチライター(ジョナサン・プリンス )の力もさることながら、最初の志を失わない研究態度に由来しているのだろう。 遺伝子は「生命の設計図」といわれる。遺伝情報によって、罹(かか)りやすい病気がある。はたまた、「生きとし生け

                    • 学び
                    • 2010/12/01 04:05
                    • 科学
                    • 書評
                    • 生物
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                    • book
                    • 歴史が人を生むのか、人が歴史をつくるのか?/『歴史は「べき乗則」で動く 種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学』マーク・ブキャナン - 古本屋の覚え書き

                      4 users

                      d.hatena.ne.jp/sessendo

                      『複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線』マーク・ブキャナン 『急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』マルコム・グラッドウェル 『新ネットワーク思考 世界のしくみを読み解く』アルバート=ラズロ・バラバシ 歴史を貫く物理法則 歴史が人を生むのか、人が歴史をつくるのか? 政治とは破滅と嫌悪との間の選択 地震はまとまって起こる 歴史とは物語である。より多くの人々に影響を与えた出来事を恣意的につなぎ、現代へと至る道筋を解き明かす記述である。で、誰が書くのか? それが問題だ。 歴史を綴るのは権力者の役目である。それは権力を正当化する目的で行われる。だから都合の悪い事柄は隠蔽(いんぺい)されてしまう。削除、割愛、塗りつぶし……。歴史は常に修正され、書き換えられる。 現在をコントロールするものは過去をコントロールする/『一九八四年』ジョージ・オーウェル 果た

                      • 学び
                      • 2010/10/17 07:23
                      • 読みたい本
                      • 病気になると“世界が変わる”/『壊れた脳 生存する知』山田規畝子〈やまだ・きくこ〉 - 古本屋の覚え書き

                        3 users

                        d.hatena.ne.jp/sessendo

                        病気になると“世界が変わる” 『奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき』ジル・ボルト・テイラー カバー装丁がまるでダメだ。もっとセンスがよければ、ベストセラーになっていたはずだ。出版社の怠慢を戒めておきたい。 どんな剛の者でも病気にはかなわない。権力、地位、名誉、財産も、病気の前には無力だ。幸福の第一条件は健康なのかも知れない。普段は意に介することもない健康だが、闘病されている方の手記を読むと、そのありがたさを痛感する。まして、私と同い年であれば尚更のこと。 「病気になると“世界が変わる”」――決して気分的なものではない。脳に異変が起こるとそれは現実となるのだ。医師である山田さんはある日突然、高次脳機能障害となる。 当時、私は医師として10年ほどの経験を積み、亡き父の跡を継いで、高松市にある実家の整形外科病院の院長を務めていた。子どものころから成績はともかく、勉強は嫌いではなかったのし、知識欲

                        • 暮らし
                        • 2010/04/12 20:18
                        • brain
                        • medical
                        • 日本は「最悪の借金を持つ国」であり、「世界で一番の大金持ちの国」/『国債を刷れ! 「国の借金は税金で返せ」のウソ』廣宮孝信 - 古本屋の覚え書き

                          8 users

                          d.hatena.ne.jp/sessendo

                          これは勉強になった。しかも、わかりやすい。ネット情報が多いのが気になった程度だ。著作における引用文献は、やはり書籍からにした方が紙価を高からしめる。 不況対策は大雑把にいえば三つしかない。公共事業、利下げ、そしてバラマキである。利下げは資金需要が高ければ効果はあるものの、銀行が貸し出し基準を緩めなければ意味がない。公共事業とバラマキは何をどうやったところで批判を浴びる。結局のところ、糞づまりだ。進むも地獄、退くも地獄、止まっていても地獄……。 大体、国家予算が富の再分配を目的としていれば二極化が進むはずがない。つまり、徴収・簒奪(さんだつ)された税金は勝ち組に流れていることになる。 「国債の30兆円枠」は小泉政権が掲げた公約であった。2002年度の予算が既にオーバーした際、「首相としては、もっと大きなことを考えなければならない。大きな問題を処理するにはこの程度の約束を守れなかったのは大した

                          • 政治と経済
                          • 2010/01/27 02:28
                          • あとで読む
                          • キティ・ジェノヴィーズ事件〜傍観者効果/『服従実験とは何だったのか スタンレー・ミルグラムの生涯と遺産』トーマス・ブラス - 古本屋の覚え書き

                            11 users

                            d.hatena.ne.jp/sessendo

                            服従心理のメカニズム キティ・ジェノヴィーズ事件〜傍観者効果 人間は権威ある人物の命令に従う 社会心理学における最初の実験 28歳の魅力的な女性キティ・ジェノヴィーズが1964年に刺殺された。この事件が注目されたのは、38人もの目撃者がいながら、誰一人警察に通報する者がいなかったためだ―― もっと前の1964年には、ミルグラムとポール・ホランダーは、キティ・ジェノヴェーゼ事件についての「解説記事」を『ザ・ネイション』に共同で執筆している。 キティ・ジェノヴェーセ(ママ)は28歳の魅力的なバーの経営者で、1964年3月13日の夜、クイーンズのキュー・ガーデンにある自分のアパートへ帰る途中に殺された。犯人は彼女の後をつけ、30分以上もの間何度も刺したのである。その後、ジャーナリストが調べたところわかったのは、近所に住んでいた38人がその殺人事件を少なくとも一部分を目撃したか、あるいは「助けて」

                            • 世の中
                            • 2009/11/14 22:02
                            • 心理
                            • 事件
                            • 資料
                            • 信用創造のカラクリ - 古本屋の覚え書き

                              6 users

                              d.hatena.ne.jp/sessendo

                              我々の社会における「信用」とは何であろうか? 本来であれば人柄が織りなす言葉や行動に対して向けられるべきものだが、実際は違っている。資本主義社会における信用とは、「どれだけのお金を借りることができるか」という一点に収斂(しゅうれん)される。信用=クレジット(credit)。つまり、“与信枠”を意味する。もちろん、ヒエラルキーの構成要素もこれに準じている。 資本とはお金のことだ。で、お金は銀行にある。資本主義経済において銀行は心臓の役目を担っている。続いて銀行の機能を紹介しよう。 一言でいえば、「銀行とは、準備預金制度のもとで信用創造を行う業態」のこと。話を単純にすれば、「銀行が日銀に金を預ければ、その1000倍貸し出しても構わないよ」(※「準備預金制度における準備率」〈500億円超〜5,000億円以下〉を参照)という仕組みになっている。上手すぎる話だ。私にも一口乗らせて欲しい。これに関する

                              • 世の中
                              • 2009/10/31 21:15
                              • 究極のペシミスト・鹿野武一/『石原吉郎詩文集』〜「ペシミストの勇気について」 - 古本屋の覚え書き

                                5 users

                                d.hatena.ne.jp/sessendo

                                『「疑惑」は晴れようとも 松本サリン事件の犯人とされた私』河野義行 『彩花へ 「生きる力」をありがとう』山下京子 『彩花へ、ふたたび あなたがいてくれるから』山下京子 『生きぬく力 逆境と試練を乗り越えた勝利者たち』ジュリアス・シーガル 『夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録』V・E・フランクル:霜山徳爾訳 『それでも人生にイエスと言う』V・E・フランクル 『アウシュヴィッツは終わらない あるイタリア人生存者の考察』プリーモ・レーヴィ 『イタリア抵抗運動の遺書 1943.9.8-1945.4.25』P・マルヴェッツィ、G・ピレッリ編 究極のペシミスト・鹿野武一 詩は、「書くまい」とする衝動なのだ ことばを回復して行く過程のなかに失語の体験がある 「棒をのんだ話 Vot tak!(そんなことだと思った)」 言葉を紡ぐ力 「もしもあなたが人間であるなら、私は人間ではない。もし私が人間であるなら、

                                • 学び
                                • 2009/07/31 21:40
                                • 石原吉郎
                                • 文学
                                • 書評
                                • ネアンデルタール人も介護をしていた/『人類進化の700万年 書き換えられる「ヒトの起源」』三井誠 - 古本屋の覚え書き

                                  3 users

                                  d.hatena.ne.jp/sessendo

                                  人類の進化をコンパクトにまとめた一冊。やや面白味に欠ける文章ではあるが、トピックが豊富で飽きさせない。 例えば、こう―― 北イラクのシャニダール洞窟で発掘された化石はネアンデルタール人(※約20万〜3万年前)のイメージを大きく変えた。見つかった大人の化石は、生まれつき右腕が萎縮する病気にかかっていたことを示していた。研究者は、右腕が不自由なまま比較的高齢(35〜40歳)まで生きていられたのは、仲間に助けてもらっていたからだと考えた。そこには助け合い、介護の始まりが見て取れたのだ。「野蛮人」というレッテルを張り替えるには格好の素材だった。 【『人類進化の700万年 書き換えられる「ヒトの起源」』三井誠(講談社現代新書、2005年)】 飽くまでも可能性を示唆したものだが、十分得心がゆく。私の拙い記憶によれば、フランス・ドゥ・ヴァール著『あなたのなかのサル 霊長類学者が明かす「人間らしさ」の起源

                                  • 世の中
                                  • 2009/07/13 17:16
                                  • 「お年寄り」という言葉の欺瞞/『我が心はICにあらず』小田嶋隆 - 古本屋の覚え書き

                                    4 users

                                    d.hatena.ne.jp/sessendo

                                    洗練された妄想 土地の価格で東京に等高線を描いてみる 真実 「お年寄り」という言葉の欺瞞 ファミリーレストラン 町は駅前を中心にして同心円状に発展していく 人が人材になる過程は木が木材になる過程と似ている 『安全太郎の夜』小田嶋隆 『パソコンゲーマーは眠らない』小田嶋隆 『山手線膝栗毛』小田嶋隆 『仏の顔もサンドバッグ』小田嶋隆 『コンピュータ妄語録』小田嶋隆 『「ふへ」の国から ことばの解体新書』小田嶋隆 『無資本主義商品論 金満大国の貧しきココロ』小田嶋隆 『罵詈罵詈 11人の説教強盗へ』小田嶋隆 『かくかく私価時価 無資本主義商品論 1997-2003』小田嶋隆 『イン・ヒズ・オウン・サイト ネット巌窟王の電脳日記ワールド』小田嶋隆 『テレビ標本箱』小田嶋隆 『テレビ救急箱』小田嶋隆 小田嶋隆のデビュー作にして最高傑作。オダジマンの若さが、ストレートな毒となって疾走している。世の中を

                                    • 暮らし
                                    • 2009/06/28 00:07
                                    • 人生の逆境を跳ね返し、泣きながら全力疾走する乙女/『裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記』山口絵理子 - 古本屋の覚え書き

                                      5 users

                                      d.hatena.ne.jp/sessendo

                                      人生の逆境を跳ね返し、泣きながら全力疾走する乙女 バングラデシュでは、みんな、生きるために、生きていた 『地下足袋の詩(うた) 歩く生活相談室18年』入佐明美 『七帝柔道記』増田俊也 山口絵理子は「マザー・ハウス」というバッグメーカーの社長である。バングラデシュのジュート(麻)を使用したバッグは、すべて現地工場で製造されている。 小学校に上がって直ぐいじめに遭う。中学では非行少女に。そして高校時代は柔道選手として埼玉県で優勝。一念発起をして偏差値40の工業高校から慶應大学に進学。在学中に米州開発銀行で働く機会を得て念願の夢がかなった。だがそこは、貧しい国の現場からあまりにも懸け離れていた。ある日のこと、山口はインターネットで検索した。「アジア 最貧国」と。出てきたのは「バングラデシュ」という国名だった。1週間後、山口はバングラデシュ行きの航空券を手配した。 山口絵理子は逆境に膝を屈すること

                                      • 学び
                                      • 2009/06/19 12:46
                                      • review
                                      • book
                                      • 相関関係=因果関係ではない/『精神疾患は脳の病気か? 向精神薬の化学と虚構』エリオット・S・ヴァレンスタイン - 古本屋の覚え書き

                                        4 users

                                        d.hatena.ne.jp/sessendo

                                        精神疾患は本当に脳の病気なのか? 「ブードゥー教の呪いで人が死ぬ」ことは科学的に立証されている 相関関係=因果関係ではない 精神疾患患者に化学的なバランスのくずれがあるという確かな証拠はなにもない 患者支援団体の多くが製薬業界から資金提供を受けている 『〈正常〉を救え 精神医学を混乱させるDSM-5への警告』アレン・フランセス 精神疾患を“脳の病”と仕立てることで、薬物治療に弾みがついた。製薬会社がどのようにして、この「仮説」を「既成事実」に変貌させたかを告発した一書。力作である。 医薬品業界は巨大な利権である。日本のマーケット規模は6兆円を上回る(2006年)。一方、アメリカは2901億ドルで世界の医薬品市場の45%を占めている。 日本の大手製薬メーカーが戦争犯罪に加担した事実を鑑みると、製薬会社の存在自体に国家権力の意思が働いていることは確かだと思われる。 薬というものは元々は毒である

                                        • 世の中
                                        • 2009/05/07 14:04
                                        • 『新ネットワーク思考 世界のしくみを読み解く』アルバート=ラズロ・バラバシ - 古本屋の覚え書き

                                          4 users

                                          d.hatena.ne.jp/sessendo

                                          不勉強を恥じておこう。既に紹介した『複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線』は本書のパクリだった。ただし、読みやすさではマーク・ブキャナンに軍配が上がる。いずれにしてもこの2冊の作品は、グローバリズムを避けられない現代にあっては不可欠のテキストとなることだろう。それにしても、世界には恐るべき才能が存在するものだ。著者のアルバート=ラズロ・バラバシ氏は1967年生まれというのだから驚かされる。 大好きな玩具をばらばらにしてしまった子供を見たことはあるだろうか? 元通りにできないとわかって、その子供は泣き出したのではないだろうか? ここで読者に、決して新聞記事にならない秘密の話を教えてあげよう。それは、われわれは宇宙をばらばらにしてしまい、どうやって元に戻せばいいのかわからないでいるということだ。前世紀、われわれは何兆ドルもの研究資金を注ぎ込んで自然をばらばらに分解したが、今はこの先

                                          • エンタメ
                                          • 2009/01/18 04:39

                                          このページはまだ
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