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d.hatena.ne.jp/tsuka_ryo
14:08 | ※画像はたぶん本文とは関係ありません。 たとえばあなたが漂流して知らない島国に流れ着いて、そこで知らない言語での会話を観察してるとする。対話の内容はわからないけどそれでも誰が会話の主導権を握っているかとか、友好的な関係を築いてるかどうかなど「分かる」(少なくとも判断できてしまう)って時に意識下(あるいはサブコンシャスとかサブパーソナル)で知覚しており、また意識せずに表に出てくる非言語的なシグナル。生物学ではそのシグナルを正直シグナルと呼ぶ。おそらく「場の空気」や「暗黙の了解」なんて呼ばれてきたものも含まれる。本書はその正直シグナルについての経験的探求の成果をまとめたもの。正直シグナルは進化の古い遺産で、文化の規範とはまた違うらしい。MITメディアラボの教授である著者らがおこなった実験はアジアやラテンアメリカ、ヨーロッパといった多彩な地域の老若男女を対象にしており、文化によっ
読書 | 02:28 | 現象学と聞いてどんな反応が返ってくるかは人によって大きく分かれるところでありましょう。ある人はカルナップ、ウィーン学団によって形而上学として葬り去られた学とみなすだろうし、またある人はミシェル・フーコーやレヴィ=ストロースによる批判、もしくはデリダによって「現前の形而上学」として過去のものにされたとみる人もいるだろう。最近の認知科学周辺の事情に詳しい人なら興味深いものとして受け入れてくれるかもしれない。本書は最後の立場から現象学と認知科学の架橋を試みる。もっとも最近では分析哲学内でも形而上学は当たり前になってきているし(「分析系」がつくが)、現象学以降の大陸哲学についても、元々デリダ研究をしていた批評家・小説家の東浩紀氏が、2010年の8月に瀬名秀明氏、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)研究の牛場潤一氏、iPS細胞研究の岡野栄之氏と4名で幹細胞医学につい
読書 | 02:35 | 門脇俊介氏は自称・反自然主義者だが好きな書き手だ。自分の見方では反自然主義には優秀な人と駄目な人がいて、門脇氏は前者であって後者とは峻別されて然るべきだと思う。そして自分は門脇氏のような反自然主義者は尊敬するが、駄目な反自然主義者は尊敬しない。駄目な反自然主義者だったら自然主義者のほうがよっぽどいい。「でもさ、優秀な反自然主義者と駄目な反自然主義者ってどういう基準で分けてんのさ」っていわれたら、何かと「超越論的○○が〜」とか持ち出したり、自然主義的な現代哲学を、というかスティッチやミリカンといった、昔の分析哲学者とはかけ離れた哲学者を含む現代英語圏の哲学をまったくフォローしてないしフォローする気もないのにわかった気になってdisってる人が駄目なタイプ、ということになろうか。雑誌の記事なんかで「分析哲学批判」を見かけて「ああ、またか」と思いつつページをめくってみると
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