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大谷翔平
daigakuseinoarukikata.com
半年ぐらい前になります。 今勤めているとこの院長とこんなやりとりをしました。 「院長、僕はこの病院を辞めようと思います。」 「うん?なんで?」 「飯がマズいからです。」 「は?」 「飯がマズイからです。」 「何か言いたいの?」 「炊飯器を一台買ってください。」 「わかった。」 ということで院長のポケットマネーで買って頂きました。 田舎の病院にいる方々は共感して頂けると思うのですが、田舎の病院食堂は美味しくないです。都会でも別に美味しい食堂を持つ病院を見た覚えはないですが、田舎は素材が良くてうまく調理しなくてもうまいんじゃないかと勝手に期待したりする分ショックが大きいです。 もちろん、外に行けばそこそこ美味しい食事があったりするんですが、いかんせん時間がかかります。病院食堂でまずい飯を待つ時間より短く感じますが、実際は結構長いです。 レジデントなるものこれではいけません。勉強が楽しい時期でも
DNARという言葉があります。Do Not Attempt Resuscitationの略語で一般に病棟では急変しても蘇生を試みないことに同意してもらっていることを指します。 よくこの言葉は「DNARを取る」という言い方でいわば入院時の際の病院側の一種のエクスキューズ(急変しても仕方ない、なすすべがありません)というニュアンスを持つことが多いですが(もちろん蘇生しても本人が苦しいだけだからという意義が第一です)、私は別の意味でこのDNARをかなり積極的にお話するようにしています。 田舎の病院は高齢者住宅と見間違うくらいに高齢の方が多く入院してきます。私が入院として扱うのは肺炎や尿路感染や交通外傷などが主でこの方は3日くらいで退院、この方は2週間くらい、この方は亡くなるかもしれないなと思いながら入院作業を進めていきます。おおよそどの方に対してもDNARのお話はすることにしています。 「延命治
医学部生の頃からよく言われる話ですが医師の世界は縦社会です。 縦社会というと旧態依然の悪い体質のような感じに見受けられがちですが私自身は縦社会は肯定派です。 それは人の命に関わる医療行為の中で多くの不確実性の中で、自分で判断しなければならないことを経験の中で教えて頂ける存在は(生身の患者さんで試すわけにもいかないので)とても有り難いからです。もちろん、立場が上だからと、自分を誇示するためだけに下の者を利用し、非効率な事を押し付けるだけの方もいらっしゃいましたが、多くの方々はわからないことや出来ない事を一手間二手間増えてでも教えて下さり、心から尊敬していますし、感謝しています。 ただそれでも病院を辞めるという判断をしたのは、医療人として生きていくには上下関係を大事にしなければならないということは承知の上で、人として生きていくにはそれ以上に、「信頼」を大事にしなければいけないと常日頃から感じて
この3ヶ月くらいでいろいろなことが起こりました。 コロナ騒動で世界が一変しましたが、皆さんの生活はどう変わったでしょうか。 在宅勤務になった。飲み会がなくなった。運動しづらくなった。などなど 私もそんな感じになってきましたが、個人的にコロナより影響の強いエピソードが3つ起こりました。一つ一つ長いので興味あるところだけ読んでください。以下の3つです。 ①国立がん研究センターから東京大学病院に移りました。 ②株式会社を作りました ③男と同居を始めました 最もニュースバリューがあるのは③かなと思いタイトルにしました。 ①国立がん研究センターから東京大学病院に移りました。 3年間いたがんセンターから東京大学病院に転勤になりました。 がんセンターではみんなが忙しいこともあり最初は初心者に冷たいとか、あと無駄なマウンティング(東京で立派な施設で働いてて能力もあるのに意外に自分にちゃんとした自信がない人
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