民主党政権が狂わせた普天間返還への歯車

1940年長野県生まれ。東京大学文学部、北海道大学法学部卒業。 83年、衆議院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。 細川政権発足時、首相特別補佐。第一次橋本内閣、経済企画庁長官。 現在、福山大学客員教授、「民権塾」塾長。 田中秀征 政権ウォッチ かつて首相特別補佐として細川政権を支えた田中秀征が、期待と不安に溢れた現政権の動向を鋭く斬り込む週刊コラム。刻一刻と動く政局をウォッチしていく。 バックナンバー一覧 沖縄に関する国会での不適切な発言によって、沖縄はじめ各方面から猛反発を浴びている一川保夫防衛相は、今のところ（6日現在）辞任するに至っていない。 それどころか、辞任の意思がないことを明言し、その上「私自身は防衛相としての本来の責任を問われるような致命的なものはない」と開き直っている。 野党は、会期末の9日に防衛相の問責決議案を提出する方針で、この決議案は参議院で可決され

[tdam]

"96年当時、少女暴行事件に触れるとき、橋本首相は私の前で涙を浮かべることもあった。そんな真情が、クリントン大統領の普天間返還の決断を促した" へえ。

[kechack]

沖縄が孤立という分析はどうか？　米軍基地を認めて中央からお金を引っ張ってこようという「沖縄保守」の存在基盤を民主党が失わせてしまい、結果的に沖縄が半基地で一枚岩になり、懐柔策が打てなくなった。

[kenkido]

官僚を全くネグレクトして、こんな論評してもまったく無意味。防衛省も外務省も「返還」に向かって「歯車」を廻す考えなんか微塵も無い。で、今回は官僚の問題発言を、代議士への注意に向け変えることに成功した。