ギリシャの次の危機シナリオ くすぶるマネー大逆流リスク

Close Up 激動する世界経済の流れに、日本も無縁ではいられない。政治・経済、企業・産業、社会の注目テーマをクローズアップし、独自の視点、切り口で「詳説」する。 バックナンバー一覧 先進国で初めて事実上の債務不履行（デフォルト）に陥ったギリシャ。金融市場は与党・急進左派連合の瀬戸際戦略に翻弄され続けているが、安全資産にマネーが逃避する「リスクオフ」の“火種”は他国でもくすぶり始めた。ギリシャショックの深層と共に、次の危機シナリオを追った。（「週刊ダイヤモンド」編集部 大坪稚子、鈴木崇久、竹田孝洋、山口圭介） 「リリーフ・ラリーの準備をしていたのに、ギリシャについてはもはや何を信じればいいのか」──。7月2日朝、メガバンクの市場部門幹部はそんな疑心暗鬼を抱えて、一夜にして急変した金融市場への対応に忙殺されていた。 リリーフ・ラリーとは、最悪期を脱した安堵（リリーフ）から相場が急反騰するこ

[daybeforeyesterday]

うーむ

[the_sun_also_rises]

必要なのはこの危機を中国や他の欧州諸国へ伝播しないよういかにギリシャを切り捨てていくかだね。その観点で今後の欧州の動きは目を離せなくなった。これは決して人事ではない。ギリシャの判断は無責任であり迷惑。