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坂のある非風景 嘘は愛なのか
だれかの「雨だわ」という言葉を目にしたり耳にするだけで、もう何週間も雨を見ていない。でもこれは、... だれかの「雨だわ」という言葉を目にしたり耳にするだけで、もう何週間も雨を見ていない。でもこれは、もうずっと雨に濡れるだけで雨を見ていないと書いてもいい。「また雨なの?」。ちょうどフェリーニの『女の都』のタイトルバックで「またマルチェロなの?」という声が入るが、それと同じ、飽き飽きとした調子で「また雨なの?」と呟いてくれてもいい。どちらにせよ、雨を見ようと見まいと、私はそれによって何も語れない。 そうして、ただ語らぬために語ることによって沈黙に加担せよ、と自分が自分に語りかける夜があり、その沈黙さえ虚偽を語る夜がある。虚偽を語りはじめる夜を愛さなければならない。沈黙のために沈黙することではない。沈黙のために語ることでもない。沈黙のために語るのに、語ることによって語ることそのものを裏切る夜、詩はそこに始まる。 大切なひとに 大小さまざま色とりどり てんこ盛りの嘘をついて 大切なひとを 大切にす