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大谷翔平
fuyomilk.hatenablog.com
オープンアクセスについて、ゴールドオープンアクセス時にかかる費用をどのように負担するべきか調査した。 オープンアクセスの基礎知識 オープンアクセスには、大きく分けて二種類ある。 グリーンオープンアクセス:セルフアーカイビング。embargo期間を経て機関リポジトリなどに登録することで、誰でも論文が読めるようにする。 ゴールドオープンアクセス:論文公開直後から誰でも読める形で論文を公開する。論文の出版費用は著者が負担することになる。 wikipediaより: One way is to publish it and then self-archive it in a repository where it can be accessed for free,[6][7] such as their institutional repository,[8][9] or a central rep
Harvard Business Reviewの、新刊本著者のインタビューポッドキャストを聞き流す中、これはと思った本があって読んでみたのだが、ものすごく面白かった。 Weapons of Math Destruction: How Big Data Increases Inequality and Threatens Democracy by Cathy O'Neil Weapons of Math Destruction: How Big Data Increases Inequality and Threatens Democracy 作者: Cathy O'Neil 出版社/メーカー: Crown 発売日: 2016/09/06 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 著者のCathy O'Neilはもともと数学研究者で、大学でテニュアトラックまで取っていたのだが、
直接的には出版社と交渉するのが一番だろうと私は思うのだが… 今日気になるニュースが出ていた。 www.asahi.com 研究者の主な仕事は研究をすることだ。研究結果の結果は、(分野にもよるが)査読を経て論文誌に学術論文として発表されるのが一般的である。研究者の評価は、出版した論文によって評価されることになる。 この「論文誌」とは、要は論文がたくさん載っている雑誌*1である。この論文誌にはランクがあって(Impact factorと呼ばれる)、どこでもいいから論文を出せばいいのではなく、いい雑誌に載せるのも研究者にとって大事だったりする*2 この論文誌というのは、 学会が発行する学会誌(例:北米神経学会が発行するJournal of Neuroscience) 出版社が発行する商業誌(例:Nature) の二つに分けることができる。 この学術雑誌を出す出版社というのは幾つかあるが、有名どこ
先日の記事に関連して、ロンドンの治安について何となく思うところを書いてみる。 ロンドンのポストコードと地域別イメージ まずはロンドンの地理について、大雑把に理解するために必要なポストコード(郵便番号)について。 ロンドンの郵便番号は、前半部分と後半部分に分かれる。N, NW, W, SW, SE, E, WC, ECというエリアコードと番号で表される前半部分は、大まかにどの地域かを示してて、後半部分まで含めれば、通りとおよその番地まで特定できるようになっている。 (画像はWikipediaより:元画像) 見てもらえばわかるけれど、Nは北、Sは南、Wは西、Eは東。WCとかWEはいわゆるシティといわれる部分のPostcodeになっていて、だいたいのエリアはアルファベットの部分でわかる、という仕組みになっている。 それぞれのポストコードに関して、私の勝手なイメージを言うと、 WC/EC:シティ。
私は論文を読むのが苦手だ。なかなかきちんと、最初から最後まで読めない。途中で飽き足り気が散ったりしてしまう。Abstract -> Figureとlegend -> Method確認しながらResult読む->DiscussionとIntroduction読む、という感じで読み進めるのだけど、だいたいAbstract読んでわかった気になってしまう。もちろん、ある論文を下敷きにして実験をする場合、かなり丁寧に読み込んだりはするけど、ちょっと関係あるとか興味ある、という程度の研究の場合は、最初から最後まで読むことはあまりない。AbstractとResult一部だけ、という感じだったりする。 研究者が研究成果を発表するとき、書いた論文を同じ研究者に審査してもらって(査読)、雑誌に発表したり、会議で発表したりする(工学系などの場合) ことになる (*1)。論文を書くときは、これまで行われてきた研究
私のボスは、私たちが所属している研究機関のセンター長をしている。そのため、そこで働く人たちから様々な「お伺い」のメールが来るのだけど、その対応にいろいろ思い悩むところがあるようだ。 ある研究者の一人から、「自転車置き場ではなく、建物の中に自転車を置くことを許可してほしい」というお願いがメールで来た。そのメールによると、彼の使っている自転車はかなりの高級品らしく、共用の自転車置き場に置いておくのでは心もとないので、居室かその前の廊下に置きたい、ということだった。 防災の観点から考えれば、これは好ましくないことだ。火事などの緊急事態が発生したとき、皆が素早く避難しなければならないが、自転車はその避難の妨げになる可能性があるからだ。その建物の責任者は、防災時の対応などについても責任を持つ必要があるので、防災上問題になりそうなことに対して、許可を出すわけにはいかないのだ。 しかし、ボスはこうも言っ
どうやったら論文を書けるのか?第二弾。 fuyomilk.hatenablog.com 研究は進んでいるけれども、書かなきゃいけない論文が溜まっている、という状況は、けっこうありがちなのではないかと思う。 共同研究者に「あれどうなった?」と聞かれて、まだ進んでなくて……と、正直に告白する時、とてもばつが悪い。メールが来ると、申し訳ない気持ちになる。 「最近なにしているの?」と同業者に聞かれる時、ひょっとして、「こいつ論文出てないけど、ちゃんと仕事してるのか?」って思われてたらどうしようとビクビクする。 論文を書かないことによる罪悪感は、「やるべきことをやっていない(書かなきゃいけないのは知ってる)ことに対する罪悪感」「いろいろ助けてくれた共同研究者に対して、自分がさぼっているせいで、論文という成果にしていない罪悪感」 という2つだな、と自分なりに分析している。 論文さえ書ければこんな思いし
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