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猫
himeeeno.hatenablog.com
2019年4月30日、初めて舞台に立った日からちょうど10年となるこの日に、姫乃たまは地下アイドルの看板を下ろすことにしました。卒業です。奇しくも平成最後の日であり、地下アイドル最後の日になる当日は、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて、ワンマンライブを開催します。735席という業界的には取るに足らない、しかし私にとっては過去最大規模の公演です。 昨夜そのことを、私の活動拠点であるRRRにて、一番にファンの人たちに伝えました。この日記(※この文章はnoteから転載したものです)も最初から、最後の日に向けて急激に変わりゆくであろう私の日々を残すために書き始めたものです。改めて、地下アイドルを辞める理由と、これからについて、話をさせてください。 最大の理由は、私自身がこれまで自分で定義してきた地下アイドルに当てはまらなくなってしまったことです。地下アイドルの世界は、自分が何者なのか、何
渋谷ユーロスペースで『劇場版501』を観て、スクランブル交差点で出演女優の青山真希さんと別れ、帰宅して、パソコンのキーボードを叩いています。青山さんと別れた後、私は気持ちのやり場を見つけることができずにいました。もう、私の周りには誰もいないからです。 2015年11月14日、川崎クラブチッタ ロフト系列による「ロフトフェス’15」に、私はAV監督のバクシーシ山下さん、それから『劇場版501』の監督であるビーバップみのるさんと出演していました。 出演時間ギリギリにふらふらと現れたみのるさんの顔は、完全に鬱状態の人のそれでした。いつも、軽快で人あたりがよく、目だけ鋭く光らせたまま飄々としている方ですが、虚ろな目の下はくぼみ、顔色も悪く、話し始めても、お得意のナンパ演説どころか、ネガティヴな言葉しか出てこない有り体だったのです。 みのる監督がこのような状態になったのは、単純に『劇場版501』の編
2015年5月11日、午前7時40分、祖父が永眠しました。 私はしあわせ者で、22歳になろうというのに葬式に参列したことがありません。 私は父方の祖父母が経営する小さな酒屋に生まれました。ずらりと並んだ酒瓶や、無骨なレジマシーン、次々と大人たちが来店する酒屋は、幼い私にとって格好の遊び場でした。まだ自分の背より高いレジ台の下にしゃがみこんでは、彼らが働く姿を見上げたものです。小学校に入学してすぐ、両親とともに現在の家に引っ越してから、彼らとは一緒に暮らしていません。 とは言っても、引越し先の家と酒屋は目と鼻の先で、私は子どもの頃の大半をそこで過ごしました。 小学校が終わるとランドセルを揺らして酒屋へ帰り、週末には祖父母と川の字で眠りました。彼らは遅くまで働くので、今日こそ起きて待っていようと思うのですが、いつも気がつくと布団の中で驚きました。 「おじいちゃん、嫌い!」とは、幼き日の私の言葉
「パンはパンでも食べれないパンってなーんだ?」みたいですが、一年ほど前に彗星の如く現れ、コミックLO連載陣をはじめ有名エロ漫画家とのエッチでキュートなコラボを連発する思春期マーブルは、恐らく世界で初めてTシャツに年齢規制をかけたブランドでしょう。 過激なデザインから、瞬く間に「着れないTシャツ屋」という異名を知名度と共に獲得した思春期マーブルですが、唯一着たがったのが、なんと未成年の女の子たちだったというのです。 「もう着れないTシャツなんて言わせない。」 そこで思春期マーブルは全年齢向けのブランド(って改めて言うと、ちょっと面白いですね)「ペティット思春期マーブル」を設立しました。 今日はそのペティットSM(これ、公式の略し方ですからね。念のため。)のTシャツ画像を公開します。[フリフリボンテージ×くまちゃんという乙女な「ゴゴ01」tシャツ][後ろも小さい羽根が生えてて可愛いです。] な
昨年末アスペクト社から、男の子なら誰でも知っている『例のプールの本』が出版されました。 グラビア撮影のためにオファーした売れっ子AV女優もなんのその、巻頭カラーグラビアは全てプールオンリーという大胆な仕事に度肝を抜かれました。 [私は主にモノクロページ担当。服を着てプールに入るのは最高でした] そんな大注目のアスペクト社が今度はエロ本のデザイナーに焦点をあてた『エロの「デザインの現場」』を出版しました。 そ、そんな書店が置き場所のジャンルに困るような本ばっかり……。アスペクト社かっこいいです……! ["エロ本のくせに”というキャッチコピーで世界一愛のこもった"~のくせに"を見ました] パーティーの後、興奮冷めやらぬまま秘密基地のような狭い座敷で、ちゃぶ台と焼酎を囲みみんなで肩を寄せ合っていると、春はまだなのに暑いほどで、窓をあけるとゴールデン街の屋根をつたって、いい風が流れてきました。 著
一年前にハタチだった私がアメーバブログで公開した文章を、思うところがあって再掲します。 当時とは状況が違うのと、公開後にいくつかの指摘を受けたため、修正、訂正したい箇所もありますが、とりあえずそのままで全文を掲載します。 『AV女優になるのではないかという件について』 私は地下アイドルという肩書きを持ちながら、成人誌で文章を書いたり、泥レスのようなキャットファイトを主催したりしています。 特殊な立場ゆえ、以前から「AV女優になるの?」と問いかけられることが多かったのですが、20歳になってから益々その問いが増えてきたので今まであえて公にしなかった考えを話します。 地下アイドルという自分の肩書きについて「売れないアイドル」という説明をよくします。私の活動内容を抜きにしても、はたから見て売れないアイドルが最もAV女優という職業にリーチしているというのは分かります。 地下アイドルである以上、その問
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