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大谷翔平
huukyou.hatenablog.com
仏教は長い歴史をもっています。その歴史の中で日本仏教にとって特筆すべきなのは、大乗仏教の勃興、その中国化、鎌倉新仏教の誕生で、それらをまとめて述べてみましょう。 1.仏教の誕生と釈迦の思想 釈迦が生まれたのは今から2500年前の紀元前5世紀頃(縄文時代の終わり)、釈迦の一生は阿含(あごん)経典群に書かれていて、それらお経が釈迦の伝記になっています。 釈迦は自らの思想を語るだけで、書き記していません。これは昔の思想伝達の普通の方法で、釈迦が亡くなった後もしばらくはこの口伝が続きました。釈迦が亡くなった後に、弟子たちが自分たちの記憶を整理し、これを仏典、つまり、お経としてまとめ、後に書物の形で原始仏教経典として残しました。 では、釈迦の考えとは何だったのでしょうか。そのエッセンスは、宇宙の真のしくみを学び、それを知ることによって心の平和を得る、ということでした。「宇宙のほんとうのしくみ」、「心
**これまで掲載したものをまとめたものです。 心身二元新論:試論(1) (はじめに) 心身二元論と言えば誰もが思い起こすのがデカルトの心身二元論。「心と身体は異なる実体で、両者の間には密接で直接的な相互作用がある」というのがその要旨で、多くの人には当たり前の事実(?)。この時の心身の相互作用とは「原因と結果からなる因果作用」であり、ある心的状態がある身体状態を引き起こし、また逆にある身体状態がある心的状態を引き起こすというような心身の間の相互の因果系列のことです。そこで問われることになったのは、心的状態と身体状態の間にある因果関係はどのようなものかということで、長い議論の末、終にはこの問題は解決できそうもないということになり、それがデカルトの心身二元論の致命傷と見做されることになりました。そして、この致命傷から彼の二元論は誤った主張に違いないと烙印を押されることになったのです。 ここではこ
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