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大谷翔平
infinity0105.hatenablog.com
富嶽百景・走れメロス 他八篇 (岩波文庫) 作者: 太宰治 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1957/05/06 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 23回 この商品を含むブログ (29件) を見る 太宰は、その、思春期を引きずったような感受性(今だと「中二病」と評されてしまうのかもしれない)により、富士山の定番の景色を嫌います。 井伏鱒二の紹介で、彼が滞在していた御坂峠。そこから見える富士山は、富士三景*1ともいわれる絶景です。 その富士を捉えて、こう評すのです。 あまりに、おあつらいむきの富士である。まんなかに富士があって、その下に河口湖が白く寒々とひろがり、近景の山々がその両袖にひっそり蹲って湖を抱きかかえるようにしている。私は、ひとめ見て、狼狽し、顔を赤らめた。これは、まるで、風呂屋のペンキ画だ。芝居の書割だ。どうにも註文どおりの景色で、私は、恥ずかしくてならなかっ
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