工業簿記って何?† 例えば車を作っている会社、パソコンを作っている会社など 製造業、メーカーと呼ばれる企業では工業簿記を行う必要があります。 ↑ 商業簿記と工業簿記の違いは~† 商業簿記:「完成したものを仕入れて販売する」 工業簿記:「材料を仕入れて自社で製造して販売する」 です。 もっと突き詰めて考えると、材料の仕入と商品の販売は商業簿記と同じと言えるので、 工業簿記=製品1個の原価を求める と見なすことができます。 工業簿記は狭い範囲を深く、深く追求していく考え方です。 工業簿記のやりたい事は、貸借対照表の「棚卸資産」、損益計算書の「売上原価」を求めることだけです。 一方、商業簿記は一年間の商売の流れ全体を学習範囲とします。広く浅いイメージです。 では、工業簿記の目的である「製品1個あたりの原価を求める」とはどういうことなのか? 何かを作るためには原材料が必要ですし、人の労力も必要です