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大谷翔平
junnishida.hatenablog.com
5月28日号のThe Economistは、先ごろヒロシマを訪問したオバマ大統領の当日の動きについて型どおりの報道をしています。記事に対して140本を超える読者コメントが寄せられていて、真摯で正鵠を得たものからデマゴーギーのつぶやきまで全く玉石混交状態なのですが、その中で目を引いたのが2002年のGuardian誌が行ったというエノラ・ゲイ号のティベッツ機長へのインタビュー記事の抄訳でした。 1948年にトルーマン大統領と面会する機会を得た同機長は、型どおりの祝福が終わり退席する直前に大統領から「(この原爆投下を)どう思うかね?」と聞かれたのだそうです。機長は答えて「大統領、私は命に従いました。」と言ったところ、「全くその通りだ。私があなたを送った人間だ。それについてとやかく言う人たちがいたら、私のことを引き合いに出しなさい。」と言ったのだそうです。 オバマ大統領も、今回の訪日前そして最中
6月30日号のFree exchangeは、国連がまとめた国家の富に関する報告書について大変興味深い論評をしています。ケンブリッジ大学のダスグプタ教授がまとめたその報告書は、GDPなど言わば「短期的収益」の指標に加えて、国富の大きさ、すなわちバランスシート的な視点で国の力を評価しよう、というもので、インフラなど製造された物の価値、国土や環境、天然資源の価値に加えて国民の教育と技術を合算した評価指標について検討したものだそうです。その数値化プロセスや評価基準については議論のあるところだと思いますが、たとえば人材(人財、でしょうか)については教育程度、賃金水準およびいくつまで働けるかを主な指標として数値化がなされています。 絶対値だけではアメリカがトップなのですが、これを国民一人当たりに換算すると、なんと日本が世界トップ、という結果が出てきまして、なんだかちょっと信じられない気持です。一体日本
だいぶ間が空いてしまいました。 2019年11月2日号のThe Economistは、Science and technologyのページで、家畜に食べさせると消化酵素の活動を阻害してメタンガスの発生量を減らす効果を持つ海藻が発見されたことを伝えています。 https://www.economist.com/science-and-technology/2019/10/31/the-answer-to-livestock-that-burp-methane-may-be-seaweed 記事によると、家畜が海藻を食べるという記述はアイスランドの伝承やギリシャの古文書にもあって、確かに今でも牛や羊に海藻を食べさせると嫌がらずに食べるのだそうです。その中でもアスパラガポシスと呼ばれる海藻にメタン抑制効果が認められており、この成分を与えると家畜の発育そのものも良くなるのだとか。 メタンガスは二酸
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