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大谷翔平
kafka-pt.com
カフカの日記 30. May. 2019 @ カリフォルニア州ロングビーチ、Under the Sun 善意の行動が、悪い結果を招くことは、よくあることだ。 私に降りかかった災難も、キッカケはある女性の善意の助言からだった。 「LAには20年以上暮らしているわ」と誇らしげに語るその女性が “町一番のランチ” として紹介してくれたお店に足を運ぶと、 そこには私が予想したとおり、バーガー・ショップがあった。 ふくよかな彼女が満面の笑みで、「絶品!」と紹介するだけあって、 到着した私を待っていたのは、新作発表後のアップルストアのような行列だった。 その場に溜まった “食欲のイデア” が見えたのは初めての経験だったが、 店側はその烏合の衆(もちろん私を含む)の欲を効率よく満たすために、 実に画期的な工夫を施していた。 ポテトは、調整された機械によってシステマティックに揚げられ、 コーラやスプライト
カフカの日記 06, Feb, 2017 / 馴染みのカフェにて… i i 確かに、有限の時間の中で新しいことをするのであれば、 それは仕方の無いことかもしれないが、 ここ最近、私の主要資産である【予定のない時間】が失われている。 i i 相変わらず、主体的な引き篭もり生活を続けているが、 食事や睡眠・ストレッチには、 決勝戦前日のアスリート並みに気を遣っているので、 ご近所からは、やけに顔色のいい引き篭もり と思われているかもしれない。 i i あるいは、このカフェの店員さんたちの間では、 町で指折りの育ちの良いニート と噂になっているかもしれない・・・ i i i とにかく、今年一年間は【余剰資産】をフルに投資して働こうと思う。 i i i 日曜日にローストビーフを焼く時間を筆頭に、 パラグライダー教室はもちろんのこと、 整体やジム、スイミングスクールに通う時間までも、 既に投資対象の
もしもバー・カウンターで隣に座った誰かが 「学生の頃が一番楽しかったわ」と口にしたのであれば、 私は少なからず悲しい気持ちになるだろう。 もちろん色々と事情はあるかもしれないが、 子どものころの君に、大人の君が負けを認めるのは寂しすぎる… カフカの日記 01.Jun.2018/ カリブ海クルーズ「Carnival Breeze」展望デッキにて 「どうです?本場で飲むラムは別物でしょう。」 これは私が影響されやすい性格だからかもしれないが、 アイラのシングル・モルトに人々が心を奪われるように、 確かにカリブ海で飲むラム酒ほど心を打つものはそう無いと思う。 ロック・グラスの氷を指で転がしながら、私は自分を誇りに感じていた。 なぜなら、南国でカイピリーニャ(ラム酒のカクテルだ)を飲むことは 数年前、大学生の私が抱いていた夢の一つだったから。 「南国で飲む本場のラム酒」という一つの事実だけでも、
. カフカの日記 . 24,June,2017/ HKG国際空港・ラウンジ「PLAZA PREMIUM」にて . なるほど今なら、「王様の耳はロバの耳!」と叫んだ床屋の気持ちが良く分かる。 . ラウンジを見渡した限り、大声を出すのに頃合いの深い井戸も見当たらないので、誰か退屈そうな人を捕まえて、事情を説明してみる案を考えていた。 . . しかし、フロントの女性は、明らかに機嫌が悪く(きっと疲れているのだろう)、 如何なるトラブルの種も、瞬時に摘まれてしまいそうなので、 慎ましく記事を書こうと思う。 . . 結論から言うと、ここ数日間、 私は非常に傲慢で身勝手な行いをしたと思われている。 . . 例えば、2日前の午後・・・ . 携帯を開いてみると、旧友が何やら緊張した様子で(絵文字も顔文字も無かった)「自分は会社を辞めるべきか。」という深刻なメッセージが来ていた。 . . 8秒ほど真剣に考え
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