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毎日記者5人と集英社に勝訴した東京高裁の控訴審のうち、とりあえず判決文を掲載します。 被告側の和解案を見ると、一番見られたくないのは、準備書面や陳述書のようですが、それはまた機会を改めて。 また一審判決文については、リクエストがあれば、テキスト化してブログ公開します。 平成21年7月15日判決言渡し 同日 原本領収裁判所書記官 加藤政人 平成21年(ネ)第36号 ,同年(ネ)第923号損害賠償請求控訴事件, 同附帯 控訴事件(原審・東京地方裁判所平成19年(ワ)第15490号) 口頭弁論の終結の日平成21年4月20日 判 決 東京都千代田区一ツ橋二丁目5番10号 控訴人兼附帯被控訴人株式会社集英社 (以下「控訴人会社」という。) 同代表者代表取締役 山下秀樹 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号毎日新聞社内 控訴人兼附帯被控訴人
二審判決文は一審の理由をさらに増強 昨日の2009年7月15日、私が、『医療事故がとまらない』(集英社新書)を執筆した江刺正嘉記者、 渡辺英寿記者、花谷寿人記者 (毎日新聞医療問題取材班)他2名の計5人の記者5人と集英社を名誉毀損で本人訴訟で訴えていた民事裁判(被告代理人:高木佳子弁護士、古谷誠弁護士)で東京高等裁判所は、2008年12月8日の東京地裁判決が私の訴えを認め、記者らに80万円の支払いを言い渡した判決を支持して、控訴および附帯控訴を棄却しました。すなわ ち、私の勝訴です。 この裁判の一審については、当ブログ 2008年12月5日 「医療事故がとまらない」毎日新聞医療問題取材班⇒「一粒で二度美味しい」を許すな! http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-2352.html 2008年12月8日 勝訴!対集英社および毎日
今3月28日の各紙朝刊を読んで驚愕しました。一審判決後控訴審終結までは、南淵証人が4回も出廷するなどあまりに長く、その間に父は亡くなりました。父は新聞記者だったので、私は学生当時から各紙新聞の読み比べや全国紙、地方紙に投稿もし、それなりの研究もしてきました。新聞に対する思いは人一倍強いと思っています今回報道で一番公正な視線は、産経新聞(地方紙はまだ読んでいません)。将来の展望としてもよい。後の新聞は、各社の医療報道に対する意識が強く、それを主張するためのツールとして、本件事件を利用しているかのような恣意的なものを感じました。 私が、記者会見で、「内部報告書」は非専門家が書いたもので、書いた人自らが「科学的でない」「根拠なく結論を書いた」といっていることや、ご家族に渡された時点でこの「内部報告書」は、委員の3人と理事長、理事、院長、医事課長、心研所長の7人程度の人間にしか知らなかったような秘
完勝です。被告人の主張を100%認めました。亡くなった患者さんには心からご冥福をお祈りするとともに、本判決をもって亡くなった理由が明らかになったことをご報告いたします。虚偽の内部調査報告書を作成した女子医大幹部は、患者さんに改めて謝罪すべきです。 裁判長は近い将来最高裁裁判官になると予想されているエリートです。おかしな判決文を書くはずがありません。 本件事件の「死因究明」から言える「再発防止案」は、2009年3月10日のブログ「刑事事件 控訴審判決」で全て述べたように http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-f9b7.html 「3.本件手術の反省から この9歳の女児が手術事故で亡くなったこと反省として、心臓外科医が発信しなくてはならないことに、以下の3つがあります。 1.MICS(第二肋骨までの部分縦切開)で、SVCの直接カ
控訴審判決を迎えるに当たり 「この8年間はどのような8年間でしたか。」と取材を受けました。 「目に見える権力」への怒りと「目に見えない権力」の恐怖が、常に心の中から離れることがなかった8年間。 「目に見える権力」とは以下二人の人間をはじめとした女子医大幹部です。 一人目。東間 紘女子医大元病院長 現牛久総合病院院長(泌尿器科医)。「科学的でない、根拠のない結論を書いた内部調査報告書の責任者です。 今回、「否定された内部報告書ー『ルポ 医療事故』朝日新書 http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-fe25.html において、実地検分と内部報告書の作成がいかにでたらめなものであったかが、私の口以外からはじめて活字となって、暴露されました。 二人目。黒澤博身 女子医大現心臓血管外科教授(3月31日退官、あと4日)。 特定機能病院の認
JAMIC JOURNAL 2009年2月号 "リヴァイアサンとの闘争―正当な治療行為で冤罪にならないために" 第6回連載されました。 006 弁護士を直ぐに雇い、供述調書に署名するな 現実直視と弁護士依頼 私は、参考人や被疑者になった多くの医師と関わってきました。人生最大のピンチに対峙せず「任意取調べを完全拒否した」医師、現実逃避して「山に籠った」医師がいました。困ったことに、彼らは弁護士を雇うことが「社会正義に反する行為」と勘違いしていました。リヴァイアサンが、炎を噴射する先制攻撃は「弁護士との分断」です。「やましいことがあるから雇うんだろ」「所詮、お前から金をとるためにやって来る人間だ」等と言われます。逮捕歴10回の先輩房長が言いました。「佐藤さん。弁護士の言うこと90%本当、警察検察の言うこと90%嘘。これ本当。」国家権力の行使から、時には世論の風向きと対立してでもあなた個人を守
とりあえず、「医療事故がとまらない」新書 毎日新聞医療問題取材班著の記載内容に関して提訴した訴訟に勝訴したことの第一報を。 1.結審時裁判長の示唆どおり勝訴 ライブ。前回のブログ「医療事故がとまらない」毎日新聞医療問題取材班⇒「一粒で二度美味しいを許すな!」 http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-2352.html でも、報じたように、結審の時の様子から高い確率で勝訴を予想はしていた。とはいっても、判決直前傍聴席で出番を待つ間は緊張する。視野が右下のみの4分の1半盲のようになりその部分がグルグル回っているような症状。傍聴席にはいつものように、メディア関連の人が多い。 「佐藤さん。原告席へ。」書記官の声で席に着くと冷静になれるものだ。被告代理人は席に着かない。これは単に慣習的なものであるかもしれないが、自信がないための行為とも
判決 (12月8日) 対「集英社および毎日新聞記者5人」名誉毀損裁判ー本人訴訟 1.名誉毀損裁判『報道の時期』による分類 私が提訴したメディア相手の名誉毀損裁判は、報道時期によって3つに分けることができる。 ①逮捕直後から初公判まで ②初公判から結審まで ③無罪判決後 ①で勝訴したものは、取材を全くしていないと判断された新聞社3社と雑誌社1社。 実は、和解、敗訴が多い。 「真実でない報道をしたが、被告は取材を行い、女子医大の内部報告書等の内容が真実であると信じたことに相当の理由がある」と判断された場合が敗訴になる。 ②では、これまでに出版社がひとつ和解している。 ③は、無罪判決報道でのフジテレビでの勝訴(再び勝訴!フジテレビ控訴審および附帯控訴審) http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-0be6.html ⇒勝訴確定。 2.
冤罪にならないための-任意事情聴取注意点-喜田村先生から 5w1hを大切にする 嘘は言わない。 相手の質問をよく聞く。聞き返す。 勝手に必要以上のことを話さない。 あれもこれも話さない。 時間はたっぷりある。 想像したことも言わない。 覚えていません。 記憶にありません。―「こうじゃないか。」にのらない。 この模範解答にこだわらない。 ゆっくり聞きゆっくり話す。 「そういう場に立ち会った。」事実をいう。 警察の「いろいろ失敗はあるだろうが、どうなると過失か。」といった一般論には答えず前提を聞く。 「異常な死に方と思わないか。」―どういう点で異常なのか。 「不信な死に方であったなら報告する義務があるのではないか」―したか、しないかはしらない。21条 不信とはなにか。 5w1h警察は「ある。」 といえば、「ではなぜしないか。」「隠そうとしたのか。」とどんどん責めてくる。 例えば、「報告義務があ
「冤罪で断たれた青年医師の夢」 坂井眞弁護士(「市民的自由の広がり」 社団法人 自由人権協会編より 「関東地方のある都市の大学院で研究に励んでいた青年医師がいた。彼は,病院に勤務しながら研究を続け,将来はアメリカに留学をして専門領域の実力を高め,その分野で活躍していこうと夢見ていた。昼間は病院勤務を続けながら大学院で研究に従事し,深夜にも研究室で実験データの整理などに追われる毎日を送っていた。 そのような生活を送っていた今から数年前の6月29日深夜未明、彼は実験データの整理をするため自家用車で自宅から研究室に向かっていた。その途中で尿意を催した彼は,小用を足すため幹線道路から一歩入った墓地沿いの裏道に車をとめた。そこに,ヘッドライトを消した怪しい乗用車がゆっくりと通りかかった。そのような場所と時刻であるから,なんとなく不安を感じた彼は,その怪しい感じの車をやり過ごそうと立ち小便をする振りを
配信サービスの抗弁: 勝訴のポイントは、「配信サービスの抗弁」の法理です。このブログの読者にも少なからず法曹界の方がいると思いますが、この方々にとっては、おなじみの法理だと思います。有名な歴史的判決がありますので、本件判決でも引用された最高裁判決につきましては、裁判所のホームページから引用させていただきました。 簡単にいえば、配信元の配信した記事をそのまま新聞記事にすると、名誉毀損してなおかつその内容が真実でなければ、新聞社は敗訴するということです。 対象になった新聞記事: 2002年6月29日から7月5日までの、上毛新聞、静岡新聞、秋田魁新聞の私に関連した記事。 判決主旨: 1.上毛新聞は、原告に対し、110万円およびこれに対する平成14年7月6日から支払い済みまで年5分の割合による金員を払え。 2.静岡新聞は、原告に対し、165万円およびこれに対する平成14年7月6日から支払い済みまで
2007年8月27日。刑事事件一審だけで50回、刑事控訴審と民事訴訟、民事控訴審、傍聴、手続き等で、100回近く通った東京地裁。13時前の入り口カウンター付近には、10人以上の学生風の20代前半くらいの人が傍聴する訴訟を書類で検討している。夏休みならではの光景。721号法廷には、17人の傍聴者。内一人は、いつも傍聴にきているフジテレビの社員。相手側弁護士は、6人が名を連ねている事務所だが、代理人席にも、傍聴席にも姿は見えない。 裁判所書記官は、私に対して大変友好的。親切で、気軽の話しかけてくれた。今日も会話するときの顔は真剣だが、視線が柔らかい。(詳細は、控訴審中であるので避けるが、一審の刑事事件の書記官との関係と似ていた。) 裁判官3人が入廷。裁判所の内で、道に迷った私に気軽に案内をしてくれたことがある土肥章大裁判長。部内の4畳程度の狭い部屋で、会食するようなテーブルで行われる弁論準備期
「証拠隠しの検察官―専門家と国民の注目を無視」 はじめに ご存じの方も多いとは思いますが、この裁判の今までの概要を把握するためには、 「周産期医療の崩壊をくい止める会のホームページ」http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=FrontPage をザッと読まれるとよいと思います。弁護団のプレスリリースや加藤先生が所属する福島県立医科大学 産婦人科学 佐藤 章教授の名前で、公判前手続きの報告がしっかり掲載されているので初公判までの流れや争点が分かり易いと思います。 1. 傍聴の決意 私は、2006年8月15日にhttp://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/index.html 「『大野病院事件』初公判に向けてのエール『医療事故と検察批判』―東京
13.4倍の傍聴券を当然のように引き当てて傍聴してきました。 検察官と弁護団のやり取りは、ライブでしかわからない凄い迫力で、法廷内は騒然。この裁判が国民に注目されていることが意識されているのでしょう。 私にしかできない報告書を書く予定です。 とりあえず、ブログに章立てをしました。 あとでしっかり書き直します。楽しみにしていてください。 「証拠隠しの検察官―専門家と国民の注目を無視」 1. 傍聴の決意 2. 349分の26の傍聴券とロシアンルーレット 3. モナリザのファイルシートとPC抽選 4. 開廷直前の動いたら負け 5. 涙でかすむ立ち姿―人定質問 6. いきなり臍帯を「ジンタイ」と読んだ起訴事実 7. 検察官の腕まくりパフォーマンス―冒頭陳述 8. モナリザの微笑み 9.
1. 医学書院「医学大事典」の執筆依頼 1998年頃、医学書院が「医学大辞典」を刊行することになり、先天性心疾患外科領域の項目の約50項目を私が執筆することになりました。以前ある英語の原書を翻訳し監訳したことがありましたが、この時は「同期医局員の記念として」の企画ということもあり収入はなし。勿論、この翻訳本には訳者、監訳者として私の氏名は記載されています。 医学書院「医学大辞典」は、執筆した文字数に換算して原稿料もいただけるというばかりでなく、「幅広い医療関係者が使用する『辞典』に氏名が記される。」ということで、張りきって執筆しました。原書や原著論文も多く調べた上で、図なども交えながら本邦における現状なども考慮して執筆したつもりです。 2. 著者校正最終段階直前で逮捕 この原稿の最終段階である著者校正が2002年6月頃に入りました。原版と同様
①久々のブログ更新―本丸決戦の終結 2010年8月24日(火)午後13時10分 東京地裁 606号法廷で、私が東京女子医大と東間紘元病院長を訴えた所謂、「東京女子医大"マッチポンプ“事件」の判決言い渡しがあります。 ②マッチポンプ事件とは 被告東京女子医大が、2002年8月15日、原告が担当した手術で心肺装置の操作を適切に行わず患者に重度の脳障害を生じさせて死に至らしめ、業務上過失致死罪にて逮捕、起訴されたこと等を理由として、原告を諭旨解雇しました。 しかし、原告が業務上過失致死罪を理由として逮捕、起訴された事実は被告女子医大自身が、虚偽の内容を含む内部報告書を作成・公表した結果、捜査機関が捜査を誤って原告の逮捕、起訴に及んだからであって、そのことを根拠として被告女子医大が原告を諭旨解雇することは、いわゆるマッチポンプに他なりません。 ③医学会、司法、ジャーナリスト全てに否定され、自らも否
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