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アメリカ大統領選
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■読み出したら途中で止められなくなって、一気に読了した。 『極北』マーセル・セロー著、村上春樹・訳(中央公論新社)だ。 読者を物語世界にのめり込ませるこのリーダビリティは『ジュノサイド』以来か。 ほんと、面白かったなぁ。もの凄く。 【注意!】以下の文章には、読書の喜びを奪うかもしれない記載が一部含まれていますので、一切の事前情報を目にせず「この本」を読みたい、楽しみたい、と感じた未読の方は読まないでください。配慮が足りずにすみませんでした。 短いチャプターで簡潔な文章のテンポがじつに心地よい。ぐいぐい読める。 しかも、読者の予想(期待)を次々と裏切って話の展開がまったく見えないのだ。だって、読み出して数十ページでいきなり「えっ!?」とビックリ仰天させられるのだから。それが終いまで続くのですよ。 読み始めた読者には状況が全く説明されない。まず大きな謎が提示される。 ここはどこ? いつの時代の
(写真をクリックすると、少し大きくなります) ・ ・ ・ ・ ・ ■「Witchi-Tai-To」(ウィッチ・タイ・トゥ)という不思議なタイトルの曲を初めて聴いたのは、たぶん、このヤン・ガルバレクの ECM 盤『Witchi-Tai-To』B面1曲目でだったと思う。このLPでは、その次に収録された20分以上の大作「Desireless」が一番の聴き所で、あのガルバレクにまるでコルトレーンが乗り移ったかのようなスピリチュアルで熱いテナー・ソロをとっているのだ。 ・ 「Witchi-Tai-To」はその前座みたいな感じの曲で、Bobo Stenson の長いピアノソロに続いて、チャルメラのような、ヤン・ガルバレク独特のソプラノサックスがテーマを奏でる。不思議とのびのびした開放的で明るい音。これが何とも心地よいのだな。今思うと、数年後にキース・ジャレット・クァルテットの一員として録音した「マイソ
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