日本語の誤用と似非科学の類似性 - 狐の王国

ちょっとおもしろい記事があった。 「汚名挽回」という言い方は間違っている、とする主張の根拠が分からない - こりゃ、ほたえな 「汚名返上」の用例はゼロ、汚名は雪ぐもの - こりゃ、ほたえな 確かに「汚名挽回」というのが誤用だ、という主張には疑問があった。「挽回」という言葉にはすでに悪い状態から好ましい状態へ変移させるという意味がある。ここに「汚名」がついたところで意味が通らないということはないんじゃないか、と思っていた。 こうした「間違いとは言えないものを間違い」としてしまうものは他にもあり、「的を得る」などもそうだ。8年くらい前に調べたことがあるのだが、どうもむしろ「的を射る」のほうが後付けのような印象を受ける。「正鵠を得る」という言いまわしがあるが、正鵠とは的の真ん中のことである。的自体を「得る」ことが間違いだとはどうしても思えない。正鵠の意味を押えていれば、正鵠を得たとは言いがたいが

[kurokawada]

最新の科学的知見を常にアップデートしていくことは、個人にとってはかなり重い負担だと思う

[laislanopira]

話が爆発的に大きくなっていくのでちょっと笑った

[dekaino]

今回の短い文の中にもたくさん事実誤認が含まれているよ。コメント欄のような簡単にミス指摘できる仕組みを設けないでおいて「間違いに気付いたとき、修正すればいいのだから」と宣言されても筋が悪いと思います

[snowdrop386]

「証拠によって証明するもの」と「誰かが定義して決めるもの」では違うと思う。「日本語」は後者だけど「日本語の歴史」は前者なのが今回のポイントかな。

[nagaichi]

日本語の話をしていたと思ったら、論理の話になって、最後は学問進歩賛歌で〆るとなw。まあしかし「正しい」のとこ以外は同意。

[wbbrz]

揚げ足取りのつもりはないが、今はむしろ怪我の治療に消毒を使わなくなってるはず。

[mekon]

議論が混乱してる。感性で間違いが判断できるなら「正しい」とは「理屈にあってる」だけでなく「現実（経験）にあってる」という意味でもあるのでは？

[caq]

認知的不協和の一例かも。あと、例えば辞書に「"米"：健康に良い。"パン"が健康に良いというのは誤り」と書いてあれば、「根拠は？」と思いやすい。"慣例が正しい"なら"汚名挽回"を"正しい"と言わなきゃいかんよなぁ。

[yomik]

疑似科学は動機が正しければオールOK、という「いいことしてる/言ってる」感も蔓延する原因のような。擬似であることを指摘すると、「でも、問題を考えるきっかけになってる」という返しを何回も聞いたよ。

[repon]

「間違いは罪ではない……責められるべきは間違えたことではなく、間違えを認めないことだ。間違えたことを責めるのは何も生み出さない……人類は進歩している……間違いを責めないことから始まっていく」そのとおり

[osito]

“どうも人は「正しい」という言葉を絶対不変の定理のように思ってるのではないか”“「正しい」とは「理屈があってる」という意味にすぎない”“責められるべきは間違えたことではなく、間違えを認めないことだ。”

[takisok]

哲学自体が「自分が正しいとは言えないが、正しいと思い込んでる連中よりはマシだ」ってとこから始まってる。どんなに注意しても間違いはある。だからこそ、どこまでも議論して正しさを求めるのが学問なんだろう。

[tailriver]

"変化は進化の証なのだ。" "変わらないものは停滞したものだけだ。" "変化を歓迎しよう。"