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とりあえず、単純化することからはじめてみようと思うが、小説を単純化することは、小説の書き換えであって、単純化などということはできるわけがない、という前提のもとに、あえて嘘になることを承知のうえで、「つぎの著者につづく」(「文學界」2007年11月号掲載)を単純化してみる。 私にこのどれかの賭けを、それとも三つ全ての賭けを一緒くたに開始することを決意させたのは、たまたま開いた雑誌で見かけた、ほとんど他愛もない一文である。正確な文面はもう忘れてしまっているのだが、そこでは、私とR氏なる人物の類似性が指摘されており、余りに自明なことであるので改めてとりあげるのも躊躇われるのだがと一息置いて、筆は本論へと踏み込んでいく。私の書き出す文章には、文体にせよ内容にせよ構成にせよ、リチャード・ジェイムス氏の影響が顕著に認められるのだと評者は言う。法螺に法螺を重ねて否定を転々として何も語らず楽にすまそうとす
昨日5月10日の大田区産業プラザPiOにて開催された第8回文学フリマに、かねて予言のとおり、「木曜日」№21~25を携えて参加してきた。昨日は、さすがに疲労困憊状態で、帰宅後ほどなくベッドに倒れ、そして今日は今日とて、写真データの確認や購入本などの画像取り込みをしたりして、報告が今になった。 まずは、売上状況を見れば、20部が売れた。会場がかねてに比して立地に恵まれているとはいい難く、一般来場者は減ると予想され、対して会場の拡張によって出展者が倍増し、選択肢が増えたこともあり、およそ今回は売れないと予想していた。そのため、最新の25号が20部、24号は10部、他は6部程度しか持っていなかったため、出足が早かった午前中には、慌てたほどだ。結果的には、20部が売れたといっても、旧号をご購入の方もあったわけで、どの号も完売にはならなかったのだが、弊誌にしては大健闘といえる。見てのとおり、味も素っ
気が向いてしまったので、第8回文学フリマの出展者リストを作ってみた。 リンク先は、勝手に探したものなので、その正否のほどはしれない。あまり当てにならないと思ってもらったほうがいいだろう。 また、リンクすべき先が見つからなかったグループも多数存在するし、どうやら文学フリマに参加する方のものとおぼしきHPやブログを見つけながら、参加者リストのどこに該当するのかわからなかった場合もあった。 とはいえ、このリンク先などを見ると、いわゆる文芸同人誌の方々は、引いてしまうかもしれないなぁ・・・。ようするに、私自身が引き気味になってしまったのだけど、それは老眼のせいじゃない、と思う。 いや、けっこう萎えます。これでは弊誌が売れないのも納得できるかも・・・、と言ってしまえば、それもまた逃避に過ぎない。たしかに売れてナンボの商業主義なんてものがこの世にあるのは否定のしようもなく、それはやっぱり嫌いだけれど、
「群像」5月号に掲載されている円城塔の「烏有此譚」を読み終えたのだが、例によって、途惑っている。いや、正直に書こう。さっぱりわからない。 小説が、わからないことについて肯定的でありたいとかねて思っている。むしろ、小説をわかる、ということにこそいかがわしさを覚える。積み重ねられる出来事が書かれた世界に出合うこと、出来事に出合うことが小説なのだ、と思えば、そこから意味を汲み取るのは、読み手の二次創作に過ぎず、そうした二次創作のなかで、小説は完成するのであり、小説の完成は読者に届いたときにはじめて成る、と思っていれば、わかるというコトバには、多大な違和感が伴う。 それなら、今までだってわからないままに小説を読んできたはずであり、そこに二次創作的な読みを展開してきたのが、このブログだとも言えるだろう。すくなくとも、そうあろうとしてきた。 などと言いつつ、むしろ、現代国語の延長で、高校生レベルの読解
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