性犯罪者情報公開制度が、感情的な欠落を「埋め合わせる」ことの危険

社会学者の宮台真司さんが、アンドリュー・ラウ監督の映画『消えた天使』の解説として書いた文書をブログで公開している。映画は未公開であり当然わたしはまだ観ていないけれど、宮台氏の解説で気になったのは米国における性犯罪者情報公開制度（メーガン法、ミーガン法）についての部分。宮台氏の議論はとりあえず映画の内容とは切り離されているようだし、日本において同様の制度が導入されるのを阻止するために「ミーガン法のまとめ」サイトを作った立場から、コメントしておきたい。 性犯罪者情報公開制度の日本での導入について、宮台氏は条件付きながら現時点では反対の立場だという。かれは性犯罪者情報公開制度が要求される背景を「盗聴法・少年法重罰化・被害者参加裁判・裁判員制度」の導入と共通の「〈生活世界〉の空洞化」に求めてこう言う。 例えば盗聴法。〈生活世界〉が空洞化すれば不審者目撃が減り、靴を磨り減らす従来の捜査手法では検挙率

[ken_wood]

>再犯率を減らす効果はメーガン法には認められない。現実の危険から目を背けて偽りの満足・安心を得るような「感情的埋め合わせ」法は「性虐待の大多数は家庭内で起きる」等不快な事実を隠す方向に機能してしまう。

[rna]

「性暴力の大多数は知り合い同士」これ、日本の犯罪統計ではどうだっけな。

[yining]

at day