毎日新聞が自民党の都道府県連関係者を取材した総裁選の党員・党友票情勢分析では、高市早苗前経済安全保障担当相と小泉進次郎農相の「2強」が伯仲し、2氏で計6割強を獲得しそうな現状が浮き彫りになった。高市氏は党員からの人気を背景に議員票の上積みを狙うが、小泉氏が全国で満遍なく支持を集める傾向も表れており、小泉氏の堅実さも目立つ。 今回、投票資格のある党員・党友は約91万人で、昨年総裁選の約105万人から約14万人減った。大敗した昨秋の衆院選以降、保守層が離れたとの見方がある。高市氏は報道各社のインタビューで「第2次安倍晋三政権の時に初めて自民に投票したり、党員になったりした人が、がさっと抜けた気がする」と語っており、影響が注目される。 高市氏 発言の不安定さに指摘も 高市氏は…