千葉県内の公立高校で初となる校内のコンビニエンスストアが、松戸市立松戸高校(生徒数951人)にオープンした。 9月25日にオープンしたのは「ヤマザキYショップ」で、1階の生徒昇降口に32平方メートルの店舗を構えた。パンやおにぎり、飲み物や文具など約1000点が並ぶ。 校内にはかつてパンのみ扱う売店があったが、2022年に経営難で撤退。同校は有人レジでの会計や、パンやおにぎりは当日製造の物を置くなどの条件でコンビニを誘致した。生徒会長の川地愛葉さん(18)は「コンビニができると知って、学校全体が大喜びだった。ほしい品が校内で手に入るのがうれしい」と歓迎した。 勝又英子校長は「最初は定番商品を置くが、やがて生徒の希望が反映される『生徒参画コンビニ』を作っていきたい。マーケティングなどの学びの場にもなる」と期待を寄せた。【柴田智弘】