インターネット最大の将棋対局サイト「将棋倶楽部(くらぶ)24(にじゅうよん)」が1日、年内でサービスを終えることを発表した。 1998年末から「席主」としてサイトを運営してきた久米宏さんが毎日新聞社の取材に応じた。 ネット対局の場がスマートフォンに移り利用者が減少したことで「時代の流れを感じた」と、27年間の運営に別れを告げる決断をした経緯を明かした。 藤井名人らトップ棋士も愛用 将棋倶楽部24は98年、富士ゼロックス(現・富士フイルムビジネスイノベーション)に勤めていた久米さんが社内ベンチャー企画として提案し、誕生した。インターネット上で将棋の対局ができるサイトはあったが、「対局相手がいないのを何とかしたい」という思いだった。 実力を数値化し、対戦相手の実力と勝敗によって数値が上下する「レーティング」を用いたのが大きな特徴だ。実力の近い人と対局しやすいことで人気となり、国内最大の対局サイ