なんだか不穏なタイトルを付けてしまいましたが、たいした話では無いです。 先日の、黒かわず句会で、お題に「種」読み込みというのがありまして、そこに「柿の種」をつかった句がいくつかあったんですね。ぼくがうっかりその句にあった「革ジャン」という単語が冬の季語であることを読み落としており、これは「柿」が季語で、実はお菓子では無くホントにに「柿」の「種」のことをいっているのか? だとしたら柿に季語感は無いな、とあらぬ方向に解釈をしてしまっていたんです。 この誤解自体はまあ、ぼくのただのミスなのでどうでも良いんですが、ちょっと考えなければならないのは「柿の種」です。現代においてこの単語は、いわゆるお菓子の柿の種を指すと解釈できます。じゃあ、「柿」の「種」そのもののことを言おうとしたらどうしたらいいのでしょう。これはもはや無理ではないでしょうか。コンテキストで分かるでしょ、という考えもあります。たとえば