サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
猫
mottainaidtp.seesaa.net
Wordでは文字列に対して「太字」や「下線」などの文字飾り、蛍光ペン、文字色、ルビ、脚注などさまざまな設定を行うことができます。しかし、そのWordファイルをInDesignに読み込むだけ(「読み込みオプション」で「テキストと表のスタイルおよびフォーマットを保持」して読み込む)では設定をレイアウトに正しく反映できないこともあります。問題を回避するために私は以下の2ステップの作業をおこなっています。 ①Wordで各設定をタグなどの文字列に置き換える(マクロで処理) ②InDesignに読み込んだ後、タグなどをInDesignの設定に置き換える(検索/置換やスクリプトで処理) これまで当ブログでは少しずつこれらの作業に関する情報を掲載してきました。 ・ルビをJavaScriptで処理する (http://mottainaidtp.seesaa.net/article/360652630.htm
照山裕爾(有限会社ミニマム) 印刷物の組版(InDesignによるDTP作業)をおこなっています。発注者(編集者・印刷会社など)の方々の負担減につながるDTP知識を少しずつ書き留めていきたいと思います。
冊子の小口のツメ(章番号などの目印)を手作業によらずに移動させる方法がないか……ということがTwitter上で話題になっていたので、私なりに考えてみました。※下部に動画があります。解説が難しい場合は動画をご覧ください。 ※DOTさんの「InDesignerの悪あがき」の「マスターページひとつでインデックスをずらしてみる」という記事(http://indesigner.blog101.fc2.com/blog-entry-26.html)を参考にさせていただきました。 ツメのテキストフレームを用意する まずは「第10章」などと表示するテキストフレームを用意します。数字部分は手入力するのではなく「テキスト変数」の「章番号」を挿入しておきます。 ※「テキスト変数」の「章番号」を挿入しておくと、ブック機能で複数のドキュメントを束ねた時に自動的に連番をふることが可能です。ページパレットで任意の番号を
下図のように定形フォーマットがいくつか(20~30ぐらい)並ぶレイアウトを作成する機会がありました。定期刊行物なので同じ体裁のレイアウトを次号以降でも作る必要があり、フォーマット数は決まってはいないということでした。 テキストデータ上で文字をコピーしてInDesign上のテキストフレームにペーストする……という作業を何度も繰り返せば形にはできるのですが、作業負担が大きくミス(選択漏れなど)の可能性もあります。何か省力化できる方法がないかと試してみたものをご紹介したいと思います。以下、動画とサンプルデータをご覧ください(動画が長くてすみません)。 なお、サンプルデータはそれぞれ以下のような内容になっています。 【A】コピー&貼り付けの繰り返しで各テキストフレームに文字を入力する。 【B】連結したテキストフレームに文字をペーストし、「次のスタイル」機能により一気に段落スタイルを適用する。 【C
今まで「正規表現スタイルを使うと複雑な書式指定作業も簡単に処理できる」という例をご覧いただきました。しかし反対に「簡単そうに見えて意外と難しい」というケースもあります。今回は、そんな例を1つご覧いただこうと思います。 私がいただいた仕事で「本文中の括弧書き部分のみ文字サイズを変えてほしい」という指示を受けたことがあります。下図は、設定前の状態です。 特に設定しないと最長一致になる 正規表現スタイルを使えば、簡単に設定できそうに思い、まずは以下のように設定してみました。 『テキスト』欄は(.+)と設定しました。(と)は、それぞれ全角の起こし括弧(始め括弧)と受け括弧(終わり括弧)です。.は任意の文字、+は1回以上の繰り返しという意味です。この設定で下図のような状態になりました。※分かりやすいよう文字サイズだけではなくフォント、文字色も変更しています。 これで一件落着……かというと、残念ながら
本文を明朝体で組むインタビュー記事で、下図のように人名をゴシック体にしたい……というケースを考えます。これが自動的に書式指定されるのであれば、編集者の方は入稿前の準備作業(マーカによる指示など)も必要なくなりますし、校正時の指定漏れチェックも楽になるはずです。 上図のように ■段落行頭の『人名:』をゴシックにする。 ■『人名:』から始まる段落行頭は字下げしない。その他の段落行頭は字下げのまま。 という体裁を目指します。※作業前に段落行頭が字下げされているのは、スペースを入力しているのではなく文字組みプリセットで『行末約物全角/半角・段落1字下げ』を選択しているためです。この設定は最後まで変更しません。 『先頭文字スタイル』機能を試してみる InDesignでは段落スタイルに対して『先頭文字スタイル』というものを設定できます。これは「段落行頭から最初の2文字だけ文字スタイルを変える」「段落行
下図のように文章内に計算式を記述するケースを考えます。 計算式(1行目)の括弧の前後にあるアキが気になるので、ここを詰める方法を検討しましょう。 括弧の前後にアキが生じているのは『文字組みアキ量設定』(詳しくは《こちら》を参照)で『行中』の文字間が『50%(0%~50%)』と設定されているからです。 『行中』の値を『0%固定』に変更すれば1行目の括弧の前後は詰められます。しかし2行目の括弧の前も詰まってしまうので、その方法は採用できません。 この問題を解決するために正規表現スタイルを使用します。 括弧の前後のアキを詰める まずは動画をご覧ください。 正規表現スタイルの設定は以下の通りです。 上段は『(?<=[+-×÷=])(』に対して『前-ベタ』という名称の文字スタイルを適用するという設定です。 『(?<=[+-×÷=])』は「直前の文字が『+』『-』『×』『÷』『=』のいずれかであること
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『mottainaiDTP』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く