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2008-08-04 - 青色2号 - Sun Raによるジャズ史試論 第1回
というわけでやってきました、第1回。今回はサン・ラとモダン・ジャズ、その双方の生い立ちについて辿っ... というわけでやってきました、第1回。今回はサン・ラとモダン・ジャズ、その双方の生い立ちについて辿っていきたいと考えています。 出生 歴史というからには、まずはその始まりを定義しなければなりません。 前回も少しだけ触れたとおり、サン・ラは自らを土星からの使者と自称し、生い立ちについてその痕跡を消し、あるいは偽り、周到にはぐらかし続けました。それが彼の意志であり、その忠実に意志に従ってあくまで「サン・ラ」として彼を紹介しようとするならば、彼の身にはじめて「啓示」が訪れたその日、あるいは初めて「サン・ラ」を名乗ったその日を始まりとすべきなのかもしれません。 が、まあいいでしょう。彼の生い立ちが多少なりとも分かっている現在、わざわざそんなに話を分かりにくいものにしてしまう必要もありません。私たちはまず、ややこしい経歴を持つこの人物の歴史の始まりを、人間としての出生日である1914年の5月22日と定
2008/08/08 リンク