サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
naruoga.hatenablog.com
Free Software Foundatoin Eurpoe (FSFE)のブログ: fsfe.org の野良翻訳です。 ミュンヘン市は新たな連立合意で「Public Money? Public Code!」(公金は公的コードへ)原則にコミット。FSFEは新市政におけるこの決定を歓迎し、実現の進捗を緊密に監視します。 ミュンヘン市のSPD*1 および緑の党は、3月の地方選を受けて、先の日曜日に連立協定に合意しました。 この中には、フリーソフトウェアの利用に対するポジティブな声明が含まれています:将来において「Public Money? Public Code!」原則が適用されるべきとのものです。 ミュンヘン市はこうしてFSFEからの要求に加わりました。 「FSFEはミュンヘン市政による「Public Money? Public Code!」ポリシーを歓迎します。 先のSPDとCSU*2に
この記事は、先日TDF Blogで公開された記事「ODF 1.3 approved as OASIS Committee Specification」(日本語訳「ODF 1.3、OASIS委員会の標準として承認」)の補足説明的ななにかです。 ほんとうは、標準化とかそういう「きちんとした」世界についてなにかものを申すには、きちんと下調べをして裏付け取ってなるべく正確なものいいをすべきだと思うのですが、正直、「ちゃんとする」には現状気力体力が足りないため、他人様の受け売りその他で雑に述べます。なので眉につばをたっぷりつけてお読みくださいませ……。 じゃあなんでそういう雑な記事を書くかというと、ちょっとウェットな物言いをすると、標準化で提供しようとしている価値に対して色んな人が色んなことをしてくれているんだなあという私個人の感謝の気持ちをみなさんと共有できたらなあという動機です。 OpenDoc
この記事はLibreOffice Advent Calendar 2019の24日目の記事です。なんと完走間近! 何年かやってますけど初めてです。うれしい。 さて今日のお話は、結論から先に書くと「こういうことできたらいいなー」と思ったら思いつきでも口走っておくと、行動力があるひとがなんか動いてくれていつのまにか実現したりするので、思慮浅く口走るの大事。って、内容です。むやみに長いです。 本題。タイトルのとおり、今年2019年は5月の25日、26日の両日、LibreOffice Asia Conference 2019(以下AsiaCon)というイベントを開催いたしました。 conf.libreoffice.jp タイトルの通り、アジアにおけるLibreOfficeの関係者がいろいろ集まっていろいろセミナーを行ったり議論したりなんだりするというものです。 これはなんどかいろんなところで書いた
この記事はLibreOffice Advent Calendar 2019の17日目です。 本記事はLibreOffice日本語チームあるいはThe Document Foundation、その他いかなるLibreOfficeコミュニティの意見を代表したものではない私見です*1。さらにいうと私はLibreOfficeの認定ほげほげではないので、ビジネスとしてガチに相互運用を検討したい場合はぜひ認定移行専門家にご相談ください。 さてと。 よく「LibreOfficeはMicrosoft Officeとの互換性がね……」という意見を目にします。そのたびに私みたいなうるさ型から「いやいや別にLibreOfficeはMS Officeとの互換製品だとは言ってないし」とか言われたって人もいるんじゃないでしょうか。 とはいえLibreOfficeはMicrosoft Officeと「互換」ではないのか
この記事はLibreOffice Advent Calendar 2019の15日目の記事です。昨日はhajime_nakagamiさんのLibreOffice の Base と Firebirdでした。 さて。お手元にある特定の文書。誰かにお渡しなければならないのだけど、あるいはWebなどで公開する必要があるのだけど、いやーこの一部の情報だけは隠さないといろいろまずい。そんな状況に急に追い込まれることが、この複雑な社会で生きていると、あるかもしれません。 要は見えなきゃいいんでしょ? じゃあ黒いオブジェクトを上に乗せて、PDFにして編集不可にすればいいじゃない。 ほら、これで大丈夫! けど、このPDFをLibreOffice Drawで開くと…… 動かしたら情報丸見え! そう、単にPDF化しただけでは、オブジェクトとしては残っちゃってるんですねー。 ナニナニ? Acrobatには「墨消し
この記事はLibreOffice Advent Calendar 2019の12/8分の記事となります。昨日はアイクラフト村上さんの「LibreOffice Conference 参加報告と珍道中」でした。わたくしの台風大変でした記事より遥かに面白かったですね。 今日は小ネタ。みなさんに公表したいというより、わたくしの個人的メモ。忘れそうなのでね……。 LibreOfficeくんには、LibreOffice Onlineという「オンラインで(ブラウザ越しに)使えるLibreOffice」があります。通称LOOL(ろーる)。 こいつ実用的にもきっと便利だと思うのですが*1、それよりも実装がなんというか大胆で、個人的にはそこがキュートだと思っております。そんな話をこないだオープンソースカンファレンス2019 Tokyo/Fallで話をしたんですが、いやー人来なかったですねw せめてスライドのP
どうもこんにちは。今年もあっという間に12月になってしまいました。クリスマスまで、また新しい年まで、あとちょっとですね。 ということでこのエントリーは、LibreOffice Advent Calendar 2019の初日ということになります。ちょっと今年は(例年以上に)エントリーが少なくて寂しいですね。皆さん今からでもぜひご参加を。 表題のとおり、LibreOffice Conference 2019 Almeríaに行ってきました。Almería(アルメリア)はスペイン南部にある素敵なリゾート地です。トマトが有名。 なお、表のレポートはgihyo.jpさんに掲載いただきました。 gihyo.jp ここではレポートに記載しなかったあれこれを。 2018年にも同じネタを書いたのですが、LibreOffice Conference(以下LibOCon、通称りぼこん)に限らず、海外のカンファレ
みなさん、認証プロキシはお好きですか? 私はもちろん嫌いです。が、まあそういう環境がまだまだ多数あるということも知っておりますし諸事情を考えるとやむを得ないこともあるのかなーとは思います。 そういうところでSeleniumによるGUI自動操作を行いたいというニーズがありまして……Google先生に聞いてみるといくつか答えが得られるのです。が、仕様変更があったり条件がちょっと違ったりとかしてうまくいかない。しばらく煮詰まっていたのですが、うまくいったのでご紹介。 結論としては: github.com を使ってこんなコードで良さそうです*1。事前に次のような変数は初期化されているものとします。 変数名 意味 proxyServer プロキシのサーバー名 proxyPort プロキシのポート番号 username プロキシ認証ユーザー名 password プロキシ認証パスワード // Brows
もう一月近く経ってしまったのですが、10月22日に、LibreOffice mini-conference 2017 Japanというイベントをやりました。参加いただいた皆様ありがとうございました。 このイベントは、10月21日、22日に、調布の電気通信大学で行われたopenSUSE.Asia Summit 2017 Tokyoの「イベント内イベント」です。 昨年末に行われたLibreOffice Kaigiが「日本語ユーザーによる日本語ユーザーのためのイベント」であり、それを象徴するように日本語の「会議」から名前を取って「Kaigi」にしましたが*1、「mini-conference」は、ヨーロッパの年次会議LibreOffice Conferenceのように、グローバルなカンファレンス(だけれども地域的)というのを目指したイベントです。 正直な話、LibreOfficeの日本コミュニテ
今日は時間がないのですが、取り急ぎ宣伝ですよ。 特集3「Ubuntuで動かすインクジェットプリンター」を書かせていただきました。 細かいフォローをしたいところもあるのですが時間がないのでそれは後日。狭いワンルームマンションにインクジェット複合機4台配置して原稿書きするのはちょっと大変でしたが、ライターあとがきにも書いたとおり、久しぶりに色んなプリンターをいじれて楽しかったです。 書きましたついでにもう一個、ここで紹介してなかったもの。 こんな本も書いてました。実は。 この本についてもまたいろいろフォローしたいことがあるんだけどまた別途。ちゃんと調べてないけど、MongoDBのRubyドライバーの今のインターフェースについて日本語で解説した書籍ってこれ以外にあるのかなあ。 別に買ってくださいというつもりはないですがご購入いただけるのであればアフィリンク使ってもらうと大変に喜びます。
ご無沙汰さんです。 ご存じの方はご存知ですが、今年も夏休みを取ってLibreOffice Conference 2016参加のためにチェコに行ってきました。 そして、行きの飛行機の中で発病して、到着した翌々日には病院に行き、その場で入院となって、三泊四日の入院生活を過ごして帰ってきました。 入院は9/7で退院は9/10、その足で鉄道と飛行機で9/11夜に日本に帰ってきて、9/12に病院に行って安静を命じられ、会社を3日追加で休んでお家でヒマヒマしてました。今はまあ、ちょっとまだ完全ではないですが、大分良くなりました。普通に歩けますし仕事もできます。 そんな内容を、9/17の小江戸らぐ #koedolug で発表してきたらまあまあ好評?だったので、せっかくだからまとめることにしました。発表資料はこちら↓。 Hospital days in czech / チェコで入院した話 from Nar
LibreOffice Advent Calendar 2015 21日目。本日も超小ネタ。 みんな知ってるのかなーと思ったのですが、意外と知らない人がいるようなので*1。 LibreOfficeのいろんな機能は実はコマンドラインから起動できます。 Ubuntu*2の場合は実行パスが通っているので、単純に実行できます。 $ soffice --help LibreOffice 5.0.2.2 00m0(Build:2) Usage: soffice [options] [documents...] Options: --minimized keep startup bitmap minimized. --invisible no startup screen, no default document and no UI. --norestore suppress restart/resto
2014.11.05 追記:とても重要な参考資料を紹介するの忘れていたので後ろにくっつけます。見てくださいね。 私は口先野郎なので、「LibreOfficeの日本コミュニティに一番必要なのはコード書く人。オープンソースはコード書く人が正義*1」とか言っていながら、自分はぜんぜんコード書いてなかったんですよね。これでも元はプログラミングでおまんまを食べてた人間として、これはいかんよなーってずっと考えてた。 開発に挑戦することに対してはいろんなハードルがあるだろうけど、LibreOfficeの場合はコードベースも巨大だしコミュニティもいろんな人が関わってるのでそれなりのお作法もある。正直、どこから手を付けていいかわかんないところがあります。で、私的には、もちろん開発そのものの難しさもあるけれども、それ以前に、とにかく自分の修正のパッチを送ってレビュープロセス通してって、人が介在するところに心理
いつにもましてつまらないし、ちゃんと事実踏まえて書いてないから読まないでいいよ。 とあるイベント……と隠す意味はないな、Ubuntu 14.04リリースパーティ14.05にて「普通おしごとでUbuntu使うよね?」と題して、会社でWindows押し付けられてcygwinとかで辛い戦いするぐらいなら仮想マシンでUbuntu使うんだってアリだよね?という趣旨のプレゼンをしたです。 Using Ubuntu on your work / 普通おしごとでUbuntu使うよね? from Naruhiko Ogasawara で、質疑応答で「Macじゃなんでだめなの?」って聞かれたんで「私は宗教上の理由でAppleは嫌いだけど、もちろんWindows以外のマシンが選択可能ならありなんじゃないの? OS Xはよくできてるし」って言ったらなんかそこ盛り上がっちゃってさあ。そこは本題じゃないんだけどなー。
この記事はMongoDB Advent Calendar 2013の二日目です。 後の人のハードルを下げるために、私はレベルが低い話を。 私の勤務先は中堅SIerでして、そこの小さなチームでつかそうな案件のときはMongoDBを使おうということで、出番を虎視眈々と狙っている次第です。以前は Scala に Play! Framework に MongoDB を組み合わせるという案件をやりまして、そのときのことは↓に書いたりしました。 Case study to use MongoDB in middle-class SIer / (中規模) SIerだってMongoDBできたよ! from Naruhiko Ogasawara しかし私の部署の中で最大与党は Ruby on Rails (以下 Rails) で図書館管理アプリを作っているメンバーでして、ここのワークロードが低いときにでもぱ
本当は年末に書くつもりだったのですが、ずるずると遅れてしまいました。どうもすんません。 でも2013年はあんまり面白い出来事がなかったというのが正直なとこなんですよねえ。どうにも書きにくいな。困ったな。 CUPS 1.7 リリース OS Xがリリースされるとき、それはCUPSがリリースされるときでもあります。ということでOS X Marvericksのリリースと同時にCUPS 1.7もリリースされました。聞いてないと思いますが日本語の翻訳をやったのは私です。 なお、何度か書いていることではありますがAppleという会社はOSその他のリリーススケジュールをいかなる形でも明らかにしない会社であります。そしてCUPSはOS Xでリリースされるものが最初のstableになるので、Ubuntu 13.10のリリース前に「いつ正式版出るの?」「それはね、明らかにできないんだよ」というやりとりがあり、結
この記事はDoc-ja Advent Calendarの18日目です。 超しょぼい話ですが、ちょっと驚いたよってネタ。 社内でPlay! Framework + Javaの案件が今走ってて、認証・認可系で使えるプラグインないかねえってことでいくつか調べてるうちにPlay! Authenticateに行き当たったのです。 私は開発メンバーではないのですが検証をお手伝いしてるときに、あれ、コレそもそも日本語サポートしてないなあってことで、元々のリポジトリをフォークしてサンプルで遊びがてらざくざくっと翻訳しちゃったんですね。念のため、翻訳作業については別ブランチに切って。 そしたら突然github経由で「pullさせてちょうだいリクエスト」が飛んできて。すごいびっくり。「日本語に訳してくれたんだすげー。それ pull していい?」って。もちろん最終的には pull-req 出すことも考えていたの
昨日なんとなくの流れでTwitterに(レーザー)プリンターのOEM話を書いたのでこっちにもこっそり転記しておく。インサイダーな情報はないはず。エンジンとかコントローラとかいう用語がわからない人はちょっと古いけどSoftware Design2012年10月号第二特集読んでください。というか、わからない人はこの記事読むの止めてお帰りいただいていいですよw Software Design (ソフトウェア デザイン) 2012年 10月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2012/09/18メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 35回この商品を含むブログ (12件) を見る レーザープリンターの OEM 事情 えーとまず断っておきますがぼくは仕入れでラベル付け替えてキッティングして売るビジネスとOEMの違いがよくわかってません。のでどっちもまとめてOEMといいます。 プリ
(2013.09.08 00:27 追記:山形県庁さんのことは今回のエントリーを書くきっかけに過ぎず前々から問題意識はあったので「…について」という釣りっぽいタイトルはやめて「……を受けて」にタイトル変更。私は山形県庁さんの決定そのものにはあまり感心がなく、その周囲に出てくる言説についてちょっと思うところがあっただけなのでー。今頃ごめんなさい) Facebook に書いたんだけど、こういうのはちゃんと外に向けて書かなきゃね、ということでまるっとコピペ。 あちこちで話題になっている山形県庁さんの件。 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1309/04/news112.html コミュニティの総意は知らない(そんなのそもそもあるのかしら)けど個人的な意見としては: オフィスソフトは業務達成の手段であって目的ではないのだから目的に叶うソフトウ
2013.06.24 20:20 追記:超恥ずかしい間違いをしてたので修正。ああ恥ずかしい><; 始まりは LibreOffice の日本語議論用 ML のこのスレッド。 http://www.mail-archive.com/discuss@ja.libreoffice.org/msg02407.html で、まあいろいろやり取りがあって、ぼくの中では: READY = 「印刷可」 WAITING = 「待機中」 でほぼ決まってるのですが(というのはメールにも書いた)、なんでお前そんなことグチグチ悩むねん、ということをここに記録しておきます。 アプリケーションから見えるプリンターのステータス そもそもアプリケーションはプリンターのステータス、えっとこんな感じで見えるやつです*1、をどう得てるんでしょうか。 Windows の場合は GetPrinter() という API があって、この
小ネタ。というより宣伝。 LibreOffice Writer にプログラミング言語 Logo を実装した LibreLogo。こいつ結構面白いです。 で、実はちょっといじるとコマンドがまるまる日本語化するというのは: d:id:naruoga:20130304:1362399488 に書きました。 が、コマンド群の翻訳(自分でやったんですが)を見てると、どーも気に入らない。こいつとこいつはポリシーがぶれてるんじゃないかとか、こいつはこうしたほうがすっと日本語で読めるんじゃないかとか。 これは実際に、全部まとめて「こうなりますよ」ってものを示さないと議論ができないな、と思いまして、そういう解説ページを書きました。 https://wiki.documentfoundation.org/User:Naruoga/LibreLogo 解説ページの意図は discussion に書いてあります。
今日は酔っ払ってはいませんので通常営業に戻りますが、ちょっと仮眠のつもりが爆睡してしまったので、まあ、えと、日記にするにはあまり時間がないです。 とはいえPopplerについてはぼくそれほど詳しくないので、一瞬で終わると思います。 Poppler とは? FLOSS の PDF 操作ライブラリの一つで、総合的に見て一番使いやすいものです。総合的にというのは、依存関係が小さいとか、性能面とか、コミュニティの活発さとかそういう面を含めて、と認識してます。 開発主幹は Free Desktop の Poppler プロジェクトで、OpenPrinting が upstream になっている cups-filters とかはコイツをまあまあ使っています。 厳密にいえばプロジェクトとしては poppler-utils*1 というユーティリティも含んでるんですけどね。 Poppler の歴史 って、そ
明日某所でプレゼンしなきゃいけないんですがまだ自己紹介しかスライド書いてなくてどんぐらい喋ればいいかとか聞いてなくてスケジュール見たら1時間半もあるけどいったいオレにこの時間何をすればいいんだか教えてくれなおがさわらなるひこです。こんばんわ。 ネタは Linux 印刷ネタなんで、このブログ投影してダラダラ喋らせてもらえればラクなんですけど、さすがにそうもいかないわな。 ということで今日もこちらはさっさかやっつけるモードです。 昨日のエントリーで Ghostscript と Poppler という名前だけ出したんで、ちょっと説明しときます……とおもったら、GS だけで力尽きた。Poppler については明日。 よいこのみんなは各自調べてると思いますが、まあ、それはこのページなりの色を出しながら……。 Ghostscript とはなんぞや 知らん人はいないと思いますが……いや、印刷知らない人は
昨年に引き続き。 でも今年はあんまりなーというか。 全体的に 悲しいことに去年からのコピペが成立してしまうことが……以下コピペ。 残念なことに「ポンとつないですぐ使える」未来にはまだ距離はあると言わざるを得ません。基本システムはかなり整備されて来たので、あとは品質面ですね……特に GS は作りの複雑さと開発コミュニティの閉鎖性がかなり限界に来ている(気がする)ので、もうみんな PS すてて PDF にしようよ、Poppler を良くしていこうよ、と思ったりするんですけどね、なかなか難しいだろうなぁ。 CUPS と printerd CUPS 1.6 が今年リリースされましたが、結局「翻訳はコミュニティで」といきなり丸投げされ、お前1.5のときと言ってることが違うじゃんか! といいつつ、@kmuto さんと手分けして膨大な fuzzy と戦いました。査読してくれた @okano_t さんにも
昨日のエントリの続き。今度は印刷のパケット見てみましょう。 iOS 側のアプリケーションは標準の「写真」で、フツーに写真を印刷してみました。 IPP のやり取りを見てみるよ 述べたとおり、印刷ジョブは IPP で行われているので、IPP の上位レイヤの HTTP のアクセス見ようかなーって思ったら、IPP サポートしてるので、なーんだってことで IPP でフィルタリング。手抜きスマヌでござります。しっかし超便利だな Wireshark。 |Time | fe80::9284:dff:fe56:a4b3 | | | | fe80::ee55:f9ff:fec3:9461 |25.878 | IPP request |IPP: IPP request | |(53833) ------------------> (631) | |25.901 | IPP response |IPP: IPP
ときどき誤解されているフシがあるんですけど、私は技術的にはホントーにしょぼいんですよ。とくにここ数年は、「技術はもっと知ってる人にお願いする」ことに注力してたから。ということで今回もすげーしょぼいネタなので、間違えても鵜呑みにしないでくださいナ。 ということで今日は昨日の予告通り、Wireshark で Apple AirPrint を追いかけてみようって趣向と相成りました。 AirPrint のしくみ Apple が iOS 向けに提供しているソリューションに Apple AirPrint ってのがあります。これの仕様がみんなの見えるところに公開されてるかってのは知らないんですが*1、基本的にはこのエントリに解説されているとおり: Bonjour (= Zeroconf) で次の条件に一致するサービスを検索する _universal サブタイプに _ipp がある (= IPP がしゃべ
なんか前回のエントリ d:id:naruoga:20110930:1317351514 が沢山の方に読まれているようでありがたい限りです。 特にブクマコメントで温かいことばをいただいたみなさん、ありがとうございます。 今度飲みに行きましょう :) ということで、もうちょっと補足しときます。 えっと、私が FLOSS とか、コミュニティ活動に熱心で、「この会社はもっとオープンになったほうが、この会社のために、ひいては世の中のためになるんじゃねーの?」と思ってたから明らかに公知なこと(FLOSSデスクトップの印刷標準化動向とかね)については対外発表規定*1 とか無視してガンガン外で喋ってたってのは、多分ですけど、今回の早期退職のオファーの理由というわけではありません。いや、ありませんと断言できるわけじゃないけど。実際、どういう基準で選ばれたのかってのは明かされていないですしね。 一方で病気して
一部の方には口頭ベースでお知らせしておりますが、2011年9月30日を持ちまして、株式会社リコーを退社することになりました。 プリンターメーカーの人間として紙の可能性をもっと自由闊達にいろんな組織・人間と議論できるような会社に変えていきたい メーカーという中でエンジニアが生きやすい風土作りはメーカーの中の人間しかできないから、それを達成するのが目標 優秀なエンジニアとサラリーマンエンジニアどっちにも価値があるのであって、対立関係ではなく相互に協力し合えるマインドセットを浸透させたい 技術的にはどこにも優れたところのない自分にとっては、大企業にいるということだけが強みなんだから、ソフトをハックできない代わりに会社をハックしたい とかえらそうなことを抜かしておきながら逃げ出してんじゃねーよ、と思う皆さんも多いでしょうが、そのとおりです。嗤ってやってください。 Why? 弊社*1 が早期退職者優
2011.03.09 追記:なんか一方的な大企業否定に読めてしまうので、ちょっとそこのところ補足します。ちょこちょこいじって申し訳ない。 なにやら世間様では新卒で入ってくる技術者に対して言葉を綴ってあげようという催しが行われているようでございます。 謙遜でもなんでもなく、技術者としても平凡以下で社会人としても最低ランクの評価である私がそんなヒトサマにアドバイスなんてものを贈るような晴れがましい行事に参加できるわけはないので、こういう辺境の地で「アドバイスではないなにか」を書くのです。 私の立ち位置として、 「元」エンジニア。今は社内ニート 40歳まであと18日 連結売上高2兆円超、連結従業員数11万人弱の大グループの親企業の従業員 であるということは申し上げておくとしまして。 大企業に就職した皆様へ この不況下に安定した収入と身分を得られたことに、まずはおめでとうございました。 で、あえて
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『おがさわらなるひこのオープンソースとかプログラミングとか印刷技術とか』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く