28日午後3時頃、高知県の足摺岬沖の海上で、海上自衛隊の救難飛行艇が訓練中に機体を損傷する事故があった。乗組員19人は救助され、全員、命に別条はないという。 海上自衛隊などによると、28日午後2時55頃、足摺岬の沖合36キロの海上で、海上自衛隊の岩国基地所属の救難飛行艇「US-2」が離着水訓練中に波をかぶり、エンジン1基が脱落する事故があった。 この事故で、乗組員19人は救命ボートで脱出し、近くにいた小型タンカーが全員を救出した。19人の命に別条はないが、4人が打撲などの軽いケガをおり、午後6時半過ぎ現在、高知海上保安部の巡視艇など3隻が現場に向かっている。 救難飛行艇「US-2」は、波の高さが3メートル級の悪天候でも離着水が可能だという。