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大谷翔平
noel0530.blog98.fc2.com
こんばんは、ノエル・ギャラードです。 今夜紹介するのはスティーブ・パーカー著 仲谷一宏 日本語版監修 SHARKS世界サメ図鑑です。 まず、図鑑といっても魚類の図鑑や、恐竜図鑑、はてはウルトラ怪獣図鑑など、様々な種類があるわけですが、サメの図鑑のように魚類の中でも一つの種族だけで構成した図鑑を出版できるほど、多様な種類がいるのはサメくらいなものではないでしょうか? サメというのは4億年以上も前から存在し、様々な種類に分かれながらも海の生物のピラミッドにおいて常に上位を占めてきたほどに成功した生物で、特にこの図鑑の表紙になっているホオジロザメなどは、サメ=ホオジロザメというイメージがうかぶほどに一般に知られた生物となっています。 しかし、生きているうちに、ライオンや虎を動物園などで目にすることはあっても、生きたホオジロサメを自分の目で見ることが出来る方は、一部のダイバーか、運の悪いサーファー
こんばんは、ノエル・ギャラードです。 今夜紹介するのは冲方 丁、天地明察です。 本書は角川書店から2009年11月30日に発行され、第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞し,第143回直木賞の候補となったうえに、第7回北東文芸賞や第4回舟橋聖一文学賞といった様々な賞を受賞した作品ですので、書店に平積みになって大々的に売られているのを目にされた方も多いのではないでしょうか? ちなみに著者の冲方 丁は「マルドゥック・スクランブル」などの作品で知られてはいましたが、この天地明察が著者にとっての初めての時代小説だったことから、時代小説しか読まないような方の中には 「新人なのにいきなりすごい作家が出てきたものだ」 と驚かれた方も多かったと聞きます。 私はもともと、「マルドゥック・スクランブル」等、冲方 丁の作品をいくつか読んでいましたので、この天地明察についても 「変わった題名のSF小説だ
こんばんは、ノエル・ギャラードです。 今夜紹介するのは岳人備忘録―登山界47人の「山」です。 本書は東京新聞から刊行されている雑誌「岳人」に連載されている人気コーナー「30の質問」と「備忘録」を一冊にまとめたもので、日本の登山界をリードする47人の山への思い、言葉を聞かせてくれます。 47人の最初は、K2の南南東リブ単独初登やギャチュン・カン8000m北壁第2登という素晴らしい実績を持ち、ヒマラヤの8000m峰において、主に単独での挑戦を繰り返してきた山野井泰史への「30の質問」となっています。 この「30の質問」は、やはり山へ対する理解の深い「岳人」からの質問だけあって、非常に興味深い内容のものばかりなのですが、山野井泰史の回答はいたって自然体で、特に印象に残った質問として ・恐怖との山野井式付き合い方。 出発一週間ぐらい前から緊張が始まり、明日は成田ってときはすごく怖くなるけど、恐怖を
こんばんは、ノエル・ギャラードです。 今夜紹介するのは和田竜小太郎の左腕です。 本作は2009年11月に小学館から刊行された和田竜の三作目となる長編小説です。戦国期における西国の国人領主達の領土争いを国人領主、戸沢利高の家臣、林半右衛門の視点から描いており、序盤は林半右衛門と児玉家の武将、花房喜兵衛の力比べ、といった内容でエンターテイメント性の高い時代小説といった感じの作品なのですが、そこは「のぼうの城」で鮮烈なデビューをした和田竜のことですから、ただの時代小説で終わるわけがありません。 中盤からは、国人領主達の領土争いが、特異な火縄銃の才能を持つ十一歳の少年、小太郎の出現によってそれまで児玉家優勢であった戦が一転して戸沢家の優勢に変わるというめまぐるしい展開となっていくのですが、この小太郎がまさに戦国時代の狙撃手、それも「最強の狙撃手」と言っても良いくらいの凄まじい腕を見せてくれます。
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