2015年07月09日01:14 カテゴリ#FunkPrince たった独りで創りあげた濃厚エキスの塊 - Prince『Sign ‘O’ the Times』 2枚組大作のため、全曲レビューしようと思ったらめちゃめちゃ長くなりそうなので、取り上げるのを後回しにしてきたのだけど、これまで散々Princの変遷を紹介してきて、やっぱ流れとして、そろそろ取り上げねぇとなぁ、と思ったので、ここで紹介。 すべての楽器の音から「リズム」のみを引きずり出して構成された『Around the World in a Day』から一転、とにかく必要最低限の音以外は、抜いて抜いて抜きまくり、骨格だけを残して作り上げた『Parade』。全盛期のSlyをイメージさせる「引き算のファンク」はすごく内面的で、バンド感が希薄だったにもかかわらず、長いこと行動を共にしたバック・バンドRevolutionを従えてのアルバムだ