２度目の「就活」焦り、「もう後がない」あえて留年も : ニュース・トピックス : 大学新時代 : 関西発 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

大卒就職率「氷河期」並み 「氷河期」並みの９１・８％となった今春卒の大学生の就職率。内定を得られなかった若者たちの多くが今、２度目の「就活」に挑んでいる。来春の新卒者を対象に大手企業の出す内定がピークを迎える中、「浪人生」たちは不安と焦りを募らせている。 「もう後がない気持ちです」。兵庫県西宮市の男子大学生（２２）はせっぱ詰まった様子で話した。 今春卒業予定だったが、就職が決まらず、「新卒」で就職活動に臨むため、あえて留年を決めた。昨年度は、食品、医薬品メーカーを中心に約５０社にエントリーして約２０社の面接を受けた。１社だけ内定したが、納得できずに断ったという。 学費だけで６５万円、生活費を含めると百数十万円が余計にかかる。就職できた友人が多く、周囲は後輩ばかりで、相談できる相手も少なくなった。両親が「納得できるまで頑張れ」と言ってくれたのが支えだ。 今年は既に約１００社にエントリーして、