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大谷翔平
philcul.net
先日創刊された英文分析哲学ジャーナルReview of Analytic Philosophy誌(以下「RAP誌」と略)がエディトリアルボードにKathleen Stock教授を迎えたことに関して、若手分析哲学研究者を中心にSNSなどで現在多くの方が懸念を表明されています。また、こうした直接的な発信をされていないさらに多くの方々のあいだにも、この懸念が広く共有されていると考えられます。Stock教授は著名な美学研究者ですが、トランスジェンダー当事者への排除的な発言などで知られており、『フィルカル』編集委員でもある三木那由他氏は、RAP誌の体制が、日本の分析哲学研究者のコミュニティ全体が性的マイノリティの方々への差別を許容する一律な傾向をもつというメッセージとして受け取られ、若手の哲学研究者や学生、当事者の方々への不安を広げることになりかねないと危惧の念を表明しておられます。(https:/
新型コロナウィルスの感染拡大に伴って、各地で外出の自粛や書店・図書館の休業・休館の動きが拡大しています。これを受け、雑誌『フィルカル』はバックナンバーのなかからいくつかの記事を期間を限定して無料で公開いたします。雑誌『フィルカル』は専門家向けの哲学専門誌としてだけではなく、哲学に興味のある方すべてに手に取って頂きたいという思いで創刊されました。この無料公開では「文化と分析哲学をつなぐ」という『フィルカル』の試みをみなさまに知っていただくために相応しいと思われる記事を編集部がセレクトしました。困難な状況ではありますが、哲学に関心を持つ方のお力になれれば幸いです。 フィルカル編集部・長門裕介
2021年、 分析哲学系査読付き英文ジャーナル Review of Analytic Philosophy (RAP、通称ラップ) が株式会社ミューより創刊されます。 Editor-in-Chief には、 一ノ瀬正樹先生(東京大学名誉教授、現武蔵野大学教授) をお迎えし、 Associate Editors には、 Professor Alan Hajek (Australian National University)、 Professor Nick Zangwill (University of Hull, UK)、および Professor Graham Priest (City University of New York) など、 錚々たる先生方にご就任いただきます。 日本発、東京発のジャーナルとして、 国内外問わず、幅広く、 分析哲学に関する論文を受け付けております。 詳細は
レポート:東京堂ホール・トークイベント「哲学者と編集者で考える、〈売れる哲学書〉のつくり方」(2019年3月10日) 3月10日(日)、東京神田の東京堂書店内にある東京堂ホールにて、弊誌編集長長田怜の登壇したトークイベント「哲学者と編集者で考える、〈売れる哲学書〉のつくり方」が、オンガージュ・サロン主催で行われました。近年、ポピュラー哲学と呼ばれる従来とは異なるタイプの一般向け哲学書が次々とベストセラーとなり、哲学書の「売れ方」の新しい局面が目立ち始めています。『フィルカル』では、これまでにないこの動向に対し哲学研究者には何ができ何をするべきなのかを考えようと、4-1号にてポピュラー哲学特集を組みました。当日のイベントではこのポピュラー哲学特集の執筆者三名に加え、編集者二人を招き、精力的に発表と議論がおこなわれました。 登壇者は、弊誌編集委員で4-1号掲載のポピュラー哲学特集を企画した稲岡
分析哲学と文化をつなぐフィルカル、最新号『フィルカル Vol. 9 No. 2』が、8月31日(土)に発売となります。 内容紹介 特集「バーナード・ウィリアムズと哲学史」では、「道徳的な運」「人生の意味」をめぐる仕事で知られる道徳批判の倫理学者・ウィリアムズをフィーチャー。プラトン、デカルト、ニーチェ、コリングウッドなどとの格闘を読み解き、ウィリアムズの発想の根幹に迫ります。特集「音楽生成AIのELSI」では、近年急速に発展したAI技術をめぐって、既存のコンテンツを学習し、故人の歌声を再現する音楽生成AIに求められる倫理を考えます。特集3「ケアへの法哲学」では、ケアを基底とする社会のあり方をめぐり、法哲学の専門家たちが批判と応答を繰り広げます。その他、シリーズ「著者自身による外国語論文紹介」や、哲学者の意外な一面を覗き見できる「リレーコラム」、アニメの作画の良さを分析する投稿論文など。哲学
Vol. 1, No. 1 P.2 『フィルカル』創刊にあたって —分析哲学と文化を結ぶ— P.6 『フィルカル』の構成 哲学への入門 P.12 自由論入門 第1回(高崎 将平) 文化としての分析哲学 ●特集シリーズ:分析哲学とモダニズム P.42 分析哲学とモダニズム(長田 怜) P.68 美術におけるモダニズム—グリーンバーグからイヴ=アラン・ボワへ—(河合 大介) P.84 モダニズムの絵画はいかにして絵画を批判しうるか—ネルソン・グッドマンの記号理論から考える—(松本 大輝) 文化の分析哲学 P.112 文化に入り行く哲学—デイヴィドソンの言語哲学の限界をめぐって—(古田 徹也) P.142 何が可笑しいのか—ユーモアを説明することの意味について—(八重樫 徹) P.160 声優と表現の存在論—〈棒〉とは誰か—(佐藤 暁) 社会
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