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アザラシの赤ちゃんが生まれるカナダの流氷や、ホタルを追い求めた山中など、撮影中のフィールドから、または取材準備の自宅から、日々の雑感をお届けします。 なお運営上不適切と思われるコメントは予告なしに削除することがありますので、その旨宜しくお願いします。
今年の秋には色々なカメラが登場して、その中では私の一押しは富士フイルムのX-E2で、私の周りのプロ写真家もかなりの数の者が、X-E2からミラーレス導入になりました。特にシリアスなドキュメントが定評のフォトジャーナリストとかが、これなら「使える」と導入し、使い出したら「もうこれで十分」という評価をしているのが目に付きます。アマチュアの方では「撮りたい被写体」が明確にある人がこれを選んでいるように思えます。「何々を撮りたいからこれを選んだ」という話がほとんどなのです。
X-E2が発表になってから、このブログでものすごい勢いでX-E2を褒めてきました。実際に「買いました」という報告を多数いただいています。プロの方からも多く、それらの方は「あの小原がこれだけ褒めるのだから」ということで購入されました。 購入されたプロの方は、かつてのジャーナリスト仲間や現役ジャーナリストの後輩たちが多かったです。片手で足りない数のプロの方から購入報告をもらっています。アマチュアの方を含めたら、両手、両足でも足りません。 このブログでの「べた褒め」は富士フイルムさんに頼まれたものではなく、私が自主的に行ったものであることは、ここに記しておきます。私が褒めたかったから褒めただけです。 なぜあれだけ褒めたかというと、X-E2のテスト機を試用した時に思ったのが、このカメラはすごく真面目に作られたなあと思いました。でもカタログやカメラ雑誌などでは、このカメラの良さは伝わらず「多分売れな
写真は今週号の「週刊文春」の広告ページとグラビアの「原色美女図鑑」の見開きページの上に、大日本インキ化学の「Color Chart」を置いて写真に撮ったものです。 私は10年ぐらい前のデジタルカメラの初期の頃には、こうやって「記憶色」の肌色を学んでいました。印刷会社の製版の人がモデルさんの肌色をどんなインクの配分の色にしているかを、このチャートで見て推測していくのです。 そしてCが○%、Mが○%、Yが○%、Kが○%の肌色はこんな色と覚えていったのです。これでいくつか良く使われている肌色を頭に叩き込むと、こんどはコンピュターでPhotoshopのモニターで「情報」を見ながら、CMYK数値で開いているデーターの肌色がどんなものだが判るわけです。実際には「あの色よりYが多いからちょっと黄色っぽい」「あの色よりMが多いからちょっと赤っぽい」といった具合です。RGB数値では色が想像しにくいので、あえ
今日は各紙の新聞朝刊を買って来ました。昨日の原発再稼働反対デモを取り上げた扱いに大きく差があります。でも今まで無視をしていたのい比べたら大違い、確実に市民の力は影響を与えています。でも読売新聞だけは変わらないですね。 中日新聞は系列の東京新聞が1面トップなのに比べて、2面での扱い。大飯原発の福井県も販売エリアにしているだけに、この扱いの差は残念。 読売新聞ではこのデモは「無かったことに」なのかな。ここの記者で上司やデスクに辞表たたきつけたりするやつはいないのかな。若い頃の私は嘱託だったが、そうやって何度も雑誌の編集長と喧嘩して、自分の主張を貫いて飛び出て来た。まあ日本の新聞記者はジャーナリストというよりサラリーマンだからなあ。でもあの編集主筆の下でよくやっていけるよなあ。 今回扱いが大きかったのは毎日新聞。1面の他に社会面でもしっかり取り上げていた。何かが変わったね。毎日の写真も良かった。
前にも書いたことがあるのだけれど、今日MSNニュースに載っていた河村たかし名古屋市長の南京虐殺事件に対する発言への意見広告の問題を見て、書いておきたくなった。長文にて失礼します。 「歴史は必ずしも事実の積み重ねではない」私が報道写真を辞めた一番の理由はそこにある。この写真は私が天安門事件で撮った写真で、私が撮った報道写真の中で最も国際的に評価された一枚だ。LIFE誌のThe Best of LIFEにも選ばれている。 ただこの写真が伝えたものは私の意図と違って伝わっている。 これは「戦車を止めている学生たち」ではなく、「学生リーダーたちが、興奮した学生たちが戦車に向かうのを止めている写真」なのだ。 天安門広場はすぐに軍に包囲されて、ほとんどの外国人ジャーナリストはホテルに戻っていたため、外からの取材となった。また多くの市民が天安門広場に向かってきて暴徒とかし、かなりの数の人民解放軍兵士も犠
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