規制線が張られたホテルを不安そうに見る通行人ら=8日午後7時12分、那覇市牧志の国際通り(喜瀬守昭撮影) 那覇市の国際通り中間地点付近に立つホテル出入り口に突如、物々しく規制線が張られた。国内外から訪れる観光客らで華やかな賑(にぎ)わいを見せる夕方の通りは一変、騒然とした空気に包まれた。 県警によると、殺人未遂容疑で逮捕された男(20)と被害者で父親の男性(46)は、家族と県外から訪れホテルで宿泊していたとみられる。消防から110番通報を受け、駆け付けた警察官がホテル内にいた容疑者を発見した。事件現場付近からは凶器とみられる刃物1本が押収された。男性の腕には抵抗した際にできる防御創とみられる傷も確認されているという。県警は事件の経緯など詳しく調べている。 国際通り沿いはパトカーや消防車両がずらりと並び、現場検証に当たる捜査員や宿泊客がホテル出入り口を行き交う様相が続いた。 ホテル付近の衣服