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黒い森の中の狩り人の狼と子羊の仮面は青く光り
0120 いつの間にかそこにいる二匹の獣 私たちは、いつも一人……もしくは、二人でした。 別に、一人、ない... 0120 いつの間にかそこにいる二匹の獣 私たちは、いつも一人……もしくは、二人でした。 別に、一人、ないし二人きりであったことで寂しく思ったことはありません。 その理由はいつも、私の隣には私が、もしくは誰かが、いたからでした。 私たちは二人で一つであり、一つを二人で分け合ったような、そんな存在でした。 その黒い森の中では、私たち以外の全ては私たちに対して敵意を持っていました。 それは動くもの、だけではなく動かぬもの、例えば草木、例えば湖、そして空気さえも、 私たちの敵でした。 最初は独りだったことを覚えています。 けれどもいつからこうして二人になったのかは、もう覚えてはいません。 その子は私と違い、白い毛皮を持つ子羊でした。 「狼さん」 私は狼と呼ばれています。 「なんでしょうか、子羊」 子羊はいつも仮面をつけているため、その表情を知ることはできません。 「今日はどこに行きましょうか」