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大谷翔平
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私が学生のときに知っておきたかったこと 先日、学習院大学のベンチャービジネス概論にてゲスト講師として登壇させていただく機会をいただきました。普段から大学生向けに話をすることは多いのですが、大学に出向いて授業の中でお話するのは、年に数回あるかないかです。ひととおり、私個人の起業ストーリー(大きな成功も大きな失敗もしていない中途半端な立場ですが)をお話した後に、なぜ今ベンチャーなのか?というお話と、私が学生のときに知っておきたかったこととして、以下の3点にポイントを絞ってお話しました。 1. ワイルドさこそ真の安定。 経済的な安定を求めるのは当然だし、当たり前のこと。安定志向であるというのは決して悪いことじゃない。何が問題かというと、真の安定とは何かを理解していないこと。安定した大きな会社に入ることが安定ではなく、むしろ先人たちによって作られた稼ぐ仕組みの中で稼がせてもらっているだけで、いざそ
経営企画の罠 弊社では、つくらないと決めている部署があります。 経営企画部、社長室みたいな部署です。 フェーズによって必要になると思うので、これらの部署がある会社を批判する意図は全くありません。 ただ、私たちの今の組織、フラットでみんなが考えて行動する組織、行動を大事にする組織を維持する上で、上記のような部署はつくらない方が良いと判断しています。 「新卒でいきなり経営企画」という言葉に、「かわいそう」と反応できるかどうかを見ることで、その人のキャリアリテラシーというかビジネスリテラシーがわかると思っています。キャリアとかビジネスを分かっていない人ほど、なんでかわいそうなの?という反応になると思います。経営を企画する部署なんだからすごいじゃん、新卒でいきなりそんな部署にいけるなんて最高じゃないか!と思ってしまうのも無知であれば無理もないかもしれません。経営企画という四字熟語自体が、現場の若い
創業準備またはうっかり起業しちゃった人たち向けまとめエントリー 最近、学生時代から知っている若い社会人の方々から起業の相談や報告を受けることも多くなりました。GOOD FINDはアントレプレナーやベンチャースピリットのあるビジネスリーダーを輩出するプラットフォームでありたいとの想いがあるので、少しずつ将来イメージしている構想の一部が実現しつつあるかなと思っています。 昔に比べて、起業が身近になった、起業しやすくなったという部分はあるかもしれませんが、相変わらず起業周りの知識(起業リテラシーのようなもの)は、少なくて、いろいろと誤解や思いこみ、無知に満ちた世界だと思っています。私自身、起業当時の自分は相当に無知で世間知らずであったと振り返ることができますし、さまざまな点で、勘違いがありました。 ということで、起業を考えている、起業しようとしている、うっかり起業しちゃった(笑)人たちのためのま
ブランド企業に就職すると良いという誤解 学生はもちろん、多くの社会人が持ちやすい誤解について、改めてちゃんと書いておきたいと思います。 ブランド企業に入りたくてしょうがないブランド志向の学生諸君、ブランド企業の内定者の皆様、ブランド企業に在籍する社会人の皆様、ブランド企業に入ることを目指す学生向けに高い講座を販売している業者の皆様は、必死になってこの事実を否定したくなる気持ちもわかりますが、実際に私が目にしている事実のケースをもとに書いていますので、真実を含んでいるものとして受け止めていただければと思います。 ◆中途採用の際に前職がブランド企業・大企業だと評価されるという誤解 転職の際に、履歴書の社名を見られて、無名企業だとダメ、有名企業だとOKと、企業側が判断すると考えている人は、採用担当をバカにしていますね。もちろん、そんなバカな採用担当もいるかもしれませんが、賢明でまともな採用担当が
新人が社内で信頼を獲得する方法 2010年の春から働き始めている新入社員の皆さんは、そろそろ3か月を経つころで、職場にもなじみ始めて、仕事のなかでどのように頭角を現していけばよいだろうか?などと考え始めている人も多いのではないでしょうか。 思い返して、私がジュニアポジションだったときに意識していたのは、何だったかと言うと、まず組織の中で信頼を勝ち取るということでした。 信頼とは勝ち取らないと与えられないものであり、いくら同じ会社の人間とは言え、入ったばかりの新人や若造をいきなり信頼してくれるほど甘い組織は皆無です。 無条件で信頼しろというのは、甘えにすぎません。アマチュアの世界では通用するが、プロの世界では通用しない。信頼されるための努力をするのが当たり前。 仲間なら無条件で信頼する組織とは、理想の組織のようでいて、プロの組織としては失格である。プロとして仲間から信頼されるように最大限の努
親のために就職先を選ぶ間違い この時期になると、就職活動生にとって、ぼちぼち内定も出始めていて、入る会社をどうしようかと悩み始める時期だと思います。ベンチャー企業や中小規模のマイナーな会社だけど、若いうちから裁量もって活躍できそうな成長しそうな会社にわくわくする自分と、やっぱり最初はブランドのある大企業に入る方が良いのではないか?親も周囲の友達もその方が称賛してくれるし、と思い始める自分。2つの自分の間で葛藤があったり、悩んだりするでしょう。 悩むのは当然なので良いのですが、一般論に流されることなく、自分の頭でしっかりと考えてほしいと思います。 ベンチャーや無名の会社に行くことにはメリットもあれば、当然リスクもある。でも、ブランド大企業に行くことにも、メリットもリスクも存在する。多くの場合、ベンチャーに行くリスクが過大評価され、大企業にいくリスクが過小評価される傾向にあります。大企業にいく
理想的なスタートアップのキャリアパス 面白いブログ記事を見つけたので紹介したいと思います。 Chris Dixonさんのブログです。 プロフィールを見ると、このお人はどうやら、 ・個人投資家としてスタートアップやアーリーベンチャーに関わる ・McAfee社に売却したSiteAdvisorの共同創業者CEOだった ・他にもウェブアプリケーションのスタートアップを大手に売却 ・ヘッジファンドやベンチャーキャピタルに勤務していた ・ベンチャーキャピタルではSkypeの初期投資を手がけた ・ハーバードビジネススクールのMBA、コロンビア大学卒 のすごい人です。現在は、flickrの創業者とともに、集合知による意思決定支援サイトHunchの共同創業者となっているようです。 さて、何が面白いかというと、「The ideal startup career path」という記事です。つまり「理想的なスター
人材輩出企業の条件について 市場価値の高い人材を生み出す人材輩出企業の条件について、ここ数年間、いろいろな経営者や起業家の方々からお話をお伺いしたり、活躍するビジネスリーダーの方々の事例から見聞きしたりする中で、考え続けてきました。 こんなことを考えている動機は何かというと、 学生の皆さんに良い会社選び、仕事選びをしてほしいという想いはもちろんあります。 それ以上に、私がもともと今のスローガンの事業に取り組む使命感(こちらにまとめています)を感じたのは、国の宝でもある若い才能がどこの産業に行くかによって日本の将来が決まると考え、若い世代の就職活動での選択いかんによっては日本は本当に地盤沈下していって「いまいちな国」にどんどん成り下がる危機感を感じたからです。 私の問題意識をまとめます。 できあがった産業に才能が投入されてしまうのは、個人の能力開発という点でももったいないし、社会的にも損失が
キャリアに関する誤解もろもろ 先日は起業・創業に関するセミナーであったわけですが、キャリアに関する質問が予想以上に比重を占めてしまい、改めて学生がキャリアについてどう考えるべきかという観点で強い関心があることがわかりました。 キャリアをテーマにして、私どもも様々な方々をお呼びして、さまざまなセミナーを開催してきましたし、これからも開催していくつもりですが、いくつか共通して重要なテーマがありそうです。 いわゆる、巷でいうところのキャリアデザインとかキャリアをつくるといった発想はあまり、現実的ではないですし、どうしても打算的・かつ自己中心的になりがちですし、過去のロールモデルを歴史的時代背景を考慮した読み替えをせずに、そのまま適用しようとするために、もろもろ誤解が発生し、機能しないように思います。 以下、少し思うところを書いてみようと思います。 ◆打算的・自己中心的になりがち キャリアなどデザ
若者の挑戦を称賛する文化を 今年の就職活動生からの内定報告が続々と届き始めています。今年は昨年と180度変わって買い手市場となっておりますので、意中の会社から内定をもらった方は本当に喜びもひとしおですね。 私たちは、できあがった会社よりもできあがっていない会社にいって、会社を創りあげる側にまわることにチャレンジすべし、とのメッセージを一貫して発信してきました。 ここ数年も、外資戦略コンサルや外資投資銀行を蹴って、社員数十名のベンチャー企業に行ったり、外資ITコンサルを蹴って、10名以下のベンチャーに入社したり、国内大手IT企業を蹴って、社員10名程度のベンチャーに入社したりと、挙げればきりがないのですが、大手エスタブリッシュメント側に敢えて行かずに、これからの新しい会社に入社するたくましい若者が増えてきています。 いつの時代もエスタブリッシュメントな企業には、本当に優秀なエッジのたった層は
大学生が読むべき本50冊 フリーマガジンに載せる「大学生におすすめしたい書籍リスト」というコーナーに当社のライブラリーから50冊選んで、リストアップしました。完全版というわけではないですし、もっと読むべき本はたくさんありますが、ビジネスの世界で活躍を志す人たちに読んでほしい本を挙げてみました。なぜ、あの本はないのか?あの本は入れるべきとの声、大歓迎です。 せっかくの機会ですので、こちらのブログでも紹介したいと思います。 愛するということ 神との対話―宇宙をみつける自分をみつける (サンマーク文庫―エヴァ・シリーズ) 人を動かす 新装版 リーダーシップの旅 見えないものを見る (光文社新書) 影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか パラダイムの魔力―成功を約束する創造的未来の発見法 個人主義とは何か (PHP新書 459) 平成三十年 (上) (朝日文庫) ローマ人の物語 (1) ― ローマ
2020年12月09日 2年以上ぶりの近況報告 前回のこちらのブログ投稿が2018年7月なので2年と5か月ぶりとなります。 2020年10月にはスローガン株式会社も設立15周年を迎えることができました。 このブログも15年以上前から書いているので、過去記事は赤面もので、自分でも怖くて読めないぐらい恥ずかしいのですが、過去の自分の遺跡みたいなものだと思って保存しております。 思い返せば、今年1年は本当にがらっと生活が変わりました。 コロナ禍で、リモートワーク中心で、ほぼ出社しなくなり在宅でも勤務が増えました。 スローガンがこれまでやってきたことは、新産業・イノベーション領域が健全に発展していくための人材供給の仕組みをつくることだと思っています。具体的にはベンチャー企業・スタートアップの採用を支援することでした。 一段階、抽象度を上げて捉え直してみると、それは、日本の伝統的な大組織のコーポレー
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